不条理み○きー

当面、きまぐれ一言法師です

控えめな「あの娘」

2004年11月25日 01時31分45秒 | Life
 新札が出回って、早1ヶ月が経ち、そこそこに出回っているようである。
 私の財布には、「野口くん」以外は、あまり居座ってくれないのだけれど。

 ところで、新札デビューに伴い、一気に古参になってしまったこの娘、「二千円札」であるが、やっぱり出回っていない。
 対応していない自販機が多いという問題もあるのだろうが、みていると、もうレジの時点で「のけ者」にされている事が多い。
 結構、レジの中に収まっているときでも、渡してくれる「レジのお姉さま」が、「二千円札」には見向きもせず、ドバドバと千円札で渡してくる事が多いようだ。

 で、冷静に考えると、幼い頃からの数の訓練でも、「5」と「1」の組み合わせは、「算数のお稽古」に入っていたりするけれど、「2」との組み合わせは入っていない気がする。
 無意識に「八千円」と聞くと、「五千円と千円3枚」か「千円8枚」は、さっと浮かぶのに、「二千円4枚」とか「五千円と二千円と千円」というのは、出てきづらいのは、結局、そういう風に「しつけ」られて居るからなのだろう。

 対して、海外では「20ドル」とか「20ユーロ」が結構流通している。
 昔から、「日本人より計算に弱い」といわれていた海外(今は、そんな事ないらしいけど。)で、「2」単位の通過が流通するのは、何故だろう?とちょっと考えたときに、ああ、釣りの渡し方か、と思った。

 最近は、海外のレジでもちゃんと「つり銭」表示する機会が普及したので、目にする機会も減ったようだが、よく「海外のガイドブック」につり銭の渡し方として、「足していく」方法をとる、という紹介があり、いまでも時折目にするのだが、このやり方は「高額紙幣」から埋めていくので、「2」単位を使う機会が増えると思うのだ。

 例えば、24ドルのものを買って、100ドル渡したとき、「引き算の得意な日本人」は、

「あ、76ドルのお釣り。50ドルと10ドル2枚、あと5ドルと1ドルね。」

となるが、「足し算の国」の人たちは、

「お前の買ったものが24ドル。
 これに50ドルを足すと、74ドル。
 これに20ドルを足して、94ドル。
 これに5ドルで99ドル。
 最後に1ドル足して、はい、おつり。」
 
と言う風に、20ドルが登場するのだ!と思ったのであるが・・・この説は如何?

まあ、結局、”使い慣れていない”という結論なのですけどね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。