明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

圧巻の三十三間堂

2022-06-27 | 旅行
さて、たびともさんと別れた私はバスに乗って三十三間堂へ。
平日ということもあり、バスはガラガラ。
京都駅はそれなりにごった返してはいたが、
インバウンドの姿が見当たらない京都は何年ぶりだろう。
(京都に行くなら今のうちですよ)




三十三間堂、名前の通り大きい。
ここも人はまばらで、修学旅行の中学生が数人いるだけだった。
このごろの修学旅行はグループ行動なのね。
3,4人のグループごとにタクシーで回っている。

堂内は撮影禁止なので外側だけ。
それにしてもよくもまぁこんなものを作ったものよ。

座像(中尊)を中心にして左右に千手観音像が1000体。
ほかに風神、雷神、二十八部衆の像が合わせて30体。
中には目が4つある像もある。風神雷神はド迫力。
所狭しと並ぶ観音様たち。
斜めから見ても寸分違わず、きれいに並んでいる。
(思わずキューピーさんが並んで行進する某CMを連想した)


後白河上皇が平清盛にお金を出させて作らせたらしいが、
権力と財力に物言わせて都中の仏師を集めて競わせて作ったんだろうな。
これでもか~という感じで、圧倒される。

しかしこんなにたくさんの観音様を、なんで後白河さんは必要としたんだろ?
何が何でも救われたかったんだろうかね。
戦乱の世だから、どれだけたくさんの観音様を並べてすがっても
心穏やかにはいられなかっただろう。
(どうも西田敏行サンの顔がちらついてしまう)
 
→ 蓮華王院 三十三間堂






三十三間堂を出て大和大路通を北の方向に歩いていくと、
すぐ北隣が京都国立博物館。
正門フェンスの間から撮った。
噴水の向こうに「考える人」がちらっと見える。




しばらく行くと方広寺。
「国家安康」「君臣豊楽」の文字が家康の反感を買い、
大坂の陣のきっかけになったという鐘を見て、




その隣の豊臣秀吉をまつった豊国神社へ。
千成瓢箪の形の絵馬がたくさんぶら下がっている。
ここでもタクシーで乗り付けた修学旅行生がちらほらいた。


さすがに歩き疲れたので、もうこの辺で帰ることに。
京都駅に戻り、何かお菓子でも買って帰ろうかと思っていたところに
たびともさんからLINEが入り、
「仙太郎の水無月、買ったよ」と。

そうそう、思い出した。
京都の人はこの時期、夏越しの祓に「水無月」を食べるのだ。
私はまだ食べたことがないので、
さっそく伊勢丹の地下で行列に並んで水無月購入。



氷室から切り出した氷の形に似せた三角形の外郎の上に
小豆餡を載せたお菓子。

味は・・・外郎があまり好きではないので・・・こんなものかなと。
でもまぁ京都人に倣って、今年の夏はこれで乗り切れますように。




というわけで、七条辺りをうろうろと旅行気分で歩き回り、
軽く1万歩をクリアした一日だった。
暑かったー!