ある時期「リスペクト」という言葉が
世の中を席巻した。
誰も彼もがそれに手を伸ばし
我が物顔で口々に声にする。
その輝きに対して、戸惑うオマエラには
それは格好の餌だった。
誰かを尊敬し認めるという行為は
所在無き劣等感を都合よく優越感に変えてくれた。
その行為は妬みに比べればさも崇高で清潔に見えるものな。
親の脛をかじり続けるクソガキどもが
せっせと父へ母へリスペクトを歌う。
世界平和もロックも大安売りで渦巻いて
案の定
瞬く間にその価値はゼロに等しくなった。
今や、「リスペクト」の権威は見事に失墜し
笑いの種になるに至る。
ガキどもが食いついたのは結局
言葉でもその意味でもなくてただのオモチャであり
飽きれば次のオモチャを探してさまようだけ。
構造は変わっていない。
ここ最近、新たに台頭してきたのは
「ありがとう」
相変わらず、上辺に食いつく輩は耐えないが
前者に見る、派手さがない分、幾分かその価値を失わず
上手く浸透しているような気がしている。
何が違うのかといえば品なのかもしれない。
「品格」という言葉も今もてはやされているが
つまり食い荒らされる言葉というのは下品なのかもしれない。
それに比べると「ありがとう」は上品。
クソガキどものひ弱なアゴでは噛み砕けない。
世の中を席巻した。
誰も彼もがそれに手を伸ばし
我が物顔で口々に声にする。
その輝きに対して、戸惑うオマエラには
それは格好の餌だった。
誰かを尊敬し認めるという行為は
所在無き劣等感を都合よく優越感に変えてくれた。
その行為は妬みに比べればさも崇高で清潔に見えるものな。
親の脛をかじり続けるクソガキどもが
せっせと父へ母へリスペクトを歌う。
世界平和もロックも大安売りで渦巻いて
案の定
瞬く間にその価値はゼロに等しくなった。
今や、「リスペクト」の権威は見事に失墜し
笑いの種になるに至る。
ガキどもが食いついたのは結局
言葉でもその意味でもなくてただのオモチャであり
飽きれば次のオモチャを探してさまようだけ。
構造は変わっていない。
ここ最近、新たに台頭してきたのは
「ありがとう」
相変わらず、上辺に食いつく輩は耐えないが
前者に見る、派手さがない分、幾分かその価値を失わず
上手く浸透しているような気がしている。
何が違うのかといえば品なのかもしれない。
「品格」という言葉も今もてはやされているが
つまり食い荒らされる言葉というのは下品なのかもしれない。
それに比べると「ありがとう」は上品。
クソガキどものひ弱なアゴでは噛み砕けない。