紫微の乱読部屋 at blog

活字中毒患者の乱読っぷりを披露。主にミステリーを中心に紹介します。

「時代小説 読切御免第一・二巻」新潮社編

2004年12月06日 | アンソロジー
ミステリーではないのですが、北方謙三、宮部みゆき、逢坂剛
なども収録されていますので、軽くご紹介を。
第1巻には、「枝下」北方謙三、「謀りごと」宮部みゆき、
「一生不犯異聞」小松重男、「刈萱」安西篤子、
「決闘小栗坂」南原幹雄、「土場浄瑠璃の」皆川博子、
「夜叉鴉」船戸与一の7作。
第2巻には、「傷」北原亜以子、「伏見城恋歌」安部竜太郎、
「五輪くだき」逢坂剛、「峠の剣」佐江衆一、
「一夜の客」杉本苑子、「赤木の雁」伊藤桂一、
「死に番」津本陽の7作が収録されています。

時代モノとひと言でいっても、いろんな時代があるんですね。
奈良時代から幕末、明治初頭まで、さまざまな時代の、
ワンシーンを切り取った、とても切れ味の良い短編が
収録されておりました。
時代小説というと、なんだか長編ばかりで手が出しにくいと
思っていたのですが、こうやってアンソロジーになっていると、
とっかかりにはとても良いです。
しかも、どれも小難しくもなく(笑)、
とても楽しませていただきました。満足、満足(^-^)。


時代小説 第1巻(新潮文庫)
新潮社編出版社 新潮社発売日 2004.03価格  ¥ 500(¥ 476)ISBN  4101208352bk1で詳しく見る オンライン書店bk1

時代小説 第2巻(新潮文庫)
新潮社編出版社 新潮社発売日 2004.03価格  ¥ 500(¥ 476)ISBN  4101208360bk1で詳しく見る オンライン書店bk1