年末の銀座。

右隣でも、左隣でもいいんだ。
あなたと一緒にいるのがうれしい。
ただ、それだけ。

仲通りのイルミネーション。

いつもやさしいんだから、なぁもう。
ほぼ３歳違うと、こんなに違うのかな。
今日は右隣を歩いたけど、それは実は、
さりげなく車道側を歩いてくれてたからだ、と。
気づいてしまった。偶然かもしれないけど。

でも、振り返ればいつもそう。
ひとつひとつの助言だって、発言だって。
考えずに言ってる言葉なんかない。

なんか愛されてるなぁと思いつつ、
もし勘違いだったら、まぁ笑おう。

出会ってもうすぐ３年だけど、
１年ごとに結んできた約束は必ず、
守ってきてよかった、と思う。

最近ずっと、正しくない発言に困ってる。
でも「正しい発言」の訓練してくれたのも、
やっぱりあなただった。鍛練した。

そんなことを伝えたら、
ちゃんと考えて喋ってるって分かった？とな。
あなたのことを考えて、ってさ。むぅ。

仕事しすぎを心配されちゃったわ。
私はあなたの方が心配なんだけどな。

＊＊＊

今年も恒例のイルミネーション。
去年よりも「きれいだね」って。

君の左側。

君の左側を歩く。
いつも君を包む空気が好きだ。
とても柔らかくて、温かい。
君の香りも、君の言葉も、
すべてが私には心地よくて、
そのすべてが私には切ない。

どうしようもなく溢れてる。
好きの気持ち。
いつもは閉じ込めていても、
君に触れると溢れ出す。

もう少し近づきたい。
もう少し近づいてほしい。

そっと盗み見る横顔が、
いたずらっぽく笑うから。
私はまたぶり返してしまうの。

全部、君のせいにしたい。
たとえ君が否定しても。
好き。