紫微の乱読部屋 at blog

活字中毒患者の乱読っぷりを披露。主にミステリーを中心に紹介します。

「大極宮3 コゼニ好きの野望編」大沢在昌・京極夏彦・宮部みゆき

2005年01月14日 | その他
毎週「週間大極宮」を読んでいるので、
わざわざ買う必要もないかと思うのですが、
3人の対談(雑談?)とか、書き下ろし短編とか
とてもおいしいおまけがついているのです。
一度読んでいるのですが、3人のコメントと合わせて読むと
より一層楽しめます。しかもコメント偏ってるし(笑)。

今回、私がいちばん期待していたのは、書き下ろし短編。
ショートショートでもいい、とか思っていたのですが、
小気味よく裏切られました(笑)。
なんですか、新聞の連載小説風のリレー小説で、
しかも大沢さんが第110回、宮部が120回、京極が130回、
という(直木賞受賞の回と合わせてあるんですね)飛石状態。
あらすじとかストーリーとか関係なく、
雰囲気で勝手気ままに楽しみました、という風情でございました。
…3人が3人とも楽しんで書いたんだなあ、
というのが伝わったからいいんだけどさ。
ちゃんとした“作品”を期待していた私が間違ってました(笑)。


大極宮 3 コゼニ好きの野望篇(角川文庫)
大沢在昌〔著〕・京極夏彦〔著〕・宮部みゆき〔著〕

出版社 角川書店
発売日 2004.11
価格  ¥ 620(¥ 590)
ISBN  4043611064

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