巨大な龍が暴れまわっていた。
近所の人たちが次々と食べられていた。
私は危機一髪のところを逃れると、大きな太刀で龍を真っ二つにした。
近づいて龍の死骸をまじまじとみた。
全長20mはあった。
龍といより伊勢海老に近かった。
甲羅は茹で上がった伊勢海老のように赤い。
手にも足にも甲殻類特有のトゲトゲがあった。
切断された胴体の中をのぞくと、エビ味噌がいっぱい詰まっていた。
どろどろの灰色の不味そうなエビ味噌だった。
龍の死骸は川岸の横に横たわっていた。
私は龍の脇をすり抜けようとしたが龍のトゲトゲが邪魔して先に進めない。
川に落ちそうになる。
川の対岸の木にはサクランボがたわわに実っていた。
どれも大きい。
一粒が3センチはある。
すぐ手前にサクランボの重みでだらりと垂れ下がった枝がある。
手を伸ばせばなんとか届く距離。
誰も見ていない。
岸側に体を預けながら目いっぱい手を伸ばす。
とりわけ赤く熟したサクランボを2~3個まとめて鷲掴みにする。
手首を使ってねじり込むようにしてもぎ採る。
力を入れすぎたせいで手の中から果実汁がしたたり落ちる。
うめえぞこりゃ~
と、口にしようとしたとき、耳元で電話のベルが鳴った。
夢だった。
電話は〇〇工務店の専務からだった。
あ゛ーーー
狙いすましたようなタイミングの悪さ。
あと少しで食べれたのに・・・
<ノ゜◇゜>ノオオオオォォォォォォ- 原題『ドラゴンチェリー』!!!
何ともファンタジックな映画、いえ夢!
兵庫的には巨龍をも一刀両断する太刀が何であったか大いに興味の有る所。←そこかよ。
( ゜д゜)ハッ! もしかして聖剣エクスカリバーかも!
>あと少しで食べれたのに・・・
いやいや、その巨大サクランボを食べたら最後・・・
クレソンさん自身が龍に変身すると言った恐ろしい結末が待っていたかも。。。
たとえ龍に変身しようともあのサクランボは食べたかったです。
しかし、なんでいつもいいとこで夢は中断されるのでしょう。
もしかすると、中断されるのを分かっていて、その時間にピッタリ山場をもってきているのかも。
いつも、いつも、すんでのとこでじゃまが入ります。
タイミング良すぎですよ。
やはり夢には予知能力があるんですよ!
まったく役に立たない予知能力が!