いつも寝不足 (blog版)

動物園・水族館へ行った記録が中心(?)。
他の話題はいつも寝不足 (信州FM版)で。

「森」という将軍がいたわけではない

2005年09月29日 | 外出
森将軍塚古墳長野県立歴史館へ行ってきた。森将軍塚古墳は、森という地籍にある権力者(=将軍)の墓(=塚)という意味で、「森」という名前の将軍がいたわけではない。近くに、有明山将軍塚古墳というのもあるが、同じだろうと思う。

さて、森将軍塚古墳は前方後円墳だが、山の尾根に作られているので前方と後円がくの字に折れ曲がったようになっていて、尚かつ、後円が真円ではなく歪んでいる。そのくらい造る前に気がつけよ、と言いたくなるが、非常に見晴らしの良いところにあって、多少の無理をしても造りたかったのも分からないではない。
森将軍塚古墳からの見晴らし

古墳のある山の麓には、森将軍塚古墳館があり、古墳から出土したものや、古墳内部の石室が復元されている。冒頭の写真は石室の内部。下の写真が上から見たもの。
石室(上から)

さて、森将軍塚古墳館と長野県立歴史館との間には、当地で発掘された5世紀前半頃の村の跡が復元されている。使用目的によって何種類かあり、それぞれに造りが違う。ただ、現状は作業小屋兼物置みたいに使われているのはご愛敬か? また、防虫・防腐のためだと思うがかなり強烈に燻されていて非常に焦げ臭かった。
住居 納屋 倉庫

住居内部の復元は、歴史館の方でされている。下の2枚はその写真。真ん中に火をたく場所があり、その上に棚が吊されていて燻製などが作れるようになっていた。
住居内部(1) 住居内部(2)