最近、SNSで「ChatGPTが東大入試に
合格できるレベルに到達した」と
話題になりました
AIが東大レベルの知識を持つようになった今
改めてこんな疑問が浮かびます
「高い学費を払って大学に行く意味って、あるの?」
知識を得るだけなら、ChatGPTのような
AIに質問すればすぐに答えが返ってきます
英語の文法、物理の公式、プログラミングのコード
歴史の年号……ほとんどのことはAIが教えてくれます
しかも、24時間いつでも対応してくれて
家庭教師や塾よりもはるかに安価です
では、AIがこれだけ進化した時代に
大学に行く価値はどこにあるのでしょうか
知識だけなら、AIで十分
大学の講義で得られるような「知識」は
今やネット上にいくらでも転がっています
しかもAIは、そうした知識をわかりやすく
かみ砕いて教えてくれます
従来、大学進学は「高等教育を受けるため」の
手段でしたが、それがAIやオンライン教育に
置き換わるのであれば、「大学=学びの場」
という価値は薄れつつあるのかもしれません
それでも大学に行く意味はあるのか?
それでも、大学にはAIには代替できない価値があります
1. “知識”ではなく、“問い”を学ぶ場所
大学では、既存の知識を学ぶだけでなく
「まだ答えのない問い」に取り組むことができます
研究活動やゼミでのディスカッションなどを通じて
「考える力」や「問題を発見する力」が養われます
2. 人的ネットワークと環境
優秀な仲間や研究者、社会との接点があるのも
大学の魅力です
特に東大や京大のようなトップ大学になると
人脈そのものが将来のキャリアやビジネスに
直結することもあります
3. 社会的な信用と選択肢の広さ
現状、日本社会ではまだ「学歴」の価値が
根強く残っています
大企業、官僚、外資系などのルートに乗るには
大学のブランドが強い武器になります
逆に、行かない選択もアリな時代
一方で、「大学に行かずに自分で学び
行動して成果を出す」人も増えてきました
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AIを活用して独学でスキルを磨く
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プログラミングやデザインを学び
フリーランスとして活躍する -
若いうちから起業し
実践を通して学び続ける
こうした選択肢も、今や現実的です。
結論:行くべきかどうかは、“目的次第”
AI時代の今、大学進学は「全員が通るべき道」
ではなくなりました
大事なのは、「なぜ大学に行きたいのか?」
という明確な目的があるかどうか
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研究や専門分野に進みたい → 行くべき
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学歴が必要な職に就きたい → 行くべき
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とりあえず行っておこう → 行かない方がコスパいいかも
最後に
ChatGPTのようなAIは、今後ますます
教育のあり方を変えていきます
これからは、「お金」よりも「AIを使いこなせる力」が
学びの格差を決める時代になるかもしれません
子どもに大学を勧める前に
「AIと共に学ぶ力」を育てることのほうが
よっぽど大切なのかもしれません