QAZのつれづれ日記

  思いついたことを気ままにブログで

暮れから新年へ

2024年01月05日 | 日記


新年早々の能登半島地震、被災された皆様に謹んでお見舞いを申し上げるとともに、亡くなられた方々に心よりご冥福をお祈り致します。

***

もう私も家内も両親や兄弟姉妹はこの世にいませんし元々子供もいませんので一軒家にのんびり気ままに家内と二人だけの年金暮らし、年末・年始といっても大混雑のなか帰省することもなく特に来客の予定もありませんし孫たちにクリスマスプレゼントやお年玉を用意する必要もありません。

毎日のほほんとした変わらない生活ですがさすがに重い腰をあげて暮れを意識し出すのは冬至あたりからでしょうか。
生活にめりはりをつけ季節の行事を大事にしている家内は冬至には忘れず「ん」のつくなんきん(かぼちゃ)やゆずを買ってきます。
いつもの入浴剤に代えてゆったりゆず湯に浸かりますといよいよ年の瀬だなぁと感じます。

冬至が過ぎるとすぐクリスマスです。
いろんな方のブログを拝見していますと思わずなるほどそうだなぁと思う文面に出会うことがあります。
  “キリスト教の習慣にあやかってクリスマスを祝い
  仏教の習慣にあやかって除夜の鐘を堪能し
  神道の習慣にあやかって初詣におもむく”
日本人の国民性が和を重んじ異種の文化や習慣を受け入れやすい大らかな融和の心を持っているのか、はたまた一貫した行動基準を持たず周りに流されて無節操に何でも取り込んでしまう心持ちなのか考えさせられます。

クリスマスケーキなどは洋菓子業界の陰謀ではないかと思ったりもしますが、昨今のコロナ禍や物価高の影響でしょうか近年ケーキ売り場も地味になったように感じます。
我が家ではクリスマスといっても何も飾ったりはしませんが家内がパエリアを作ってくれました。
二人でランブルスコワインを飲みモンブランケーキを食べてクリスマスも終わりです。

この頃になると年賀状書きをあわてなくてはなりません。
終活(この言葉はどうも好きになれません、セカンドライフ活動とでも表現するほうがポジティブに思います。話題が外れますが後期高齢者、糖尿病と言う言葉も嫌いです。どうしてこんな無神経な言葉を考え出すのでしょう。)の一環として年賀状じまいを始めていますがどうしても年賀状を出したい人も何人か残ってしまいます。
葉書の表面も裏面もパソコンの筆ぐるめで作っています。
インターネットの普及で新年の挨拶をメールやラインで行う人も多くなり年賀状発行枚数は急激に減少、この傾向は今後も続くことでしょう。

そして来年のカレンダー作りです。
一年全体を見渡せるようエクセルでA4の用紙1枚に1年分を載せ中央に家内と私のその年のベストツーショット写真をはめ込み2枚印刷して1枚を家内へ、私はマンドリンの練習日に丸をつけてカードケースに入れ一年間いつも見ています。
2024年は閏年なのですね。

2021年の大病、膵管内乳頭粘液性潰瘍による膵頭十二指腸切除手術でQOL(生活の質)がすっかり変わってしまい、私の体調が今だ万全でないためお正月準備の買い物はじめ家の内外の清掃など申し訳ないことに家内に負担をかけています。
家内には感謝しかありません。
大晦日の夕食は年越しのにしんそばです。

クリスマス同様新年の飾りつけは何もしませんが花の好きな家内は仏花と共にリビングに飾るシンビジウムと真っ赤なシクラメンを買ってきました。


このシンビジウムの名前は「愛子さま」、愛子さまご生誕を記念して作られた洋蘭でやさしい薄ピンク色のふくよかな色合いをしています。

私は血糖値が高いので毎日の血糖値測定、インシュリン注射が欠かせません。
薬は一日27錠、一年になんと1万錠近く飲み続けるまさに薬漬けの毎日、砂糖をふんだんに使う家内手作りのおせち料理は食べ過ぎないよう特に注意が必要です。
お雑煮は元旦が母の伝統を受け継ぎおすまし、二日目は義母の伝統を受け継ぎ白みそと決まっています。
どちらも家内が両母親の味を忠実に再現、とてもおいしく作ってくれます。
実家で家族揃ってお雑煮を食べた子供の頃をなつかしく思います。

昨年は急性胆管炎を発症して胆石除去手術の入退院を繰り返しましたが、体調の良いときにMSCベリッシマによるクルーズ旅行や伊勢志摩観光をすることができました。
できないことを嘆くよりできることに感謝です。
今年もどこかに行きたいねと話しています。
明日から寒中、ふるさと納税の申請と確定申告の仕事が待っています。
七日の日は七草がゆを味噌仕立てでいただきます。

今年一年無病息災に過ごせますように。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

終活にゆうちょ銀行をどう利用するか

2023年05月06日 | 日記


昨年から今年にかけての義母の遺産相続には私たち夫婦の終活にいろいろ考えさせられることがありました。
終活ステージでのこれからの金融資産の運用については今さらリスクを伴う利殖など考えず元本を安全確実に守ること、極端に言えば金融機関をタンス預金代わりと思って利用することを第一に考えてゆきたいと思います。

考えるべきこととして
1 預ける金融機関や通帳は極力少ない数に集約するとともに安全を考え金融機関の数は
  少なくしながらも分散させて預けておきたい
2 いざというとき預貯金を下ろしやすい金融機関を選ぶこと
3 利息が無いにも等しい現状では下ろす手間が複雑な定期、定額預金などより普通預金
  に重点を置いて預けること
4 体が不自由になった時のことを考えるとできるだけ家から近い金融機関を選んでおく
  こと

金融機関には銀行、信託銀行、証券会社、信用金庫、労働金庫などがありますが都市銀行(三大メガバンクの三菱UFJ、三井住友、みずほ)とゆうちょ銀行をメインにしておきたいと思います。
とりわけゆうちょ銀行は私たちに身近な銀行です。
ゆうちょ銀行と郵便局は同じものと思われますが厳密には違います。
ゆうちょ銀行は総務省所管の日本郵政(株)の子会社であり、同じく子会社である日本郵便(株)、いわゆる郵便局に銀行業務を委託して営業しています。
つまり委託先の郵便局の貯金窓口はゆうちょ銀行の代理店として業務を行っていることになります。

ここではゆうちょ銀行の利用について考えてみました。


利息は利子所得とみなされ、わずかな利子にも一律20.315%(所得税・復興特別所得税15.315%、地方税5%)の税率で税金が源泉徴収されます。

預入上限の1,300万円を超えると超えた部分は自動的に利子のつかない振替口座に移されますので実際上預入上限はないことになります(この場合預金通帳は普通預金口座ではなく総合口座の通帳にしておく必要があるようです。振替口座には通帳がありません)。
ただし金融機関が破綻したときに保証されるペイオフは元本1,000万円までですので超える300万円分についてはペイオフの適用外となります。
通常貯金の預入上限額は1,300万円以内であれば自由に設定でき(オートスウィング基準額と言われます)例えば1,000万円に設定しておけばペイオフが適用されない範囲はなくなることになります。
金利が0.001%(何と元金の10万分の一!)の現在、差額の300万円に対する利子などゴミみたいなものですから利息は無視してペイオフを優先し1,000万円に設定しておくという考え方もありかなと思います。

都市銀行やゆうちょ銀行では犯罪や不正防止の観点から一つの金融機関で1人が開設できる普通預貯金口座は1つだけとしています。
ゆうちょ銀行で貯金目的が違う預金をしたいため口座を分けて複数持ちたい場合には通常貯金、通常貯蓄貯金、定期貯金、定額貯金を使い分ければ最大4つの口座を持つことができ、利息のつく預金は最大2,600万円まで可能となります。

一つ残念なことはゆうちょ銀行には貸金庫がないことです。
一般的に都市銀行に比べて社屋が小さくスペース的に難しいのかもわかりませんが、顧客の利便性を考えてわざわざ都市銀行で借りなくても郵便局ですべて完結できれば有難いと思います。



できた! 主婦が相続手続き完了

2023年02月23日 | 日記


昨年5月に義母が他界し専業主婦の家内が相続手続きをしてきました。
来月に相続税の納付期限が迫るなか、このほどやっと税務署に相続税の申告を終え同日税の納付を済ませることができました。
相続税申請書についていろいろ不備を指摘されるのではと想像していましたが何ごともなく意外とすんなり受理してもらえました。
正直家内がここまでできるとは予想していませんでした。

何とかやりとげることができましたのは、
・法定相続人は家内と家内の甥の二人ですが実際の相続人は遺言により家内一人だけで遺
 産分割協議も必要なかったこと
・手書きの遺言書は家内が保管していて所在と内容が明らかだったこと
・生前より義母は財産管理のすべてを家内に任せていたため家内は遺産の全容を把握でき
 ていたこと
などが挙げられると思います。

私は戸籍の収集(本籍のある市役所)、検認(家庭裁判所)、預貯金の残高証明書の取得(銀行、郵便局) 、相続税の申告(税務署)などに必要な申請書類の確認とネットからの申請フォーマットの印刷、書き方マニュアルの取得と提出前のチェックなどについてパソコンをフル活用しながら二人三脚で作業を進めてきました。
 
今後家内の甥より遺留分の請求があった場合には税務署に納め過ぎた相続税を還付してもらう更正の請求をする必要がありますが、実際には面倒な更正請求は行わずに単に遺留分から納め過ぎた相続税分を差し引くという調整で済ませることになるかと思います。
税務署としては相続税の全額はすでに徴収済みであり更正請求をする、しないは相続人の自由だからです。

あとは口座凍結の解除手続きを残すだけですが、これには期限がありませんので落ち着いてやれます。
手続きには各金融機関によって若干異なるものの
・義母の口座の通帳・キャッシュカード
・金融機関所定の届出書
・遺言書
・義母の出生から死亡までの戸籍謄本
・家内の戸籍謄本
・家内の印鑑証明書
・家内の本人確認書類
などが必要で、ほとんど揃っていますが最後の最後までやれやれ面倒なことです。

今回税理士など専門家に頼まず家内が個人で手続きをしてきました。
自分でやることのデメリットとしては
・最新の相続税制を正しく理解していないと本来かからなかったはずの税額を過大に納め
 てしまう可能性
・逆に本来支払わなければならない税額を支払わず後で追徴課税を課せられる可能性
・税理士が申告に携わっていた場合に比べてあとで税務調査の対象になりやすいこと

これらデメリットはほとんど税理士等サイドからの自分たちの仕事を奪われないための言い分であり、いろんな相談窓口を利用しながら最新かつ正確な情報を集め慎重に手続きを進めるならば、不動産などがからんで相続人どおしが争い弁護士等が入る複雑な相続などでない限り今回のような場合個人でやれるのではないかと思います。
自分でやれば一般に数十万円以上と言われる弁護士、税理士、司法書士等への高額な報酬を支払わずに済みますが、その代わり相当な手間と時間がかかることを覚悟しておく必要があります。

今後私や家内の遺産相続が発生する場合に備えて今回学習したことを活かして財産の整理、遺言書内容のチェック、手続き簡素化のため自筆証書遺言書保管制度や法定相続情報証明制度の活用などを図ってゆければと考えています。

関連ブログ:
それはそれは大変、相続の手続き (2023.02.11)



自宅で最も居心地の良い場所は

2023年02月17日 | 日記


私は出不精な性格もあって家で過ごすのが好きです。
企業定年後請われて大学で10年以上教鞭を執り二度目の定年を迎え、現在は家内と二人53歳の時建てた自宅で毎日を過ごしております。

在職時代は衛星通信、光ファイバ通信、デジタル移動通信などずっと通信分野の開発に携わり海外出張も多くそれなりにやりがいもありましたが、気持ちは早く仕事から解放されて家でゆっくりしたいという願望が強く、定年になった時は仕事や仲間から離れる寂しさよりもこれで毎日が日曜になって家で過ごせるぞという喜びでそれはそれは嬉しく思いました。

自宅で最も居心地の良い場所はリビングと書斎です。
あるアンケートで自宅で特に居心地の良い場所はどこかとの問いに最多の54%の人がリビングと答えています。
家族団らんのできる場所ですから自然な結果だと思います。
寝室で寝る以外の時間はほとんどリビングか書斎で過ごしています。
リビングは一階20畳のLDK、全面南向きで解放感があり、家内と食事をしたりテレビを見たりしてくつろいでいます。
食事はリビングでしたりダイニングテーブルでしたりといろいろです。
家内も洗濯や掃除をする時以外はほとんどリビングにいます。
家内は話し好きで私は聞き役が多いですが、二人で一日中しゃべり合っています。
私は家内と一緒にいるのが好きで心が落ち着きます。
家内は海外の旅番組、韓国や中国の宮廷歴史ドラマ、地底や水中の洞窟探検(ねずみ年のせいか??)、マラソンや駅伝、ドキュメンタリー、地球外生命体や古代遺跡などのテレビ番組が好きで、私も時に付き合って一緒に観ています。

一方書斎は二階の6畳洋室、私一人で好きなことに没頭できる空間です。
パソコンをしたり、楽器を弾いたり、音楽を聴いたり、ビデオを見たり、読書をしたり自由気ままな時間を過ごせます。
いつでもすぐに楽器が弾けるよう木製の譜面台を椅子のそばに立てています。
すること、したいことが山ほどあって、することがなく暇だということはまったくありません。
壁一面に大容量の本箱を設置してありますがそれでも収まり切れない書物は仕方なく物置行きになっています。
最近視力が落ちて文庫本の小さい字が読みにくいです。
音楽やビデオはパソコンにつないで鑑賞しています。
写真や動画をパソコンから1階のテレビの大型画面に無線で飛ばしてみようかと思っています。
喉が渇いたなあと思う頃家内がトントントンと階段を上がってお茶を運んできてくれます。

このほか天気の良い暖かい日は庭も外気に触れて心地良い場所です。
高齢の二人が庭いじりするには広すぎず狭すぎずちょうど良い広さです。
私は膵臓摘出の大手術をしてから体調がまだ十分に戻ってはいませんので最近の庭仕事はもっぱら家内にしてもらっています。
電動芝刈り機を使うときは家内が指を刈らないかとヒヤヒヤです。
高い木の剪定は脚立に上ると危険ですので年に一度市の人材センターに頼んでやってもらっています。
植木の専門職人ではありませんので多少のトラ狩りは我慢です。
ナス、ミニトマト、キュウリなどの家庭菜園も楽しいです。
家内は花が好きで年中花の苗を買ってきては花壇や鉢に植えて育て、花木の少ない庭に彩りを添えてくれます。


私たち夫婦はお互いのことにほとんど干渉しませんし、してもらったことにはどんな小さなことでもすぐに「ありがとう」と言います。
夫婦二人、このように居心地の良い場所で何のストレスもなく穏やかに過ごせることは本当に有難く幸せなことだと思います。
二人のこれからの余生、息災に暮らせることを願うだけです。

関連ブログ:
庭の鉢植えパンジー (2018.04.24)

それはそれは大変、相続の手続き

2023年02月11日 | 日記


私たち夫婦と同居していました義母が昨年5月に98歳で他界し家内が現在相続の手続きをしています。
私も情報収集にパソコン等で最大限応援していますが、家内は慣れない作業に大変な様子です。

他界して数ヶ月は悲しむ暇もなく葬儀と役所その他への諸手続き、四十九日法要などに忙殺されます。
これらが一段落するといよいよ本格的に相続の手続きを始めなくてはなりません。
お墓は関西にありますので納骨は一周忌をめどにと考えています。

まずは相続に関して何をいつまでにという全体像の時系列的把握が必要です。
すべきことは山ほどあります。

・遺言書の確認
・相続人の確認
・相続財産の把握
・司法書士、税理士など専門家に頼むかどうかの検討
・戸籍等の収集と必要書類の作成
・検認
・預貯金の残高証明書の取得
・相続税の申告、納付
・口座凍結解除手続き
などなど、頭がパニックになりそうです。

遺言書は手書きで作成してあり家内が保管しています。
遺言書には「財産はすべて娘に相続させる」と記され、遺言執行者に娘である家内を指定しています。
法定相続人は家内と家内の甥の二人ですが相続人は遺言書に従って家内一人ですので甥が遺留分侵害額請求(遺留分減殺請求)をしない限り遺産は義母の遺志どおりすべて家内が相続することになり遺産分割協議も不要です。
遺言書があっても遺言執行者及び相続人全員の合意があれば遺産分割協議は可能ですが、遺産分割協議では相続人の話し合いによって遺産の分割を決めますので遺産分割協議が成立した後に遺留分の請求はできないことになっています。

義母は預貯金等の管理は娘を信頼してすべて家内に任せていました。
相続手続きの山場は検認と相続税の申告だと思います。
検認のために準備すべき必要な書類はネットにも書かれていますし税理士に相談しても教えてはくれますが細かい点で違ったことを言いますし、やはり一番確かなのは提出先の家庭裁判所に尋ねることだと思います。
令和2年7月から自筆証書遺言を法務局で保管する自筆証書遺言書保管制度の創設運用が開始されており、費用も3,900円で済み公正証書遺言と同様面倒な検認の手続きが不要になりますので今後大いに利用価値がありそうです。
相続税など主に税金関係は税理士、主に不動産相続に関しては司法書士、オールマイティな弁護士と、手続きを専門家に頼んでしまうこともできますが家内はやれるところまで自分でやってみることにしたようです。

遺言書は相続税の申告に必要ですがそのためには家庭裁判所で検認を受ける必要があります。
検認のために必要な何種類もの戸籍等を取り寄せるのはとても手間です。
戸籍謄本は今は戸籍全部事項証明書、戸籍抄本は戸籍個人事項証明書と呼称されます。
謄本、抄本の手数料はいちいち定額小為替で用意しなければなりませんし返信用封筒にいくらの切手を貼ったらよいかなんて謄本の重量が分からない限り貼りようがありませんし封筒の大きさも迷います。
今回気付きませんでしたが平成29年5月法定相続情報証明制度ができ法定相続情報一覧表を作っておけば種々の手続きごとに戸籍の束を関係機関に提出する必要がなく戸籍の収集は一覧表作成のための当初の1回だけで済むこと、また令和3年4月より一覧表作成の申出書に押印も不要となっています。

検認が終わりますといよいよ相続税の申告に取り掛かりますが、申告には亡くなった人の預貯金の残高証明書が必要になります。
残高証明の請求をすると金融機関は預金者の死亡を知ることになりますので亡くなった人の口座を凍結してしまい預貯金を引き下ろせなくなってしまいます。
相続税の申告および口座凍結解除には家庭裁判所の検認を受けた遺言書と検認が済んでいることを確認できる検認済証明書が必要になります。
残高証明書取得に必要な書類も細かな点で各金融機関で微妙に異なります。
銀行より郵便局のほうが手続きが簡単に思えます。

現在残高証明の請求はほぼ終わりこれから相続税の申告および口座凍結の解除手続きを進めてゆきます。
相続税申告の期限が迫っていますので作業を急がねばなりません。
相続税申告に必要な書類はほぼ揃えてあります。
家内は複雑で面倒な作業をほんとによくやっています。


寒中見舞い、ふるさと納税と確定申告

2023年02月04日 | 日記


1月末から2月始めは例年一年で一番寒い時期ですが、”こたつみかん” ばかりしてもいられません。
この時期ならではのやることがいろいろあります。

あったか~い

まずは寒中見舞いの作成です。
いつもは年賀状を出しますので重ねて寒中見舞いは出しませんが、今年のお正月は喪中のため賀状を出しませんでしたし(喪中はがきは暮れに出しましたが)、終活の一環として年賀状じまいを進めていますので今年は年賀状じまいを兼ねた寒中見舞いを出すことにしました。
デザインや文面などは年賀状と同様すべてパソコンとプリンタで作りました。
寒中見舞いで年賀状じまいを伝えるのはいいタイミングではないかと思います。
来年からは年賀状の数もかなり減らせるのではないかと思っています。

次はふるさと納税の申請です。
申請は携帯やパソコンがあればインターネットで完結です。
ふるさと納税は2015年から毎年申請して今年で9回目になります。
毎回ほぼパターンが決まっていて果物が好きですので今回も返礼品はサクランボ、ニューピオーネ、二十世紀梨の3品にしました。
人気のある品はすぐに完売されてしまいますので早めの申請が必要です。
物価高の影響で昨年に比べてふるさと納税も金額が高くなっています。
ふるさと納税額にかかわらず実質税負担は2,000円で済みますのでついあれもこれもと欲張って申請したくなりますが、実質税負担が2,000円を超えないふるさと納税額の上限が定められていますので注意が必要です。

最後は一番面倒な所得税の確定申告です。
例年国税庁のホームページからパソコンで入力し税務署に電子送信しています。
毎年入力のやり方が改善されてわかりにくさは減ってきていますが、それでもまだまだ改善の余地があり、ここまで改善するのに一体何年かかったことでしょう、まさにお役所仕事です。
今年から申告書のA表、B表の区別が無くなりB表に統合されています。
何を今さら、もっと早く簡素化できたはずです。
還付額は9万円ほどになりましたが、これは企業年金の源泉徴収が多過ぎるのが主原因です。
どんなに面倒でも取られ過ぎた税金は確定申告でしっかり取り戻さねばなりません。
ふるさと納税分も寄付金控除の欄に忘れず申告しておきます。
所得税の確定申告をしておけば地方税の寄付金控除も自動的にやってくれます。

やっとこれらの作業を終え昨日は節分、家内と豆まきをしました。
恵方巻も喉に詰まらせないよう注意していただきました。
今日は立春、昨日より少し暖かく晴天で体調もまあまあ、バスとJRを乗り継いでマンドリン合奏の練習に行ってきました。
春隣りから三寒四温、日脚しも日一日と伸び春一番へと春が近づいてきます。

早く暖かくな~れ・・・

明けましておめでとうございます

2023年01月01日 | 日記


明けましておめでとうございます

一昨年のウシ昨年のトラに続いて今年のウサギさんもコロナ第8波の襲来にマスクのはずせない新年となってしまいました。

2023年の消費者物価は3.2%の上昇となる見通し、また春の花粉飛散予測は関東は非常に多く前シーズン比何と240%とのこと。
今年はコロナと花粉対策にしっかりとマスクをし、物価対策には財布のヒモをしっかり閉めて暮らす必要がありそうです。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

冬至からお正月へとかけ足で

2022年12月23日 | 日記


昨日12月22日は冬至、一年の中で最も昼の時間が短くなる日ですので、この日が日の出時刻が最も遅く日の入り時刻が最も早い日と思いがちですが、実際には日の出が最も遅くなるのは冬至よりも後の時期で日の入りが最も早いのは冬至よりも前の時期なのだそうです。

冬至といえばかぼちゃにゆず湯、季節の行事を大事にする家内は忘れずかぼちゃとゆずを買ってきます。
今年は庭のゆずがちっとも実をつけませんでした。
我が家はゆずを丸ごとそのまま湯舟に浮かべる横着派です。
私がゆずの果汁を絞り出すと家内は肌がピリピリすると言っていやがります。
湯がぬるくなって温め直す場合、果汁で風呂釜を痛めないためには湯を釜に循環させる追い焚きより足し湯のほうがいいと言われます。


暮れの行事の年賀状書きは今年同居していた義母が亡くなったため早々に喪中はがきを出しました。
葉書の文言、背景デザイン、宛名などパソコンソフトの筆ぐるめで作りますので家内の分を含めてこれはすべて私の仕事です。
私が昨年の大手術からまだ完全復調していませんので庭の手入れや窓ガラス拭きなど掃除のほとんどを家内がやってくれています。

今年はリビングのソファーや椅子などを買い替え、和室の畳の表替えをしましたので気持ちの良い新年を迎えられそうです。
日本最大規模の売り場面積とアピールしている市内の家具屋で家内と入念に選んだ家具、座り心地が良く色調もマッチして満足しています。

家を建てて25年経ち10年くらい前に一度裏返しをした畳ですが今回は新畳にしないといけないかと思っていましたら畳床がしっかりしているので表替えだけで十分とのことでした。
同じ町内の気心の知れた畳屋さんです。


保存食でもあるおせちは砂糖をふんだんに使いますので血糖値の高い私には良くありません。
いつも家内が作ってくれる私の大好きなごまめ、栗きんとん、黒豆は私の体を心配して今度のお正月は作らないことにするとのこと、お正月の楽しみが一気にしぼんでしまいました。

こうしてまたたく間に1年が過ぎ去りまた一つ歳を取ります。
新婚時代と同じく家内と二人だけの暮らしとなり、ストレスのないとても穏やかな日々を過ごせることが何より有難く幸せです。
ただ世の中は戦争、コロナ、物価高で暮らしにくく、来年は何とか早く終息に向かってほしいものと切に願います。


備忘録の作成

2022年12月01日 | 日記


歳と共に物忘れ、記憶力の低下が気になってきます。
いずれやってくるかも知れない認知症の発症も心配です。
突然私や家内がお一人さまになってしまった場合に備えて少しでも困らないように備忘録を作っています。
広く終活の一環でもあります。

内容は
・自宅住所
・本籍
・家の電話番号、携帯番号
・誕生年月日(西暦、和暦)
・亡き家族の生没年
・親戚など緊急連絡先
・メルアド、パスワード
・パスポート番号、有効期限 
・e-TAX 利用者識別番号、暗証番号
・クレジットカード番号、有効期限、利用枠、暗証番号、セキュリティコード、カード紛
 失時の連絡先
・キャッシュカードの暗証番号
・保険証番号
・年金番号
・マイナンバーカード番号、有効期限、電子証明書有効期限、各種暗証番号
・その他

自宅の住所や電話番号など普段はスラスラ言えても気が動転している場合などにとっさに口から出てこないことがありますので紙に書いておくことが必要です。
また日々の記録として30年以上パソコンにワードで日記をつけています。
日記と言ってもイベントのあった時だけ一行から数行程度箇条書きにして長く続けるため書くことが負担にならないようにしています。
またこのブログも備忘録として大いに役立ち、古い記事を検索することがよくあります。
このほか貴重品・非常持ち出し物品等の置き場所や預貯金・株式・加入保険の一覧表ほか家の財務資料も種々作成しています。
これらの資料は内容がすぐ古くなって実際と合わなくなってしまいますので定期的な見直しが必要です。


家の中の整理整頓

2022年10月06日 | 日記


テレビ番組の「昼めし旅~あなたのご飯見せてください~」や「大改造!! 劇的ビフォーアフター」などで放映される他人の家の中を見ていますと生活臭プンプン、足の踏み場もないほど物であふれている家庭を見受けます。
それで家族が快適なら何も他人様がどうこう言うことはないのですが、それにしてももう少し何とかならないものかとついつい思ってしまいます。

在職時代所用で上司と同僚の家を訪問したことがあります。
ほとんど家具を置いていないすごくすっきりした部屋に通されたのですが、少し開いていたふすまから見える隣の部屋には天井近くまで家具が乱雑に山積みされていました。
きっとこの部屋の家具を急いで隣りの部屋に移したのだろうと思います。
そしてふすまが閉まりきらなくなってしまったのでしょう。
また家内と私のいとこの家に遊びに行った時には、押し入れにぎゅうぎゅうに物が詰め込まれていて、いとこの奥さんに「あんまり押し入れを見ないでね」とやんわり言われてしまいましたが、これも部屋に散らかっていたものを押し入れにむりやり緊急避難させた結果なのだろうとあとから思いました。
また私ども夫婦と友人夫婦は以前はよくお互いの家に遊びに行ったり来たりしていたのですが最近呼んでくれなくなりました。
ご主人が車椅子生活となり1階のリビングがベッドや介護用品で占められ、とてもお客を呼べる状態ではないとのこと、奥さんが拙宅に来るという一方通行になってしまいました。
人ごとではありません、我が家もいずれそうなってしまうかもと近未来を見ているようです。

私は母の生活習慣を受け継いだのか子供の頃から自然と整理整頓が身についていました。
小学生の時、音楽の先生が「○○さん(私のこと)の机の上はいつもきれいですね、みんなも見習いましょう」と言われたことを覚えています。
家内も母親同様、私以上にすっきりした生活が好みです。
よく気をつけていないと置いておきたいと思っていた物が捨てられてしまっていたりします。

家の中ははじめはすっきりしていても段々物が溢れてきます。
物置を設置したり、部屋の一室を納戸代わりにしたりと収納場所を増やす工夫をしても、何年も使わないものは例え高価なものであっても処分する覚悟が必要です。
結婚式の引き出物にいただいた花瓶や食器など、何十年も一度も使わないものは家内はフリーマーケットに出そうと言っています。
あまり物に執着がありませんし、子供がいませんので物を遺す必要もありません。

同居していた義母が亡くなって半年が経ち、家内は遺品整理や部屋の模様替えを進めています。
リビングのソファーが古くなりましたので今週はじめ家具屋に行って新しいソファー、椅子、籐の衝立、玄関マットなどを注文してきました。
これから重い箪笥やサイドボードの移動を引っ越し業者に頼み、畳の新調も予定しています。

物忘れも年々ひどくなります。
取り出したものは必ず元の場所に戻す、同類のものは一か所にまとめて収納するなどを徹底しています。
築後25年経つ我が家ですが見た目はまだほとんど新築当時と変わりません。
都合がいいのか悪いのか目が悪くなって細かいところの劣化がわからないだけかも知れません。
これからも夫婦二人、余生をできるだけすっきりした環境で過ごしたいと思っています。



火災保険の切り替え

2022年09月12日 | 日記


住宅金融公庫(現住宅金融支援機構)特約火災保険がそろそろ満期を迎えますので新しい火災保険をどこにするか検討しました。
現在入っている火災保険は次のとおりです。

公庫特約火災保険は住宅にしか掛けられませんので家財はこくみん共済(全労災)に入っています。

三大共済およびその他の代表的な火災保険会社3社について保障額、掛金を比べてみました。

各保険会社のパンフレットを取り寄せました(ネット販売専門のソニー損保はパンフレットがありません)。
損保ジャパンと東京海上日動火災はパンフレットに掛金の記載がありません。
ネットの掛金シミュレーションで保障額を各社揃えて比較するのは難しく、また細かな保障条件も異なるため上表の結果はおよその目安ですが、掛金に関してソニー損保が一番安く、次に共済という順になりそうです。
すべての保険会社で住宅だけ、家財だけ、両方という掛け方ができます。
掛金は1年契約より長期契約のほうが、また長期契約では長期年払いより長期一括払いのほうが安くなります。

今のところ10年契約のできる9月末までにソニー損保の新ネット火災保険の住宅に加入し長期年払いのクレジットカード決済とし、現在加入中のこくみん共済(全労災)のセット移行共済は満期になり次第家財、特約のすべてをソニー損保にまとめようかと考えています。
ソニー損保は1998年設立のソニーグループの損保会社で比較的社歴が浅く、また商品の新ネット火災保険は代理店を持たないネット通販型の保険で信用度や事故対応に若干の不安を感じますが、オリコン顧客満足度調査2020~2022年度3年連続第一位であること、長期契約でも1年ごとに保険内容の見直しや解約ができる年払いとすることでソニー損保を選択しました。

関連ブログ:
公庫特約火災保険の満期を迎えて(2022.07.21)

マイナポイント第2弾の申込み

2022年08月24日 | 日記



総務省のマイナンバーカード取得促進を狙ったマイナポイント事業の第2弾が6月30日からスタートしています。
マイナンバーカードを取得し夫婦二人で最大4万円分のマイナポイントをクレジットカードのポイントとして受け取ることができますから申込まない手はありません。

このための必要要件は
(1)マイナンバーカードの取得
(2)マイナポイントを受取るクレジットカードの設定
(3)クレジットカードで買物(最大20,000円の買物で5,000円分のマイナポイントをクレ
  ジットカードのポイントとして取得できる)
(4)マイナンバーカードを健康保険証として利用する申込み(7,500円分のマイナポイント
  が取得できる、買物の必要なし)
(5)公金(所得税の還付金など)受取口座の登録(7,500円分のマイナポイントが取得でき
  る、買物の必要なし)

マイナンバーカードはすでに夫婦とも取得済みです。
マイナポイントを受取れるクレジットカードは手持ちのどんなクレジットカードでもOKとはゆきません。
私の場合楽天カードが該当しました。
手持ちに該当するクレジットカードがない場合は新たにマイナポイントを受取れるクレジットカードを作る必要があります。
家内の楽天カードは未取得でしたので今回新たに家内用のカードを作る予定です。

結局のところ夫婦二人で40,000円の買物をすると同額40,000円分のマイナポイントを取得できることになります。
全然買物をしなくても30,000円分のポイントが貯まります。
ただ私はすでに第1弾で20,000円の買物をして5,000円分のマイナポイントを使っていますので、第2弾では買物をしないでも申請だけで15,000円分のマイナポイントを取得できる健康保険証と公金受取口座の登録を行いました。
公金受取口座の登録を行いましたので来年の確定申告では確認票B第一表欄外の「公的給付支給等口座に登録します」にチェックが付くはずです。

紛らわしいことにマイナポイントを申込むマイナポイントアプリとは別にマイナンバーカードを健康保険証として利用する登録とマイナンバーカードに公金受取用口座を登録するためのマイナポータルアプリがあります。
流れとしては先にマイナポータルアプリを適用して次にマイナポイントアプリを適用することになりますが、現在両登録はマイナポイントアプリ窓口から一括して行えます。

申請作業はPCとICカードリーダライタで行いました。
作業は結構複雑で手間がかかりました。
取得したポイントの確認のためRakuten Point Club (あるいはmy Rakuten、楽天e-NAVI)、マイナポイントの申請状況確認のためマイナポイントマイページにログインできるように設定しておくと便利です。

なお10月よりマイナ保険証対応医療機関では初診の窓口負担が21円から6円に軽減され、逆に従来の保険証では9円から12円に引き上げられます(いずれも3割負担の場合)。

関連ブログ:
年のはじめの得する情報 (2022.01.300)
マイナンバー、マイナポータル、マイナポイント (2020.11.16)
マイナポイントの申し込み (2020.10.24)

公庫特約火災保険の満期を迎えて

2022年07月21日 | 日記


住宅金融公庫(現住宅金融支援機構)特約火災保険がそろそろ満期となりますので一般の火災保険に新規加入して保険が継続するよう準備する必要があります。
公庫自身の返済はずっと以前に完済ずみで火災保険のみが続いておりました。

公庫特約保険満期まで25年の長きに亘る保険期間の間には随分と状況の変化がありました。
・住宅金融公庫は2007年住宅金融支援機構に引き継がれ、特約火災保険の新規契約受付は
 2016年に終了
・火災保険は現在最長10年までしか契約できず、さらに今年10月からは最長5年になる予
 定
 また保険料はこれまでも段階的に引き上げられてきましたが、今年10月からはさらに大
 幅値上げ(保険料の目安となる参考純率を全国平均で10.9%アップ)される予定
 従って改正前の9月末までに新規契約すれば保険期間と保険料の両面で有利になりそう
 です
・家族構成が新築当初の3世帯4人から現在1世帯2人となり火災などで建て直す場合今と同
 じ規模の家は必要なく新価評価額を下げることで保険料を抑えることができそうです

さらに火災保険で考慮すべきは
・契約は時価ではなく新価(再調達価格)で行います
・公庫特約火災保険は対象が建物のみに限られていましたので家財は別途火災共済に加入
 しています
 今回掛け直すにあたり建物と家財一緒にまとめて加入するかどうかも検討したいと思い
 ます
・火災だけでなくできれば風災、水災も補償対象にしておきたいと思います
・地震保険は単独では加入できず火災保険とセット(特約)になっていてどこの保険会社で
 契約しても補償内容や保険料は同じです
 地震は広域災害となりますので保険会社の負担が重くなるため一般に補償額は低く(保
 険金額は火災保険で設定した金額の30~50%の範囲内でしか設定できません)保険料は高
 い傾向にあります
 従って地震保険は建物を被災前と同じ状態に建て直す目的ではなく生活再建のための一
 時金としての位置付けと考えるべきで、貯蓄等で補えるなら無理にコストパーフォーマ
 ンスの悪い地震保険に入る必要はないと考えます
・火災保険で見落としがちなのは自宅の補償だけでなく隣近所を延焼させてしまった場合
 の隣近所への補償です
 類焼損害特約(重過失でない場合)と個人賠償責任特約(重過失の場合)の加入を忘れない
 ようにしておきたいと思います
 特に重過失の場合は自宅への保険が下りない上に被害宅への補償が必要で二重苦になり
 ますので、くれぐれも重過失火災を起こさないように注意する必要があります

火災保険会社としては各種共済(こくみん共済、都民共済、コープ共済)、東京海上日動、損保ジャパン、ソニー損保などをこれから比較検討してみたいと思っています。

関連ブログ:
保険に対する考え方(2020.04.01)
火災保険の更新を考える(2015.10.10)

金婚式

2022年05月29日 | 日記


昨日5/28は私たち夫婦が結婚して50年、金婚式の日でした。
以前よりこの日を記念して一生の想い出に海外旅行でもと話し合っていたのですがあいにく悪い状況が重なってしまいました。

私はこの2年間コロナ禍と1年前の大病(膵頭十二指腸切除手術)の術後自宅療養のため病院通い以外ほとんど外出していないこと、義母がつい先日老衰で亡くなり忌中であること、家内は義母の介護ですっかり腰を痛め長時間の歩行が困難で整体に通いリハビリ中であることなどです。

これらはいずれ時が解決してくれると思いますので、今はせめて食事だけでもと夫婦でJR駅前のホテルの中華レストランに行くことにしました。
私たちの両親、兄弟姉妹はみんな亡くなってもう誰もいませんし子供や孫もいませんのでお祝いといっても自分たちでするしかありません。
コロナ禍で外食なんて何年ぶりかのことです。

(メニュー)
前菜盛り合わせ
燕の巣とウニ入りふかひれスープ
鮑とツブ貝の含め煮 葱の香り
赤海老のマヨネーズソースと大海老のチリソース
ふかひれあんかけ汁そば
鯉型マンゴープリンと小菓子

この50年いろんなことがありました。
・結婚04年目 関西の義父の病死
・結婚10年目 新築マンションに転居
・結婚18年目 家内と私での初めての海外旅行(スペイン)
・結婚23年目 阪神淡路大震災で私の両親と義母が被災し東京に移住
・結婚24年目 私の母の病死
・結婚25年目 終の棲家を建て私たち夫婦、父、義母で同居
・結婚26年目 家内、義母と私の3人で初めての海外旅行(ハワイ)
・結婚27年目 私の父の死(老衰)
・結婚40年目 家内、胃がん手術
・結婚47年目 関西の家内の弟の病死
       私、腰部脊柱管狭窄症で歩行困難に、半年リハビリに通う
・結婚48年目 関西の私の妹の病死
・結婚49年目 私、膵頭十二指腸切除手術のため42日間入院
・結婚50年目 義母の死(老衰)

人生まさに楽あれば苦あり、一つ一つ家内と乗り越えてきました。
金婚式を過ぎてもまだまだ結婚記念日は続きます。

55年目 エメラルド婚式
60年目 ダイヤモンド婚式
65年目 ブルースターサファイア婚式
70年目 プラチナ婚式
75年目 ダイヤモンド金婚式
80年目 オーク婚式
85年目 ワイン婚式

さてこのあと果たしてどこまで記念日を迎えられることでしょう。
家内は性格が明るく話し好き、結婚以来専業主婦で、料理、掃除、洗濯の優等生としてこの50年間実によく家を守り支えてきてくれました。
たまに夫婦げんかもしますがどちらからともなくすぐ仲直りしてしまいます。
コロナが落ち着き体調が回復すればいずれまた夫婦で旅行でもと考えています。

ところでよく知られた楽曲にフランスの作曲家ガブリエル・マリ(1852-1928)が35歳の頃作曲した「金婚式」があります。
比較的演奏が容易でヴァイオリン、ピアノ、フルートなどの独奏でよく演奏されネットにも多数アップされていますが、演奏が易しいだけに音のスムーズな移行、曲のテンポや強弱、装飾音符の扱いなど演奏の上手、下手がはっきり表れる曲でもあります。
最後にこの曲を世界的な名門オーケストラの一つ、イギリスのフィルハーモニア管弦楽団の演奏で聴いてみたいと思います。



義母 星になる

2022年05月16日 | 日記


13日、義母が天寿を全うしました。
ほぼ一世紀を生き抜いて98歳の大往生でした。
2年ほど前から認知症が徐々に進行し最近は夜中でも家中に響く大声で叫んだりしていましたが最期はとても穏やかでした。

家内は連日の介護ですっかり腰を痛め整体に通い、もう在宅での介護は限界でやむなく入院させるしかないと夫婦で相談していた矢先のことでした。
家内の献身的な頑張りでぎりぎり家で看取ることができました。

義母は私の母の知人でした。
義母に対する第一印象は明るく世話好きではっきりした性格の人だと思いました。
関西に住んでいた義母は53歳の若さで夫をがんで失い、阪神淡路大震災を機に74歳のとき関西から東京に移住し私たち夫婦と同居することになりました。

子供に恵まれず家族が増えなかった私たち夫婦にとって義母との同居で家の中がいっぺんに賑やかになりました。
大の母親っ子だった私は実母と一緒に住めればと思っていましたが、実母はこの時すでにこの世にはいませんでした。
義母との同居の背景には家内を産み育てその大切な一人娘を私に嫁がせてくれた義母への感謝と恩が心底にありました。
義母は至って常識を心得た人でした。

義母は大変な健脚の持ち主で、87歳まで私たち夫婦と一緒に海外旅行に20回近く行っています。
旅先で私に買ってくれたセーターやシャツなどがたくさんあります。
義母の姿はもう撮りためたビデオや写真の中でしか見ることができません。
旅行のほか民謡、コーラス、地域のゲートボールなどサークル活動に参加、洋裁もとても上手でした。

義母は私たち夫婦に本当によくしてくれました。
同居していた高齢の私の父の食事の世話や病院への付き添いに、家内に協力して手助けしてくれました。

人生終末期での認知症だけは想定外のことでした。
まるで別人のようになってしまい、一番とまどったのは家内だったことでしょう。
病院や施設に入れば認知症が一気に進んで症状が悪化し寿命を縮めるリスクがありますので、できる限り在宅で介護したいというのが家内の願いでした。

最期の1ヶ月ほどは毎週かかりつけ医の訪問診察、日に2、3度の看護師やヘルパーさんの訪問サービス、介護保険を利用した電動ベッドや車椅子など福祉用具のレンタルなどケアマネージャーに相談しながら最大限活用し、これらは大いに家内の肉体的、精神的介護負担の軽減になりました。
延命治療を望まないことは本人の願いであり私たちもそのつもりでいましたが、安らかな最期に安堵しました。

私たち夫婦の両親、兄弟姉妹はもう誰もいなくなり、これからはたった二人だけの生活になります。
5/28には金婚式を迎えます。
いつまでも二人仲良く大病しないで暮らせたらと思っています。

関連ブログ:
卒寿のお祝い (2013.11.20)
米寿のお祝い (2011.11.17)