広報邂逅記

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ブログ210917 バンクシーって誰?展~レプリカだけど、現場を再現しているからリアルで迫力ある展示 ...

2022-05-04 22:33:07 | 食べ物
写真をたくさん撮ってしまったので、前半と後半に分けてのご紹介。

ここから、後半です。




ガスマスクをしたエリザベス女王の切手




バンクシーが10万枚制作したとされる偽の10ポンド紙幣。紙幣の表にはダイアナ妃の肖像が、裏にはチャールズ・ダーウィンが印刷されている。紙幣の発行元は「バンク・オブ・イングランド」ではなく、「バンクシー・オブ・イングランド」だ。そして、裏にはバンクシーのモットーである「Trust no One(誰も信じるな)」の文字。


シルクスクリーンのNoは
131/250


結構、本物に見えるほど精巧につくられた象


THE WALLED OFF HOTEL
コーナーへの入口


ニュースでも、だいぶ話題となったホテルだ。


2017年、バンクシーがパレスチナ自治区のベツレヘム市内にオープンした「The Walled off Hotel(壁で分断されたホテル)」。イスラエル政府が築いた高さ8m、全長700kmにも及ぶ分離壁の目の前にあえて建つ、「世界一眺めの悪いホテル」である。世間の目を少しでもパレスチナ問題に向けさせ、その不条理を実感してもらうためにつくられた当ホテルは、内装もバンクシーや仲間のアーティストが担当した、唯一無二、ファン垂涎(すいぜん)の聖地である。実際に部屋の窓から見えるのは延々と続く分離壁と、さまざまな人が描いたパレスチナ人隔離政策に対する抗議や平和への願いを込めたグラフティ。しかし本展では、バンクシー作とみられる作品の一部をピックアップ。ある意味、「世界一眺めのいいホテル」となっている。


ホテル側の照明を暗くしているので、本当に外側の壁がリアルに浮き上がって見えます


本当に壁とホテルの窓の近さにビックリです


無機質な壁がこんなに近くにあったら、圧迫感の何物でもないけど、こんな感じにアートが描かれていたら、この距離は観賞するには、かえって近くてイイかもです。




壁に穴が開いて先が見えるようで、解放感がありますね


人が映っていると、壁がどれだけ高いかわかりますね。
















パレスチナのベツレヘムのガソリンスタンドに描かれたという有名な作品。


覆面をした少年の手には火炎瓶ではなく、花束が握られているのが印象的です。


実際に描かれているガソリンスタンドの写真


https://globalnewsview.org/archives/11501


2015年初頭ころにイスラエル ガザ地区の家の壁に描かれた「子猫」という作品。


展示ではガザ地区の廃墟と化した街の様子が再現されていた。
どんな場所にこの絵が描かれてのかが、この素晴らしい美術さんの努力のおかげで感じることができる。


「なぜ、こんなところに猫の絵が?」2014年夏、7週間におよぶイスラエルの軍事攻撃により、廃墟と化したガザ地区北部のベイトハヌーン、そこにバンクシーが残した壁画は、自身の作風とは似ても似つかぬ、なんとも愛くるしい子猫の絵だった。「SNSではガザの悲惨な現実より、もっぱら子猫の写真ばかりが見られている」。そこで世間の注目を集めるために、廃墟の中にこの絵を描くと、たちまち国際的な支援団体がこの地区の人々の援助をすぐさま行動に移した。バンクシーの作戦勝ちだ。




狙われた鳩




オリーブの枝を携えた平和の象徴の鳩だが、よく見ると防弾チョッキを纏っていて、照準が当たっている。

https://globalnewsview.org/archives/9423


子猫の壁画の裏側も再現されていて、歩けるようになっている。
ガザ地区の人々がどんな生活を強いられているのかを、少しだけであるが垣間見ることができる。







フランスの難民キャンプに描かれて作品
どお見ても、スティーブ・ジョブズ?!

https://greenz.jp/2015/12/25/banksy_stevejobs/


2015年
大きな袋を担いだ見慣れた男・・・。
ひょとして、アップル創業者で大富豪のスティーブ・ジョブズ?そんなところで一体何をしているの?右手には昔懐かしい初代Macを下げている。2015年に起こったシリア難民危機の時、バンクシーはフランス、カレーの難民キャンプにこの絵を描いた。「難民は国のお荷物だっていうけれど、ジョブズはシリア難民の息子だぜ。その昔、彼の父親をアメリカが受け入れたから、年間70億ドルもの税金を払う、世界に冠たるアップル社ができたんだ」。そんな声明も発表した。ごもっともだが、もしあなたが国のリーダーだったら、どお考える?


風船と少女🎈

https://www.artpedia.asia/balloon-girl/


シルクスクリーンのNoは
S34/600


2002年から始めたシルクスクリーンの風船と少女。

2018年にロンドンのサザビーズのオークションに出品された額縁におさめられた風船少女の作品が、オークション中にバンクシーによって額縁にしかけられた機械によってズタズタに切り裂かれたことはとても衝撃的で有名。


バンクシーの活動歴












風船と少女はロンドンのウォータールー橋やロンドン周辺のさまざまな壁に描かれましたが、現在はどれも残っていないそうです。

今は消えてしまった作品ですが、今回の展示で描かれていた雰囲気を感じることができました。




いよいよ「バンクシーって誰?展」も終わりに近づいてまいりました。
壁に今回の展示会のポスターも貼られていました。




出口には、まさに壁に描こうとしているバンクシーが登場!


風船と少女


約1億5,000万円での落札が決まったとたん、シュレッダーが作動して切り刻まれた赤い風船と少女の図。2014年にはシリアの子どもたちを救う「#With Syria」キャンペーンのアイコンにもなったこの図は、2002年に初めて、ロンドン、ウォータールー橋のたもとの階段に描かれた。現在は残っていないが、当時誰かが「THERE IS ALWAYS HOPE(いつだって希望はある)」と書き加えたことで、この絵はいっそう深みを増し、人々の心に焼き付けられた。自由に人が書き加え、揶揄したり批判しながら、さまざまに解釈する。それにより成熟した文化が醸成され、《Girl with Balloon》はイギリス人の誰もが愛する国民的名画となった。グラフィティを名作に育てるのは観賞者なのだ、と教えてくれる作品だ。匿名のストリート・アーティスト、バンクシー。彼を構成しているのは、間違いなく彼を見つめ続ける「あなた自身」なのである。


出口を出ると入口の所にでます


正面が入口受付
音声ガイドもココで得られます


会場のエレベーター
倉庫なのに、なぜ?こんなに豪華な内装なんだろうか???


出口のバンクシーと記念撮影

「なんだよー」と言われているようなwww


最近の展覧会は写真撮影がOKな物が多くブログの書き甲斐があるが、たくさん写真撮るので書くのが大変な一面もある。、

今回の展示はレプリカではあるが、描かれていた場所を限りなく忠実に再現されていたりして、とても臨場感のある展示でとてもよかった!

バンクシーも良かったけど、美術さん?大道具さん??の技術も素晴らしかった。
二重に見応えのあった展覧会であった。
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