不条理み○きー

当面、きまぐれ一言法師です

「景色の中の・・」

2005年11月09日 23時22分08秒 | Life

 それは、いつもソコに在った。
 いや、最初に言っておくが、別にそれが好きだった訳でもないし、気に入っていた訳でもない。
 ただ、それはいつも、ソコに在るモノだと、そう思っていた。

 ある日、仕事帰り。
 何となく、妙に落ち着かない事に気付いた。
 何だろう?
 最初の日は、解らなかった。
 次の日も、その次の日も。
 何となく感じている違和感の理由に思い当たらず、イライラしていた。

 で、ある日、ふと気付いたのである。
「あ!居ない!」
 そう、あの「ぽっぽちゃん」が、居なくなっていたのだ。

 コーポレートアイデンティティ(Corporate Identity)
 略称CI。

 企業がもつ特徴や理念を体系的に整理し、簡潔に表したもの。
 一般顧客からみて企業を識別できるような、その企業に特有のもの。
 また、これを外部に公開することでその企業の存在を広く認知させる
 マーケティング手法のこと。
    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 しかし、一般には一番最後の「マーケティング手法」の部分のみがクローズアップされて、「社名変更」や「ロゴマーク」の変更の意味だけに取っている人が多い。

 一時期、これがやたらと持て囃されて、いろんな会社が我も我もとロゴや社名をころっと変えた。
 マークを変えて、認知度をアップさせよう!という作戦だった訳だが、今から考えると、やっぱり本質を理解しないまま代理店か何かに踊らされて、似つかわしくない社名、ロゴで「大外れ」の会社も有った気がする。
 何より、「CI」には金がかかる。
 そりゃあそうだ。
 ビルや看板のでっかいマークを変えるにも凄い費用がかかるし、社内で使うロゴ入りの封筒、便せんまで変えないと行けないのだから大変だ。
 難しく言うと「費用対効果」、簡単に言えば、「金使こうた割りにはさっぱりですわ」の会社も多かったのだろう。

 結構、短い期間で落ち着いてしまい、まるで麻疹の様だと思ったモノだ。

 繰り返し書くが、本質を捕らえていれば、効果のある手法なのである。
 実際、再建に立ち向かうダイエーも、従来のイメージを断ち切り、心機一転の心意気を周囲にも従業員にも知らしめるために、ロゴを変える
 効果がどう出るかはこれからだが、戦略としては間違ったやり方ではない。


 しかるに、「ぽっぽちゃん」である。
 その赤と青に囲まれた「ぽっぽちゃん」の会社は、確かに最近、持ち株会社が出来て経営都合(でいいの?)された。
 しかし、その会社自身は、存続しているし、実際、店舗も変わったわけではない。
 なのに、イキナリ「ぽっぽちゃん」が居なくなって、その持ち株会社のロゴになってしまうというのは、どういう事だろう?!

 しかも、そのロゴは、元々傘下の企業だった「コンビニ」マークにそっくりで、知人は、でっかいコンビニに変わったのかと思った、と言っていた。
 
 そうである。
 長い不況の影響で、結構、みんな、ロゴが変わるとか社名が変わると、すわ「倒産」かな?「合併」かな?と思う癖が付いていると思うのだ。

 まあ、何か会社の事情があるのかもしれないし、どこの会社にも居がちな、訳のわからん偉い人が、
「やっぱりコンビニのマークが親しまれていて、いいっしょ!」
とか、言ったのかもしれないが、私は声を大にして言いたい。
 「ぽっぽちゃん」を返せ!と。

 いや、もう一度言っておくが、別にそれが好きだった訳でもないし、気に入っていた訳でもないからね。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
確かにびっくり (かつを)
2005-11-10 00:32:04
まぁIYグループ内での「配置転換」かなにかと思ってあまり気にしてなかったけど。
返信する
でしょ? (ぷよぱぱ)
2005-11-10 18:08:39
★かつをさん

 取り立てて騒ぐほどではないですが、

 なーんとなく間抜けに見えませんか?
返信する
かなり間抜けですが (かつを)
2005-11-11 01:57:32
もしかして、IYさんはコンビニとスーパーのボーダレス化を狙ってる?
返信する
あっ! (ぷよぱぱ)
2005-11-11 02:31:59
★かつをさん

 ありがちかも!

 1F セブンイレブン

 2F~ ヨーカドー

 最上階 デニーズ



 で、ビルの所有者は、持ち株会社と。



 あら、洒落になってないですな。
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