参議院議員 大島九州男の活動日記 「Q-blog」

参議院議員・大島九州男(おおしま くすお)の活動記録です。

私立高校の中退が減る

2011年11月04日 | Weblog

 私立高校を対象とした調査で、調査を開始して以来初めて「中退」が減りました。

 これは、高校授業料の実質無償化に伴って、私立高校を対象とした「就学支援金制度」が昨年度から実施されたことによって、実を結んだものであると考えられ、経済的な理由から高校中退を余儀なくされる生徒が減っているのです。

 実は私自身、この「就学支援金制度」の制度化については、全力を傾注してきた経緯がありますので、この結果については率直に嬉しく思います。

 さて、今年の調査は全国の私立学校320校から回答があり、例えば9月末までに経済的理由で中退した生徒が58人で、平成10年に調査を始めてから最も少ない数字となるなど目に見えて”中退”が減っています。

 さらには、学費を滞納している生徒数もこれまでの最低水準となり、「就学支援金制度」の効果が顕著に表れているといえます。

 様々な事情があり、子供たちは私立高校・公立高校に進学します。この生徒一人ひとりが高校生としてしっかり学び、社会の一翼を担う人材として羽ばたけるよう「就学支援金制度」の堅持と拡充を議論して参りたい、そのように思います。