最近、「帯状疱疹ワクチンが認知症のリスクも
下げるらしい」というニュースを
ご覧になった方もいるかもしれません
実は、これは医学誌『Nature』でも発表された
信頼性の高い研究結果なのです
帯状疱疹は、加齢や免疫力の低下により
60歳を過ぎた頃から発症リスクが高まる病気です
発疹だけでなく
ひどい神経痛や後遺症が残ることもあるため
早めの予防がとても大切です
シングリックスとは?
現在、日本では2種類の帯状疱疹ワクチンがあります
種類 | 接種回数 | 予防効果 | 費用(50%補助後) |
---|---|---|---|
生ワクチン(弱毒水痘) | 1回 | 約50〜60% | 約4,000円 |
シングリックス(不活化) | 2回 | 90%以上(高齢者でも有効) | 約21,000円 |
金額だけ見ると、「高いな…」と思われるかもしれません
しかし、「シングリックス」には
2つの大きなメリットがあります
✅1. 帯状疱疹の強力な予防効果
従来の生ワクチンに比べ、予防効果が圧倒的に高く
効果の持続期間も長いのが特徴です
特に60歳以上や免疫が弱い方には
シングリックスのほうが確実な予防が期待できます
✅2. 認知症のリスクが20%も低下
最新の研究で、帯状疱疹ワクチンを接種した人は
接種していない人に比べて認知症になる確率が
20%低かったことが明らかになりました
さらに、新しいタイプの「シングリックス」を
接種した人のほうが
認知症のない健康な期間がより長かったという報告も
まとめ:高額でも価値ある「健康投資」
たしかに、シングリックスは高価です。ですが、
-
帯状疱疹のつらい症状から守ってくれる
-
認知症のリスクを下げてくれる
-
効果が長期間持続する
これらを考えると
**「健康寿命をのばすための価値ある選択」**
といえるのではないでしょうか?
60歳以上の方、持病があって免疫が弱い方は
ぜひかかりつけ医に相談してみてください。
大切な体を守るための、後悔しない予防を