QAZのつれづれ日記

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MSCベリッシマで行く韓国済州島と九州クルーズ

2023年10月14日 | 旅行


ブログが定演記事以外5月から9月まで飛んでいます。
この期間私にとっての大きな出来事にクルーズ旅行と急性胆管炎での入院があります。
このブログは自分自身の備忘録にもなっています。
遅くなってしまいましたが忘れないうちに先ずはクルーズについて書き留めておきたいと思います。

一昨年の膵臓手術の大病以降めっきり体が弱り体調も安定しない状態が続いています。
毎年のように夫婦で行っていた海外旅行もコロナ禍の影響もあって2019年でぷっつり途切れてしまっています。
家内はどこかに行きたくてムズムズしている様子。
もう飛行機とバスによる強行軍な海外旅行は私の今の体力では無理、せいぜい行けるのは国内の年配者向け温泉旅行くらいかと思っていましたが、家内が日本近海を巡るクルーズなら重たい荷物の持ち運びも不要ですし体調が悪ければ部屋で寝ていればいいのだからと「MSCベリッシマで行く韓国済州島と九州クルーズ7日間」という旅行を見つけてきましたので試しに参加してみることにしました。

MSCベリッシマはイタリア客船で乗客定員5,700余名、乗組員数1,500余名のとんでもなく巨大な船で、横浜港から乗船するときパスポートが必要、乗船したらもう海外、船内のレストランやお店での会話は英語、支払いはドルとなっています。
船内は19階まであり私たちの客室は船首に近い13階、バルコニー付きの客室でした。
船の中の通路はまるで迷路のようです。
大きい船だけに揺れはほとんどなく海上を滑るように航行します。

MSCベリッシマ

今までクルーズと言えばライン川クルーズ、エーゲ海クルーズ、ナイル川クルーズ、ハワイのサンセットクルーズなどの経験はありますが、いずれも飛行機で現地まで飛んでツァーの一部としてのクルーズで、今回のように初めから終わりまでクルーズだけというのは初めての経験でした。

客室の選び方

クルーズ船の客室には窓もバルコニーもない部屋、窓はあるけれどバルコニーのない部屋、窓もバルコニーもある部屋の3種類があり順に価格が高くなっています。
今回窓はあるけれどバルコニーのない部屋は販売されていませんでしたので二択となりましたが、さすが窓のないもぐら生活は息苦しいのではと思いバルコニー付きにしました。
バルコニーには一応テーブルとイス二脚が置いてはあるのですが、何しろ狭くてとてもここで優雅にお茶する気分ではなく一度も利用しませんでした。
窓がなくても寝るだけなら景色はデッキに出て見るという割り切りもあるかも知れません。
バルコニーはなくても窓だけあればそれでもいいような気がしました。

食事はおいしいか

クルーズの食事は基本無料、バイキングと同じです。
日本語併記で料理の写真付きメニューで食べたい料理をいくらでも注文できます。
英語ができなくてもメニューの料理を指差すだけでも日本人を扱い慣れているスタッフ(多くはイタリア人)に伝わります。
食事場所はレストランとビュッフェに分かれ、レストランはフォーマルな雰囲気で日替わりでドレスコードが決まっており、一方ビュッフェはカジュアルな感じで気軽に食事ができます。
イタリア客船だけにイタリア料理は特においしいとの評判です。
レストランでの食事の質は街のしゃれたイタリアンレストランと同じ程度、ビュッフェは街の庶民的なイタメシ屋といった感じでしょうか。
レストランはコース料理、ビュッフェは和洋中何でもあります。
このほかにレストランよりさらに高級な和食、中華、イタリア料理などの有料レストランが別にありますが、いかにも高そうで一度も利用したことがありませんので食事の質についてはコメントできません。

飲み物はレストランでは有料、食前食後の薬を飲むために水を注文するとボトル1本1,000円します。
注文式のドリンクバーのようなものもあって(ドリンクパッケージと呼ばれています)事前予約しておけば飲み物が無料になりますが、料金が非常に高く利用している人は少ないように見受けました。
ビュッフェでは飲み物は無料ですので客室で飲むために持参の空のペットボトルに入れて持ち帰る人も大勢いました。
ついでに公式には知らされていませんがビュッフェでの果物やお菓子などもお皿ごと客室に持ち帰って食べてよいことになっています。

オプショナルツァー

今回のクルーズの寄港地は韓国済州島、八代(熊本)、博多(福岡)の3ヶ所でした。
各寄港地でそれぞれ複数のオプショナルツァーが組まれチャーターしたバスで効率よく観光できますが、これまた非常に高い上人気のツァーはすぐに完売となってしまいます。
博多ではお土産を買おうとツァーには参加せず市営のバスを利用しましたが乗り場を探し発車時刻を確かめるのに慣れない土地柄とても苦労しました。
オプショナルツァーには参加せずすいた船内でゆったり過ごす人もかなりいました。

船内での過ごし方

船内では有料、無料のいろんなアトラクション等が山のように企画されていて毎日船内新聞でプログラムが公開されます。
プール、ジャグジー、ディスコ、ヘアサロン、フィットネス、カジノ、ミュージカルやショー、図書室、インターネットカフェ、ダンスレッスン、ヨガ、スパ、ミニゴルフ、ボーリング、ビンゴゲーム・・・等々
私たちはこれらのものにあまり興味はなくショーを2度ほど見ただけでした。
どのショーも演目は違っても出演者は同じ、アクロバット的な内容でした。
ちょうど夏休みの時期でたくさんの子供がプールで遊んでいました。
船内のメインストリートを歩いていますと通路の両側には有料のコーヒーバー、シャンパンバー、ジェラート売り場、チョコレート売り場、空港の免税店のような香水や時計、貴金属売り場などが並び、通路のあちこちにカメラマンが立っていて勝手に写真を撮っては買わないかと寄ってきます。
記念にと注文したら小さい写真がなんと1枚3,500円でした。

クルーズは旅行会社のパンフレットには基本の最低料金しか記載されていませんので意外と安く行けるものだと思ってしまいがちですが、実際にはたいしたことしないでもその2、3倍かかるものと覚悟しておいたほうがよさそうです。
こんな超豪華なクルーズ船を建造し1,500余名もの大勢の乗組員を養うにはいかに乗客に消費させるか必死のはずです。
因みにレストランのウェーターや客室係へのチップは2人分174ドルが自動的に会計に加算されます。
豪華な雰囲気と巧みな商魂、誘惑に負けて高価な買物をしている乗客もたくさんいました。
無料の食事やアトラクションにこだわりあとはデッキの椅子に座ってゆったり大海に落ちる夕陽をながめるのもいいでしょうし、中には高価な買物や食事をしている乗客を横目でにらみながらストレスをためている人もいるかも知れません。
他の乗客と話をしていますとリピーター客も結構いて、そのような人は経済的に余裕のある年配者に多いように感じました。
クルーズはお財布のひもを固く締めて乗るような性格のツァーではなくある程度散財して楽しむツァーと考えるべきなのかも知れません。
体調もまあまあで何とか行ってくることができましたが、次回また行くかと問われれば考えてしまいます。

船内の様子はYouTubeに乗船記が山のように載せられていますので、ここではごく2、3枚の写真にとどめておきたいと思います。
今回より旅行の写真はデジカメを卒業してiPhoneによる撮影です。

レストランでどなたかの記念日を祝うスタッフのフレンドリーな様子

デッキから眺めた落日

ケーキバイキング(無料)の会場にて

次回のブログでは急性胆管炎での入院騒動について記しておきたいと思います。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あら、今注目の船でクルージングだったのですね (くちかずこ)
2023-10-14 21:18:01
くちサメ的には、ちょっと大型過ぎなので選択しないかなあ・・・
後、ファミリー向けって感じですよね。
若者、子供が多そう?
くちサメは、ダイヤモンドプリンセスばかり4度ですが、11万トンでも、結構、大きすぎって思ってしまいます。
慣れても迷子になりそうで。
バルコニーは船の設計上、狭い所も広い所も・・・
これは、運もあるかな?
くちサメは、一度目が一番広かったかも。
四畳半位ありました。
部屋のランク的、料金的には同じなのですが。

くちこは、どちらかと言うと、熟年者向けの中型船、ただのんびり静かに過ごせる船が良いかな・・・

急性胆管炎になられたのですね。
https://blog.goo.ne.jp/kazukomtng/e/960d20af808d9d8be11269fcb1c1edb1
くちこもですよ。
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MSCベリッシマで行く韓国済州島と九州クルーズ (QAZ)
2023-10-15 11:39:54
ダイヤモンドプリンセスはコロナ騒ぎを起こしたので乗りたくなかったのですが、まあどんな船も同じですね。
広いバルコニー、良かったですね!
狭いと海に落っこちそうで怖かったです。
バルコニーでルームサービスをなんてとてもとても。
胆管炎は胆石の単独犯と思っていましたらPDとも深く関わっていることをネットを調べて知りました。
ということはこれからも再発の可能性があるってこと?
お互い気を付けましょう。
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