参議院議員 大島九州男の活動日記 「Q-blog」

参議院議員・大島九州男(おおしま くすお)の活動記録です。

仮設住宅における介護サポート

2012年04月27日 | Weblog


 私は幹事長室の福島県対策室の室長代理として、東日本大震災と原発事故により避
難生活を余儀なくされている方々のご苦労を少しでも和らげるための支援を日々させ
ていただいております。

 現在、政府は福島県内の25ヶ所の仮設住宅地に「介護等のサポート拠点」を設
け、デイサービス支援や居宅介護支援サービスを行っています。

 この介護サポート支援事業は、昨年の1次補正予算と3次補正予算によって約16
0億円規模で実施され、被災三県(岩手27、宮城52、福島25)で104カ所が
設けられています。

 さて、このサポート拠点は、例えばデイサービススペースや、和室、厨房を備え、
さらには入浴施設も完備されています。日頃、仮設住宅にこもりがちなお年寄りの皆
さんに、この拠点に来ていただき、楽しく過ごしてもらうことがこの施策の目的で
す。

 なお、サポート拠点には社協(社会福祉協議会)のスペースも設けられ、お年寄り
のみならず、障害者や、子どもたちへの目配りもできるようになっています。

 明日からの大型連休中、私は福島県に入り、こうしたサポート拠点をはじめとした
場所を訪問する予定です。

 震災と原発事故で苦しんでおられる方に寄り添い、復興に向けた取り組みをしっか
り行って参ります。


行政改革調査会 役員会・総会が開催される

2012年04月26日 | Weblog


 行政改革調査会の役員会と総会が開催されました。

 まず、私が座長を務めさせていただいている「決算行政監視WT(ワーキングチーム)」において役員の強化がはかられ、このWTが今後さらに重視されることとなりました。

 いわゆる日本版GAOの議論について、引き続き活発な議論を行っていきたいと思います。

 さて、今日の本題は、行政改革調査会として「予算執行監視体制強化及び調達改善に関する提言」を政府に提出するために、党内手続きとして政策調査会の場で提案しても良いかというものでした。

 この提言では、現在、国家戦略室が実質的に束ねている各府省の「予算監視・効率化チーム」を機能強化する目的で、内閣府の行政刷新会議事務局に移管すべきとし、さらには、内閣府の公共サービス改革推進室も同様に行政刷新会議事務局に統合すべきとの意見が表明されています。

 また、こうした業務の効率化を果たした場合のインセンティブインセンティブ制度を設けて、現場での取り組みを評価することも提案されています。

 問題なのは、業務を効率化するあまり、調達価格が安ければ何でも良いという風潮になり、例えば「競り下げ」が横行し、地域の雇用が奪われてしまうことです。

 私はこの問題点を指摘し、公共調達の行き過ぎた効率化は地域の雇用を奪い、結果として地方の衰退に繋がると主張しました。

 私の意見にうなずく議員もいて、行き過ぎた効率化に対しては十分な議論が必要であるとの認識を共有できたと思います。

 この「予算執行監視体制強化及び調達改善に関する提言」は、本日の議論で政策調査会に提出することに関して了とされました。

 引き続き、本件に関しては進捗状況を報告させていただきたいと思います。

憲法審査会が開催される

2012年04月25日 | Weblog


 憲法審査会が開催され、委員の一人として出席させていただきました。

 今日のテーマは「東日本大震災と憲法」の第2回目。

 参考人として、福島県双葉町長の井戸川克隆さん、東北大学教授の牧原出さん、そ
して京都大学教授の大石眞さんがご出席下さいました。



 さて、双葉町は、埼玉県に役場ごと避難している自治体ですが、町長の井戸川さん
は、「仮の町」を早く設けて、双葉町民の世代間の連結が必要との考えをお持ちで
す。

 今すぐに双葉町役場を双葉町内に設けることは難しいという認識のもと、現在の姿
を第1段階、福島県内等で「仮の町」を設けることを第2段階、そして双葉町に戻れ
ることを第3段階として考えておられるそうです。

 原発事故後の故郷を思うとき、かけがえのない海で捕れた魚を食べることができな
いという悲しみを深く感じたとのことですが、町長として、何よりも情報の透明性確
保と、事故の責任を明確にして、まさに再出発しなくてはならないという力強い意志
をお持ちです。

 今日の憲法審査会は、「大震災と統治機構に関する参考人質疑」という題目ではあ
りましたが、私自身、幹事長室の福島県担当者として、なお一層の積極的な取り組み
が必要だとの気付きをいただく機会となりました。

日本版GAOに関する議論

2012年04月24日 | Weblog

 朝、私が座長を務めさせていただいている「決算行政監視WT(ワーキングチー
ム)」が開催され、公会計の専門家である、東京大学の山本清教授からご所見を伺い
ました。

 「会計検査制度の課題と改革の方向性」の題目で山本教授から、そもそも、なぜ会
計検査制度があるのかという制度論から、我が国における会計検査制度の位置付けに
至るまで広範なご説明を賜りました。



 世界各国においても、日本の会計検査院と同様かそれに類する行政のチェック機能
があります。例えば、日本の会計検査院は”独立”した組織として行政をチェックす
る1200人のプロ集団として存在しますが、米国には立法府内にGAO(U.S.
Government Accountability Office)があり、日本の検査制度とは違う仕組みの
チェック機能があります。

 日本における議院内閣制と、米国における大統領制という異なる民主主義システム
を考えれば、これらを一概に比較することはできませんが、GAOの機能(権能)に
ついては、しばしば会計制度の新たな目標として取り上げられることがあります。

 我が国の会計検査のあり方の方向性を議論するとき、その機能を立法府(議会)に
置くのか、あるいは行政に置くのか明確な位置付けが必要ですし、また、実際の影響
力として「助言者か、番犬か、アナリストか(山本教授)」というビジョンも必要で
す。

 今後も日本版GAOに関する議論を続けながら、我が国における次世代の会計検査
機能のあり方を探って参ります。

SFSJ総会開催

2012年04月23日 | Weblog


 セイラーズフォーザシー日本(SFSJ)の総会が開催されました。

 セイラーズフォーザシー日本は、米国のセイラーズフォーザシーの海外における初
の支局として昨年11月に発足し、米国ロックフェラー財団の次期総帥(そうすい)
である、デイビット・ロックフェラー・ジュニア氏が名誉会長を務めます。

 今日の総会では、まず、会長で元環境大臣の松本龍衆議院議員から挨拶があり、海
洋自然の保護を目的としたSFSの活動に共感し、SFSJが始まったことを述べ、
国境を越えた海洋保全の重要性についてSFSJとして心をひとつにすることを確認
しました。



 その後、名誉会長であるデイビット・ロックフェ
ラー・ジュニア氏からいただいたSFSJ総会へのメッセージが披露されました。

 その全文をここでお伝えしたいと思います。



 Here is my message to the SFS/J Board on the occasion of your meeting on April 23rd :

“To my good friends of Sailors for the Sea/Japan: I salute you and congratulate you on the occasion of your first members meeting.

Along with Hilary Wiech of the Newport, Rhode Island SFS staff, I made some suggestions for fund raising ideas and she made some good suggestions for undertaking active program ideas in Japan.

I look forward to meeting with you early in 2013 when I hope to visit both Tokyo and Yokohama. By that time, I am sure you will have accomplished some important activities during 2012, and I look forward to giving you my report on SFS/US activities for the same period.

All best wishes from Susan and me, and we wish again to express our condolences to the Japanese people after the first anniversary of the NE Japan triple shock, from which I know you are still recovering.

Yours, David Rockefeller, Jr.”


親愛なるSFSJの皆様

皆様にご挨拶と第一回ミーティング開催のお祝いを申し上げます。

SFSロードアイランド駐在のスタッフ、ヒラリーも交えて私はファンドレイズに関
するアイデアをいくつか提案しました。ヒラリーからも日本での活動案にアドバイス
をさせていただきました。

2013年初頭に東京と横浜を訪問する予定ですので、皆様にお会いできることを楽しみ
にしております。それまでに2012年に皆様が大切な活動を成就していらっしゃること
でしょう。同時に私もSFS米国の同時期の活動報告をさせていただけることと楽し
みにしております。

スーザンと私から心よりのご挨拶を申し上げるのと同時に、東
北大震災一周年を過ごされ、未だ復興の途中にいらっしゃる日本の皆様に改めて心よ
りの哀悼を申し上げます。
David Rockefeller, Jr. より



 総会では今後の活動案について議論が交わされ、SFSJの活動を一層活発に
行っていくことが確認されました。