プリマベーラ進化論。

不思議の国のアリスは、
大海原に小舟で漕ぎ出ました。

初ライブ。

2006-08-15 04:00:00 | Sound Schedule
サウスケのライブに初参戦したのは、2001年11月21日。
ちょうど2ndシングル『君という花』の発売日@渋谷CLUB eggsite(現:渋谷eggman)

それまでコンサートや舞台は結構たくさん観ていたけれど、ライブハウスに足を踏み入れるのは初めて。
右も左も分からないままに陣取ったのは、舞台左側マイクのど真ん前。
そう、お気づきですね。沖くんマイクの前であります。
でも本人たちが登場するまで全然分かってなかったんですから、やっぱりあの頃は若かった笑。
これ以降ライブは沖くん側で観ることが多くなりました。

Naked Generation Style supported by HOT WAVE というライブで、サウスケは2組目。
セットリストは控えてないので不明ですが、演奏していた記憶のある曲は以下の5曲(順不同)
 ・吠える犬と君
 ・君という花
 ・竜巻
 ・月が落ちる前に・・・
 ・今ココにあるもの

率直な感想を述べると、この日はすごく緊張してたのかなっていう感じのライブでした。
もちろん私がライブ慣れしてなかったというところも大きいとは思いますけど、この日のサウスケと、
今のサウスケのライブパフォーマンスを比べたら、どんだけストイックに努力してるんだろうっていうくらいパワーアップしてます。

『竜巻』
このときにはまだインディーズアルバム『ここから始まるストーリー』にしか収録されてなかった曲。
現在3rdシングル『幼なじみ』、1stアルバム『イマココニアルモノ』収録。
この日はじめて聴いたのですが、インパクトのある歌詞だなって思いましたね。
制服がある会社のOL(推定24)が主人公で、ストレスフルな彼女の日常に対する応援ソング的な歌詞。
低音の効いたサウンドがかっこよくて、ベースにあわせて拳をあげるのがライブの定番です。

『君という花』
ドキドキの2ndシングル。ジャケットは、青と白の絵の具を1:2で混ぜました的みずいろ。
沖くんベースで始まるところが印象的な曲。
この曲も♪君という花~のサビにあわせて人差し指を伸ばした右手を挙げていく振りが定番化しています。
1曲の中でリズムが一定じゃないので、慣れないうちはノリ間違える恐れあり笑。
そんなところがすごく楽しくて、人気があるのではないかと推測中。

大石くんの詞の世界は夜であることが多いけれど、
君花は深夜も深夜、午前4時に男の子が振られた彼女のもとに自転車で向かうというストーリー。
別れて2ヶ月、ちょうどつきあっていた頃の楽しい思い出ばかりを思い出す時期に突然元カノから電話。
しかも夜中とあれば、男子の妄想やユメも膨らむ訳で。
期待と下心を抱えながら錆びた自転車こいでいくあたりが情けなさを増してます。
そんなダメで、でも恋に必死な大学生を見事に切り取ってます、感服。
言葉のチョイスが「抜け毛」とか「下心」とか、歌詞では見かけないようなものばかり。
でも全部が主人公像の輪郭をはっきりさせていくので、物語性が極めて強い曲になってます。

一転して、サウンドはすごくクリアな感じ。
曲中ずっと高音のギターエフェクトが鳴ってるし、ようじさんのドラムもすごく張った音がするからかしら。
この曲に限ったことではないけれど、サウスケの音はがちゃがちゃしてなくて好き。
サウンドから坂道を自転車で登ってるようなシーンが浮かんできます。
歌詞とサウンドでひとつの物語を織り成している曲ですね。
聴けば聴くほど、音符とリズムの絡み合いが絶妙でおもしろいんですよ!
あ、ギターとベースラインってこういう構成になってるんだっていろいろ発見します。
ライブでこの曲を演奏してた大石くんが間奏中ノリノリでエフェクター効かせすぎてたことがあって、
それは効かせすぎだろう!って妙にそのときのイメージが残ってます笑。