デイビット・ロックフェラー夫妻の日本訪問スケジュールの中で、被災地視察に次いでウェイトを置いたのが、国会内での基調講演です。
参議院内で開催したデイビット・ロックフェラー・ジュニア氏の基調講演「次世代の次世代にいかに地球を手渡すか」には、１５０名を超える方々に出席していただきました。
ＮＰＯ関係者、個人、政府関係者、国会議員、あらゆる方面から「海洋環境の保全」に興味を持つ方が集いました。
デイビット・ロックフェラー・ジュニア氏は、自身が設立に加わった「セイラーズ・フォー・ザ・シー」で、美しい海の保全に取り組んでいます。
「セイラーズ・フォー・ザ・シー」が実際に取り組んでいる活動は幅広く、子供たちに海洋の重要性について教育を行ったり、ヨットから海に浮かぶゴミをすくい上げたりすることなど、草の根の活動が多いそうです。
世界の人口が激増して、海への過剰な負担問題が顕在化する中、デイビット・ロックフェラー・ジュニア氏の基調講演は、海の重要性について再考させられる良い機会となりました。