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大阪・福山と一泊の出張から帰宅した。
週末の福山発夕刻ののぞみは混雑していた。満席である。新大阪より西はのぞみの本数が激減する。疲れてるから1時間待ちは勘弁して欲しい。やむを得ずグリーンに乗った。JR西日本のCAがオシボリが出してくれる。新大阪からはネイビーブルーユニフォーム、JR東海のCAがウェットなペーパータオルを出してくれた。数年に1回ぐらいしか乗らねーもんだから...快適に帰ってきました。あとは上司の交渉してグリーン代をたたき出さねばならない

うちに帰ってTVのスイッチを入れると、あの男の死刑が確定したニュースが流れてきた。初公判から10年という。世界の小説家が、模倣を恐れて書かなかったという毒ガスによる無差別テロを、現実の世界で起こし、人を殺めた。
僕はこの男が逮捕され起訴されるとき、刑法第七十七条、すなわち内乱罪の初適用があるのではないかと思っていた。

第七十七条  国の統治機構を破壊し、又はその領土において国権を排除して権力を行使し、その他憲法の定める統治の基本秩序を壊乱することを目的として暴動をした者は、内乱の罪とし、次の区別に従って処断する。
一  首謀者は、死刑又は無期禁錮に処する。
二  謀議に参与し、又は群衆を指揮した者は無期又は三年以上の禁錮に処し、その他諸般の職務に従事した者は一年以上十年以下の禁錮に処する。
三  付和随行し、その他単に暴動に参加した者は、三年以下の禁錮に処する。

首謀者の処断は、死刑又は無期禁固であって、これは外患誘致罪についで重い。
(外患誘致罪とは第八十一条にあって、『外国と通謀して日本国に対し武力を行使させた者は、死刑に処する。』という罪で、文字通り処断は死刑しかない。)

この男は何も語らないまま、絞首され、人々の前から姿を消す。
結局、起訴後の10年は、この男が拘置所の独房の中で描いたストーリーどおりにやられたのではないか...という気がしてならない。




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