QAZのつれづれ日記

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終活にゆうちょ銀行をどう利用するか

2023年05月06日 | 日記


昨年から今年にかけての義母の遺産相続には私たち夫婦の終活にいろいろ考えさせられることがありました。
終活ステージでのこれからの金融資産の運用については今さらリスクを伴う利殖など考えず元本を安全確実に守ること、極端に言えば金融機関をタンス預金代わりと思って利用することを第一に考えてゆきたいと思います。

考えるべきこととして
1 預ける金融機関や通帳は極力少ない数に集約するとともに安全を考え金融機関の数は
  少なくしながらも分散させて預けておきたい
2 いざというとき預貯金を下ろしやすい金融機関を選ぶこと
3 利息が無いにも等しい現状では下ろす手間が複雑な定期、定額預金などより普通預金
  に重点を置いて預けること
4 体が不自由になった時のことを考えるとできるだけ家から近い金融機関を選んでおく
  こと

金融機関には銀行、信託銀行、証券会社、信用金庫、労働金庫などがありますが都市銀行(三大メガバンクの三菱UFJ、三井住友、みずほ)とゆうちょ銀行をメインにしておきたいと思います。
とりわけゆうちょ銀行は私たちに身近な銀行です。
ゆうちょ銀行と郵便局は同じものと思われますが厳密には違います。
ゆうちょ銀行は総務省所管の日本郵政(株)の子会社であり、同じく子会社である日本郵便(株)、いわゆる郵便局に銀行業務を委託して営業しています。
つまり委託先の郵便局の貯金窓口はゆうちょ銀行の代理店として業務を行っていることになります。

ここではゆうちょ銀行の利用について考えてみました。


利息は利子所得とみなされ、わずかな利子にも一律20.315%(所得税・復興特別所得税15.315%、地方税5%)の税率で税金が源泉徴収されます。

預入上限の1,300万円を超えると超えた部分は自動的に利子のつかない振替口座に移されますので実際上預入上限はないことになります(この場合預金通帳は普通預金口座ではなく総合口座の通帳にしておく必要があるようです。振替口座には通帳がありません)。
ただし金融機関が破綻したときに保証されるペイオフは元本1,000万円までですので超える300万円分についてはペイオフの適用外となります。
通常貯金の預入上限額は1,300万円以内であれば自由に設定でき(オートスウィング基準額と言われます)例えば1,000万円に設定しておけばペイオフが適用されない範囲はなくなることになります。
金利が0.001%(何と元金の10万分の一!)の現在、差額の300万円に対する利子などゴミみたいなものですから利息は無視してペイオフを優先し1,000万円に設定しておくという考え方もありかなと思います。

都市銀行やゆうちょ銀行では犯罪や不正防止の観点から一つの金融機関で1人が開設できる普通預貯金口座は1つだけとしています。
ゆうちょ銀行で貯金目的が違う預金をしたいため口座を分けて複数持ちたい場合には通常貯金、通常貯蓄貯金、定期貯金、定額貯金を使い分ければ最大4つの口座を持つことができ、利息のつく預金は最大2,600万円まで可能となります。

一つ残念なことはゆうちょ銀行には貸金庫がないことです。
一般的に都市銀行に比べて社屋が小さくスペース的に難しいのかもわかりませんが、顧客の利便性を考えてわざわざ都市銀行で借りなくても郵便局ですべて完結できれば有難いと思います。




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