河崎実氏の道楽

　「地球防衛少女　イコちゃん」という作品がある。

【主人公のイコちゃんはごくふつうの中学生。
　しかし、たまたま出会った宇宙人モ ロケンにもらったインカムをつけると、すごい能力を発揮することができるよう になるのだ。
　イコちゃんはまさに「地球防衛少女」として怪獣怪人宇宙人を相手 にけなげにそしてゆかいに戦うのだ！】

　という、ストーリーを見れば分かるとおり、「とにかく可愛い女の子を主人公にして、怪獣と戦わせちゃえば良いのさ!」的な、後のOVAに腐るほど登場する（ホントか?!）パターンの基礎を築いた作品である。

　この「イコちゃん」を監督したのが、「河崎　実」氏である。
　以前紹介した「大桃監督」ともほぼ、同時期に活動を始めており、当時流行の「8mmの自主製作」から出てきた人で、「イコちゃん」も「マイティレディ」の時期と近い。

　で、「大桃監督」が、比較的「一途」なのに対して、この「河崎氏」は、もう、本当にすき放題なのである。

　「イコちゃん」で、カワイコ路線なのかと思えば、「愛の戦士　パルテオン」という、「特撮初の成人指定ビデオ」に突然登場したり、どうもそれが気に入ったのか、AVビデオメーカー「ソフト　オン　デマンド」で、「恋身女子校生パティ」とか作っちゃうし、よく分からんのである。

　最近は、「恋身女子校生パティ」の続編(?)の「恋身女子戦隊パティーズ」の後、どうしているのだろうと思っていたら、今日、ビデオ屋のチラシで見つけた。

　「いかレスラー」である。
　困ったもんだ。^^;
　本当に、「道楽」で生活しているとしか思えないのであるが、そう思って探したら、こんなサイトが立っていた。

　うーむ・・・、ポニーキャニオンだってさ。
　一体どんな手を使ったのであろう???

　てな訳で、私的には「大桃監督」以上に納得できない人の一人なのであるが・・・んーやっぱりがんばって欲しいのである。
　同じものに一時期恋焦がれて、実際にはすき放題に出来なかった私としてはね。^^

【追記】
　そうそう、言い忘れたけれども、この人の人脈というか繋がりの広さは凄いと思う。
　「いかレスラー」の「特別監修」も、あの「ウルトラマン」等の監督で有名な「実相寺監督」なのだ！（って、知らないか？^^;）