明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

引っかかる・・・

2016-07-03 | 母との確執

月に一度の母宅訪問。

マンションの出入り口でバッタリ、お隣の奥さんに出くわしてしまった。
世の常だが、しゃべり出したら長~いこの奥さん^^;
でも何かとお世話になるお隣さんだから邪険にもできない。
駅前スーパーで買ってきたアイスが気にかかる (ドライアイス入れてはきたけど)


「まだ〇〇にいてはるの?」
「はい、ちょうど1年になりました」

なぁんてところから始まり・・・

「そうそう、こないだの夜、お母さんがお風呂の換気が止まらへんから見てと
 うちに来はったんよ」
「え、そうなんですか。ほっといてもタイマーで止まるはずなんやけど」
「なんかようわからんまま焦ってアチコチ押して、故障したと思ったんちゃうかな」
「あ~、機械に弱い人なんで。スミマセンお手数かけて」
「いやいや私らでも機械は弱いからそんなんかまへんねん。お母さんには言わんといてね」
「落ち着いてよく考えたらいいんですけど、すぐにパニクるので」
「しょうがないわ、おトシやもん」
「これからも何かとご迷惑かけるかもしれませんけど、よろしくお願いします (ペコリ)」

お隣さんは何度も 「私が言うたと言わんといて」 と念を押し、
漸く解放された。



母との何気ない会話の中で、じわっと探りを入れてみる。

「何か、困ったことはない?」
「なぁんもない」
涼しい顔をしている。

「買い物は?」
「ちゃんと行ってる」
「もう暑いから、毎日お風呂に入らなアカンよ」
「お風呂やのうて湯あみしてるわ」

湯あみ! なんとも古風な表現(爆)

「洗顔フォーム、減ってないやん」
「化粧せん日は使わへんもん」
「化粧せんでも顔は毎日洗うやろ?」
「私らもう汗もアブラも出えへんし」
( ゲゲッ
以下、またいつもの不毛な会話に…(省略)



掃除のついでにお風呂の換気を見たら
1時間にセットしておいたタイマーが4時間になっていた。

「あれ、4時間になってるよ」
「そうやねん、なんでやろ。頃合い見て止めてるねん」
「ここで時間をセットしといたら勝手に止まるから。
 △押したら数字が増えて▽押したら減って・・・」

ちっとも聞いてない

「わかった?」
「うんうん。ちゃんとしといて。私、さわらへんから」

さわってこないだパニクったんとちゃうんかーい 

そういえばトイレの照明も自動にセットしておいたはずがずいぶん暗くなっていたことがあり。
「なんもさわってへん。アンタがちゃんとしといてくれたんちゃうのん」
とのたまうが、
実はあちこちさわっているのかも。
さわるのはかまわないが、それで学習しないのが情けない^^;



やっぱりプライドが邪魔するのか、
お隣に助けてもらった話は母の口からは出なかった。


こういうことがたびたびあるようなら、ひとり暮らしはもう難しいってことなのかな~
せめて電話で尋ねてくれたらいいのに。




あとで気づいた。
お隣さんの言葉、「まだ〇〇にいてはるの?」

「まだ」ってのは
「まだほっとくのか? もう帰ってきて同居したら?」
の意味だったのかな~。