何度も書いた話なので、簡潔に。
自主作成の面白いところは、熱意にある。
商業ベースになると洗練される部分がある一方で、つまらなくなるのは、その一途な想いが、表現しにくくなるからである、と思う。
その意味で、「マイティレディ」が、メジャーではなく、あくまで自主作成的に戻ってきたとき、期待したのは、もちろん魅力的なキャラもあるのだが、あの時の「熱い想い」が、また、見れるのかと思って期待したのである。
だがまあ、特撮は金食い虫である。
やるのなら、中途半端はダメで、有る程度収益も上げざるを得ないだろう。
だからって、毎回、メイキングが半分って、どうだろう?
しかも、段々と登場するシーンも、着替えや水濡れ、あるいはローションまで。
これって、もう、他のフェチビデオの撮影と同じである。
繰り返すが、収益を上げないと、次が作れないのである。
で。メイキングを増やすと、売れるのである。
だけどさ。
なんか、せめて、どこか。
あの時の「熱さ」が感じられる部分が、どこかに有って欲しいと思うのは、私がおじさんになった所為なのだろうか、と、ふと、寂しく思うのである。
がんばれ、「ビックピーチエンターテーメント」。
がんばれ、「大桃監督」
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マイティレディに関しては、ガッカリですね。プロモVみたいなのをサイトで見たのですが、ヘタなキャットファイトの真似事みたいなことをしていて、唖然としました。
売れなきゃ次が作れないのは当然なのですが、売るためだけの作品を作っていては、主客転倒も甚だしく撮りたいものが撮れないのなら、やめた方がいいと思います。
拙作「チャオ」も、どうにかこうにか完成させることができましたが、収録時間の半分はメイキングになりました。これは、販売戦略でもありますが、本編の時間が短すぎたための措置でもありますw
長くなりすぎると困ると思って、脚本からいくつかシーンを削ってしまったがため、思いの他短くなってしまいましたw
もうちょっと、いろいろやっておけばよかったなぁ、と編集の段階で後悔しましたw
さて、拙作「チャオ」に込めた熱は、果たしてどれぐらい見てくださる方々に通じるでしょうか?
興味津々でありますw