愛する

悪口、口論、暴力、許される範囲はどこまででしょうか。
福音は敵意を戒めています。
それは「どこまでなら許されるのか」という問題ではありません。

求められているのは「心＝性質」であり、
主の御心にかなう行動は、主の御心にかなう思いから生まれます。
その思いがあれば、どのように行動すべきか導きが与えられるからです。

「敵を愛する」とは、敵意を捨て、
相手のために何ができるのかを考えるという意味です。
愛を示すことができないと悩んでいるなら、すでに充分な愛なのです。

敵意を捨てれば悪口は消えますが、
敵意ではなく、愛しているからこそ口論になることもあります。
愛があるからこそ許せないないこともあるのです。

同時に「愛があるからといって何かができるわけではない」こともあります。