大工の内海さんとの付き合いは浅い。
ふた月に一回くらい打ち合わせで一緒になる程度だ。
会えば「内海」という漢字は瞬時に浮かんでくる。
しかし、読み方が出てこない。
「う・・・」で、いつも止まってしまう。
そういうときは、内海好江師匠を思い浮かべることにしている。
そうすれば たちどころに内海師匠の顔が浮かび上がってくる。
しかし、浮かび上がってくるのは顔だけだ。
内海師匠を見上げたまま「う・・・」っと固まってしまう。
大工の内海さんとの付き合いは浅い。
ふた月に一回くらい打ち合わせで一緒になる程度だ。
会えば「内海」という漢字は瞬時に浮かんでくる。
しかし、読み方が出てこない。
「う・・・」で、いつも止まってしまう。
そういうときは、内海好江師匠を思い浮かべることにしている。
そうすれば たちどころに内海師匠の顔が浮かび上がってくる。
しかし、浮かび上がってくるのは顔だけだ。
内海師匠を見上げたまま「う・・・」っと固まってしまう。
作者は「呪怨」のノベライズを書いた人。
想像通りにやり場のない陰湿なストーリー。
これを読み始めたのは6月始め。
その月に仕事で大きなミスを二つもやらかした。
もしや、この本のせいではないか。
「呪怨」だぞ。
忌まわしい本なんだぞ。
呪われてんだぞ。
などと、不吉に思い、中ほどまで読んで中断した。
仕事のミスが一段落した10月からまた読みだした。
呪われるといけないので早く読み終わろうと雑に読んだ。
どうせ、実も蓋もない後味の悪い終わり方をするのだろう。
と、投げやりな気持ちで読んだ。
と、悲惨だが意外と救いのある終わり方をした。
これならばもう少し真面目に読んどけばよかった。
★★★
山本太郎議員、四面楚歌。
なにかしでかすとは思っていたが、ここまで愚かなやつだったとは。
陛下にそれを伝えたとして、そのあと、陛下になにを期待するのか?
大バカ野郎としかいいようがない。
第二次大戦末期。
初年兵、武良茂(水木しげる)二等兵のゆるい視点の戦争記。
末端の兵士の視点で描かれていることもありとてもわかりやすい。
生死の狭間にいるにも関わらず著者の能天気ぶりに和んでしまう。
ページごとに作者の挿絵が掲載されている。
ほとんどが戦時中に描かれたものである。
スケッチ風の絵になっていて文体同様に味わい深い。
語りは陽気だが、場面の多くは生か死かのギリギリの修羅場である。
前半共に行動した仲間はほとんど亡くなっている。
著者自身も度重なるマラニア感染で死にかかる。
また、敵の奇襲にあい、奇跡的に逃げおおせたもののその後の爆撃で片腕を失う。
まさに九死に一生なのに終始楽天的なのである。
この度量の大きさというか呑気さには感服する。
もし、ここで著者が戦死していたならば、と思うと寒気がする。
戦後の日本に水木しげるが存在しない。
「ゲゲゲの鬼太郎」の存在しない日本になっていたのだから。
それは私にとって、「鉄腕アトム」の存在しない日本より何倍も空虚な世界である。
★★★★