春日神鹿舎利厨子は武甕槌命が鹿に乗って鹿島から奈良へ来た時をイメージしているようで、
春日=釈迦=舎利ということを表している。
春日権現験記絵巻(20巻)
春日神(春日権現)の霊験を描いた鎌倉時代の絵巻物。
春日の神様は凄いよ!みたいなことが描いてある絵巻。
「汝は我を離れど、我は汝を捨てず」
だから地獄へ落ちても大丈夫。
腰の悪い人は春日大社へ
松の木が好き
麻と木綿の布をさく
生きとし生ける者の穢れをさく
■春日神鹿舎利厨子
二重基壇にのる宮殿形厨子で、正面に観音開き扉を設け、内陣には木製の飛雲座に立つ神鹿を安置している。神鹿は背に鞍をのせており、ここに蓮華座にのる火焔宝珠形舎利容器を奉安している。宝珠は水晶製で、三方に金銅製の火焔を付けている。この姿は武甕槌命(たけづちのみこと)が鹿にのって鹿島から春日に影向したさまを表現しており、武甕槌命の本地が釈迦如来とされたため、命の姿は舎利で表されている。
■春日権現験記絵巻
http://www.weblio.jp/content/%E6%98%A5%E6%97%A5%E6%A8%A9%E7%8F%BE%E9%A8%93%E8%A8%98
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