最近話題になっているフジテレビの不祥事
これをきっかけに、テレビCMを中止した企業が
300社を超えたという報道がありました
そして「CMをやめても売上は落ちない」
「むしろコスパが良くなった」と
感じている企業も出てきているそうです
実はこの流れ、20年以上前にすでに実践していた人がいます
元ネスレ日本社長の高岡浩三氏です
キットカットのテレビCMをやめて
「受験生応援キャンペーン」というPR戦略に切り替えた結果
売上は5倍、利益は10倍になったというのは有名な話です
私自身も、数年前からテレビ広告を
ほとんど信じなくなりました
特にビールのCMなど、「糖質ゼロでうまい!」という
謳い文句に惹かれて3種類以上試しましたが
正直どれも美味しくありませんでした
今の時代、SNSで信頼できるインフルエンサーの
口コミを見て、商品を選ぶ人が圧倒的に
増えています
私も医療・ファッション・グルメ・金融など
それぞれの専門家の意見を日常的に参考にしています
そんな中で思うのは
すでにブランドが確立している大企業が
いまだにテレビCMに巨額の資金を投じているのは
時代遅れではないかということです
もちろん、テレビCMが完全に不要だとは言いません
新しいブランドや商品を世に出す際の
認知度アップには一定の効果はあるでしょう
しかし、すでに社会的認知を得ている
企業や商品にとって、その費用対効果は非常に
低くなっているのではないでしょうか
むしろ、テレビCMに何十億も使うくらいなら
そのお金を社員に還元した方が
会社全体の活力やイメージアップにも
つながるはずです
給与アップ、働き方改革、研修制度の充実など
やるべきことはたくさんあります
さらに、オウンドメディアの活用という
選択肢もあります
ブログやYouTube、自社SNSを通じて
企業の哲学や商品の魅力を丁寧に発信することで
広告に頼らずともファンは生まれます
情報の信頼性が重要な時代において
「自分の言葉で語る」ことこそが
最強のブランディングです
ホリエモンさんもYouTubeで
「これからは広告に頼らない企業が強くなる」と
発信しています
広告にお金をかけるよりも
社員を育て、オウンドメディアを強化し
本当に価値ある商品を作っていく
これこそが、これからの時代に求められる
企業の姿ではないかと思います