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QAZのつれづれ日記

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白内障の手術をしました

2025年04月06日 | 健康


白内障手術は昨年5月のこと、大変遅くなりましたが記憶が薄れてしまわないうちに記録に留めておきたいと思います。

私は学生の頃からずっと近視でメガネをかけていましたが、歳を取るとともに遠くばかりか近くも見えにくくなり手術前までは遠近両用メガネをかけていました。
しかし最近はメガネをかけていても近くも遠くも見えにくく、かつぼやけて見えるようになってきました。
また陽ざしが強いと目がまぶしく感じるようにもなりました。
眼科で診てもらいますとこれ以上メガネでの矯正は難しく白内障手術を勧められました。

白内障手術をするにあたり一つ問題は持病の糖尿病との関係です。
糖尿病性白内障は持続する高血糖に由来して生じる目の病気の代表的なもので、糖尿病に罹患すると健常者に比べ約5倍も白内障になりやすいとのデータもあります。
ただ多くの場合糖尿病性白内障と加齢白内障との識別は困難のようです。
血糖値が高い状態で手術を行うと手術創が治りづらくまた感染症にもかかりやすくなるため、手術する前にしっかり血糖コントロールを行い血糖値が落ち着いてから手術を受けるのが基本で、また術後の衛生管理も重要とされます。
以前は血糖値が高いと白内障の手術は控えるべき(例えばHbA1cが7.5%以下であることが望ましいなど)と言われていましたが、体の負担の少ない低侵襲化の進んだ今日の白内障手術では、血糖値にそれほどこだわる必要はないと考えられています。
私の場合手術前数ヶ月のHbA1cの値は7.5~8.0程度でした。

手術前のもう一つ、最大の問題は眼に入れる眼内レンズの焦点をどうするかでした。
レンズのピントを遠方に合わせるか、中間に合わせるか、近くに合わせるかです。
レンズは一度入れてしまうと取り換えが非常に困難であるため慎重さが求められます。
白内障手術で一番悩んだのはこの点です。



手術医の先生、白内障手術をした人の意見を聞き、ネット情報もいろいろと調べましたが意見は様ざま、結局最後は自分で決めるしかなく、どっちみちメガネが必要ならどのレンズを選んでもそう変わらないのではと考え、遠方にピントの合ったレンズを選びました。

手術は最初右眼、1週間後左眼、いずれも日帰り手術でした。
手術はメスで角膜を切開しますから痛いのではという思いと、開いた目で手術の様子が見えているのではという恐怖感がありましたが、麻酔は注射ではなく目薬による点眼で、目が圧迫されているという感覚はありましたがほとんど痛みはなく、また手術中は目に視界を遮ぎる光線を浴びせられ、手術そのものは20分ほどで終わりました。
比較するのも変ですがこれならば歯医者より楽だと思いました。
術後は3種類の目薬を毎日ひんぱんに点眼、術後1年間定期検査が続きます。

目の状態が落ち着いた術後4ヶ月頃眼科医に処方箋を書いてもらいメガネ屋でメガネを作りました。
術前の裸眼視力は右0.1、左0.5、メガネをかけての矯正視力は右0.5、左0.6でした。
術後の裸眼視力は右0.6、左0.6、メガネをかけての矯正視力は右1.0、左1.0でした。
視力計の検査距離は5mです。
遠方にピントを合わせた眼内レンズを入れたのですが視力は0.6程度にしか回復せず遠近両用メガネにしようか迷いましたがパソコンのモニタやテレビが見づらいのは困りますので中近両用メガネにしました。
レンズを入れた状態での物の見え方には個人差があり、従って術後必要となるメガネも一概には決められません。
今のところ中近両用メガネを一日中かけていますが、かけたことによって遠くが見えにくくなることもありません。
手術とメガネのおかげで遠くも、またテレビ、パソコンのモニタ、携帯画面、譜面台の楽譜などもよく見えるようになりました。
目のかすみ、まぶしさも改善されています。

術後1年がたち来月で定期検査も終了します。
HbA1cもこのところ7.0前後に落ち着いています。



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