QAZのつれづれ日記

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韓国ドラマ「帝王の娘スベクヒャン」の主題歌

2015年07月23日 | 音楽

前回のブログに韓国ドラマのことについて書きました。
現在視聴中の韓ドラの一つに「帝王の娘スベクヒャン」があります。
今月31日が最終回(第108話)ですからほとんど終わりに近く、ドラマはいよいよ佳境に入って今までの謎が解明し悪者がやっつけられてゆく一番痛快なところです。

ストーリーも面白いですが主題歌「井邑詞」(せいゆうし)がとても美しい曲です(ここで聴くことができます)。
井邑詞とは朝鮮王朝、百済時代の歌詩で、行商人の妻が夫の身を案じた歌で上代女性のひたむきな心を伝える秀歌、現在に伝わる最も古い百済歌謡だそうです。
この詩を歌詞とし現代の作曲家が曲をつけスベクヒャンのテーマ曲としたようです。

ネットを参照しますと歌詞の内容は大略次のようで、ドラマの筋書きとは直接は関係ありません。

月よ高く昇っておくれ
遠く遠く照らしておくれ
あの人は市場へ行くのね
ぬかるみに足が掬われないかと恐ろしい
心静かに急がないで
あの人の夜道に胸さわぐ

月明かりだけしか道を照らすものがなかった時代、遠くまで商売に出掛け月光を頼りに山道を帰ってくるはずの夫が何日も帰って来ない。
家で待つ妻は気が気ではない。
月よ空高く昇って夫の帰り道を明るく照らしておくれ・・・

そう願いながら妻は夫の帰りを待ち続けとうとう石になってしまい、その石は望夫石と呼ばれ朝鮮半島南西部にある井邑詞公園にその女性の石像があります。
公園内の祠堂ではこの女性を称え毎年祭礼が執り行われているそうです。


この主題歌を耳コピーで採譜し二声のコーラスに編曲してYouTubeにアップしました。
繰り返し部分はカノン風にしてみました。



日本民謡の音階はヨナ抜き(ファとシがない)、沖縄民謡はニロ抜き(レとラがない)と言われますが、韓国民謡はヨナ抜き、あるいはこの井邑詞のようにミとシのないミナ抜き音階の曲が多いようです。

これらの民謡のメロディに洋風の3度、6度の重音は似合いません。
学生時代、洋和音である主要三和音に相当する日本民謡のギター伴奏コードを一生懸命考えていたことを思い出します。

関連ブログ:
韓国ドラマ (2015.07.17)



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
楽譜が欲しい (うたこ)
2019-05-09 20:25:05
この主題歌の楽譜が欲しいのですが、
教えてください。
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韓国ドラマ「帝王の娘スベクヒャン」の主題歌 (QAZ)
2019-05-09 21:05:59
私も以前探してみましたが出版されていないようです。
MIDI曲があれば楽譜に自動変換できるのですが。
あとは自分で耳コピーするしかないようです。
返信する

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