鳥獣被害に取り組む その１

　今朝、鳥獣被害対策ＰＴ（プロジェクトチーム）が開催されました。

　鳥獣被害について、どんな対策をしているのか、全国から自治体関係者が国会にお見えになりました。

　青森県佐井村は、ニホンザル被害に悩んでいるそうです。約９割が山間地である佐井村の地勢は、元来動植物の宝庫として知られておりましたが、近年、国の天然記念物であるニホンザルの被害に苦しむようになり、農作物の収穫に深刻な影響をもたらしています。

　この被害を減らそうと、佐井村では、周辺自治体と連携して、サルの一斉調査を開始し、まずは状況把握にのりだし、その後、「箱わな」の設置や「モンキードック」の導入によりサルが市街地に来られなくする仕組みを構築するなど、積極的な対策を行っています。

　こうした努力が実り、最近では、サルによる農作物への被害が減少してきているとのことで、今後も、周辺自治体との連携強化やモンキードックの効果的な導入を行っていきたいとの報告がありました。

　全国の各自治体が取り組んでいる鳥獣被害対策に関して、国会内での議論を高め、引き続き支援させていただきたいと思います。