参議院議員 大島九州男の活動日記 「Q-blog」

参議院議員・大島九州男(おおしま くすお)の活動記録です。

参院選 最終日を迎えて

2013年07月20日 | Weblog


 7月4日にスタートした参議院選挙は、明日投開票を向かえます。

 この選挙戦、私は皆様にお支えいただき、おかげさまで元気に本日を迎えることが
できました。

 応援して下さいました皆様方に心から感謝の気持ちを伝えさせていただきたく思い
ます。

 さて、日本は岐路に立たされている、そう思います。

 周辺諸国からの領土に対する圧力を背景とした「国防意識」が高まり、総理は憲法
を改正した上で、集団的自衛権の解釈変更や、自衛隊を改組して国防軍とするなどの
議論を展開しています。

 人と人とが武力によって互いの主張を争う戦争は、お互いの「全て」を失ってしま
います。

 私たち日本人は、先の大戦によって多くのことを学んだはずです。

 今こそ私たち日本人は、武力による問題解決ではなく、対話による問題解決を世界
に呼びかけ、実践していくべきなのです。

 一人ひとりの「いのち」を尊び、ひとりでも多くの国民が「平和」の意識を高め、
家庭、国家、社会、そして世界の平和境建設のため邁進されんことを祈ります。

 では、最終日、よろしくお願い申し上げます。

山口仙二さん逝く

2013年07月07日 | Weblog


 14歳の時、長崎の原子力爆弾で被弾し、闘病生活を繰り返しながらも核廃絶を世
界に向けてうったえ続けた山口仙二さんが昨日ご逝去なさいました。

 山口さんは、学徒動員先の長崎市内の兵器工場で被爆し、全身に大やけどを負いな
がらも奇跡的に命は取り留めました。しかしながら、その後、被爆の後遺症に苦しめ
られ、全身のだるさ、皮膚の異常などあらゆる原因不明の病気に悩まされ続けます。

 しかしながら、山口さんは、自らが経験した原子力爆弾の惨さを語り継ぐ運動を開
始します。

 「ノーモア広島、ノーモア長崎、ノーモアウォー」という山口さんの魂の叫びはあ
まりにも有名です。

 最近ではエジプトの混乱に見られるように、世界をめぐる情勢は緊迫の度合いを増
しています。

 私たち日本人がすべきことは、戦争の経験を忘れることなく、二度と戦争をしては
ならないんだという決意を新たにし、山口さんの思いを全世界に語り継ぎ、世界の平
和を実現していくことだと思います。

 山口さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。

警察官、看護師になりたい子どもが増える

2013年07月06日 | Weblog

 第一生命保険が5日発表した小学生までの子どもたちを対象とした調査を公表しま
した。

 調査項目は「大人になったらなりたい職業」。

 例年、子どもたちがなりたい職業の第1位は男児がサッカー選手、女児が食べ物屋
さんで安定していますが、2位以降は時代を映す鏡となっています。

 今回の調査で際立ったのが、東日本大震災を目の当たりにした児童が、警察官や消
防士、救急隊、お医者さんになりたい、と答えたことです。

 実は大人においても同様の調査結果が複数あり、東日本大震災発生時の自衛隊の救
出活動が高く評価され、自衛隊人気が上がっています。

 このように、今「いのちを大切にする」職業が人気となっています。

 東日本大震災のような大災害はもとより、今後進行していく高齢化に対応する社会
づくりの基本は、やはり「いのちを大切にする」ことです。

 なによりも「いのちを大切にする社会」が国家の基本でなくてはなりません。

 子どもたちの純真な思いを次世代の日本の社会づくりに反映できるよう、引き続き
国政の場で仕事をさせていただきたいです。

明日から決戦です

2013年07月03日 | Weblog


 明日から参議院選挙が始まります。

 決戦を前に、私の持論「剣山型社会」について述べさせて下さい。

 若者の失業率が高く、せっかく大学を卒業してもニート・フリーターになってしま
う、こんな報道が相次いでいます。

 この背景には何があるのでしょうか。

 私は、今の社会が「ひとつの山を登る」だけの仕組みになっていることに問題があ
ると考えます。

 周囲と同じように、それなりの高校を卒業して、それなりの大学を卒業し、そし
て、それなりの社会人になる。果たしてこれが正しい道なのでしょうか。

 例えば「寿司職人さんになりたい」、「美容師になりたい」、「デザイナーになり
たい」、こうした夢を持っている若者が大学に行く必要は必ずしもありません。

 むしろ、中学卒業と同時に職人の道を歩んでも、あるいは高校卒業後に専門学校へ
進学してもいいと思います。

 私は、「ひとつの山を登る」のではなく、花を生ける剣山のように、同じ高さにた
くさんの頂点があり、それぞれにひとつ一つの輝きがある「剣山型社会」が必要であ
ると考えます。

 私たちはこの世に「ひとつのいのち」を授かり、一人ひとりが何らかの役割を持
ち、社会の一員として「生かされて」います。

 今こそ私たちは、一人ひとりが社会の一員であるということを再認識し、お互いを
認め合い理解し合う「いのちの大切さ」について深く考えなくてはなりません。

 この選挙戦、皆様おひとりおひとりにお目にかかって、いろいろなご意見をいただ
けますようお願いを申し上げ、選挙戦間近のブログとさせていただきます。

 明日から、全力で走り抜けます!

治験が広がる

2013年07月01日 | Weblog


 このところ、IPS細胞を利用した網膜再生の治験開始やアルツハイマー病対策薬
のダウン症患者への治験開始など、新たな「治験」が始まっています。

 実は私が厚生労働委員会の委員として所属していたときにも「治験を各方面に広げ
るべき」という意見が多くありました。

 最近の治験の広がりは、あらゆる病を持つ患者やその家族にとって希望の光となっ
ていることと思います。

 例えば、ダウン症は、先天的な染色体異常が原因とされ、日本では1000人に一
人の割合で生まれるとの報告があります。

 ダウン症は成長期には心疾患や知的な発達の遅れがあり、成人する頃には引きこ
もったり、日常生活が難しくなるなどの症状が見られます。

 今回の治験では、これまで特定のアルツハイマー病に使われていた薬をダウン症患
者を対象に投与し、成人後の生活能力の低下を改善することが目的とされます。

 今後、こうした治験が実を結び、ダウン症の患者やその家族が、僅かではあっても
将来の不安を払拭することができ、QOL(クオリティーオブライフ)の向上に繋
がっていくことを期待したいと思います。