プリマベーラ進化論。

不思議の国のアリスは、
大海原に小舟で漕ぎ出ました。

前期初パーレス。

2006-03-27 23:52:16 | オーケストラ
午前中ゼミ試を受けたあとは2006年度前期初パーレス@川崎。
面接の時間によっては昼コマ遅刻しちゃうかも・・・と心配したけど、余裕で間に合いました◎
むしろ早く着きすぎました、1時からなのに練習場の最寄り駅到着が12時15分くらいって気合入りすぎです(笑)

帰国後もう既に24日にオリエン&サントリー依頼演のパーレスがあったんだけれど、
なんだか4年生がいなくなるだけで随分寂しくなっちゃって、
それから追いコンが25日にあって、いよいよ4年生がホントに卒団しちゃうのを実感しちゃって、
そして芽生えた3年生という意識。もっともっと練習しなきゃという焦り。
同期が幹事会やトップとして頑張っているのを見ると、私も何らかの形で支えたいなって思い始めました。
私に出来ることって何かあるかしら・・・そんなことを考えながら臨んだパーレスでした。

そうそう!今回のプログラムは↓のようになっております♪

    ドヴォルザーク:謝肉祭
    ベートーヴェン:交響曲第1番
    シベリウス  :交響曲第1番

私はどの曲も好きだなぁ~難しいけどさらうのも楽しいし。

さてさて今日のパーレスは代替わりということもあって新鮮でもありました。
前期定期演奏会の前中プロのトップは3年生と決まっているので、今日の前中パーレスは同期。
少なからず普段の様子を知っているだけに、パーレス姿がまぶしく思えたわ。
次期コンミスパーレスも受けてみたかったなぁ~来年受けられるけど。

新4年生セカンドトップ様のパーレスは、去年度前期・24日のオリエンパーレスに続いて今回で3度目。
方針がはっきり提示されて、かっちりさくさく、ポイントを教えてくれつつ進められるパーレス。
加えてどこかほんわかしたパーレスの雰囲気が私は好き。

さぁやる気が沸いてきました。

盛りだくさんな1日。

2006-03-27 23:36:46 | キャンパスライフ
四分咲きの桜 季節はずれの風鈴の音色 懐かしい人 嬉しい報せ
充実した日にはいろんなものが眩しく見える

さて今日は入ゼミの試験でした@三田。
9時に集合して30分間英語のテストをしたあと、2回面接がありました。
面接なんて久しく受けてないから、ものすごく緊張した~
自分を四字熟語で表すと?って聞かれたのが難問だったかしら。
面接の最中は気づかなかったけど、私そういえば七転び八起きって答えたわよね。
よく考えたら・・・四字熟語じゃなかった!!
でも無事に合格しました~よかったよかった。
先生も院生もゼミ員も「この人のこともっと知りたいナ」って思わせるような人ばっかりだから今から活動がすごく楽しみ♪
いよいよ大学生活も折り返し。
ゼミでもかけがえのない仲間を見つけて切磋琢磨したい。

演奏旅行記②

2006-03-18 21:08:04 | オーケストラ
電車で読書していたら、熱中しすぎて目的地を乗り過ごしました。
あんなに荷物から気を逸らしてたのにスリに遭わないなんて、やっぱり日本は治安がいいのね(笑)
さて今日もさくっと演奏旅行記第2弾をお届けします♪

3月3日~6日@ウィーン
ブダペストからウィーンまではバス移動。国境越えを体験!と身構えていたら、何のチェックもなく超えちゃいました。
え?そんなあっけなく??添乗員さんによれば、とっても珍しいことみたい。
そんなこんなで午後3時にはウィーンに到着。チェックインを済ませたらすぐに市内観光に向かいました☆
今回泊まったのは空港の目の前にあるホテルで、市内からはちょっと遠め。
国鉄で30分3ユーロ、あるいはCAT(City Airport Train)で16分9ユーロ。ちなみに1ユーロ=140円くらい。
ウィーンの電車賃には最後まで慣れなかったなぁ。
1ゾーン1.5ユーロで、出発駅から到着ゾーンまでのゾーン数で電車賃が決まるんです。
ホテルのあった駅からWien Mitte駅までは2ゾーンだから3ユーロ。
距離によって値段が変わるのは日本と同じだけど、1駅違いでも電車賃が2倍になりうるところは違うね。

さて3日の観光は15人くらいでの団体行動。
でもカフェザッハーに15人で入るのは無謀でした。仕方ないから隣のカフェモーツアルトでザッハートルテとメランジェを。
それからヨハン・シュトラウス像やベートーベン像を見たり、夜のホーフブルグ王宮を眺めたりと、気の向くままに市内巡り。
ウィーンはブダペストと違って、かなり都会でした。物価も高かったわ。
でも日本みたいに街中にBGMが溢れてるとかいうことはなくて、割と静かだったところが音楽都市なのかなぁ。
ふらっと覗いたアウグスティーン教会でもパイプオルガンの演奏が聴けたし。
教会の中は音がすごく響いて、あぁヨーロッパの人ってこんな音に日々親しんでるのかぁと羨ましくなっちゃいました。
それにブルックナーの曲はオルガン音楽だから、なんとなく参考になったかなぁ。
夕食はガイドブックに載っているというお店で。ウィンナーシュニッツェルとかグラーシュとか、ウィーン料理を堪能。
隣の席はオーストリアの学生の団体さんだったのですが、飲み会の雰囲気って万国共通なの??
言語が違うだけで、コールが一緒でした。しかもめっちゃいい声で歌ってらっしゃいました。
最後にはなぜか国際交流してました。「何か歌って」と言われたのでウィーンで歌っちゃいました・・・若き血を(笑)
いい気分でお店を出たのは既に結構な時間だったのに、楽友協会に寄ったりしてたら・・・終電を逃してしまった!
10時にはもう電車なくなるんですね、びっくり。泣く泣くCATで帰りましたとさ。

さてウィーン2日目も1日観光デー。
朝早くから仲良し3人組で。シェーンブルン宮殿に着いたのが午前9時でした。
この日は念願かなってザッハーに行ったり、トラムでリンク一周したり、博物館に行ったりと、かなり動き回りました。
面白かったのは、オペラ座の前にいたモーツアルトの格好をしたチケット売りのお兄さん!
「コンニチハ」と愛想よく話し掛けてきたと思ったら、なぜか「じゃかじゃか~」と言い出して・・・
え?アンガールズ知ってるかって??
いやいや私たちはそりゃ知ってるけど、なんでアナタ知ってるの(笑)
どうやら日本人観光客が教えたみたい。他にも「おっはー」とか「萌え~」とか言ってました。
なんだかなぁ。日本のイメージってやっぱりジャパニメーションくらいなのかしらん。

さて3日目は午後からホテル横のワールドトレードセンターの部屋でリハーサル。部屋の名前はヨーロッパってそのままやん!
この日の練習では嬉しい発見。「曲が見える」感覚があった。
1度本番を終えてるし、余裕も出てきたからか、周りの音が立体的に聞こえてきて、音楽がカタチとして認識できた。
あぁこの感覚ってすごくいいなと思った。ゾクゾクした。
いつもこんな感じを掴めるようになるまでに出来たら、もっと楽しいんだろうな。
もっともっと勉強したいと思えたことは、かなりの収穫。

3月6日演奏会@楽友協会。
テンションあがりっ放しでした。だって楽友協会だよ?ムジークフェラインだよ?
コンサートを聴くどころか、演奏できるとはなんという幸せ!もうそこかしこで記念撮影大会。
ホント響きがよかった。むしろ響きすぎじゃないかと思うくらい。「残響が止むまで待つ」っていう指示まで出るくらい。
そういえば指揮者のY田先生もすごくテンション高かったなぁ~「こんないい響きのホールはないよなぁ!」って。

演奏プログラムは↓
   ヴェルディ :序曲「シチリア島の夕べの祈り」
   芥川也寸志 :交響三章
   ブルックナー:交響曲第四番「ロマンティック」
 EC ワーグナー :ニュルンベルクのマイスタージンガー序曲

この日はエントランススタッフに就いていたのですが、なかなかおもしろい経験でした。
当日預かりのチケットを渡したり、バウチャーというちらしを当日券と引き換えたり。
このときうっかりドイツ語で挨拶しちゃったら、ドイツ語でめっちゃ話を続けてきて焦りました・・・
「ソーリー、イングリッシュぷりーず」ってな感じでした・・・
本番は私個人は気合を入れすぎて空回りな演奏になった感じ。しかも9プルだけ1段高いところで弾いたから緊張した~
でも楽しかったな、リハみたいに曲をくっきり見られなかったけど。
本番でもそうなるにはもっと練習が必要です。
ウィーンのお客さんの反応はブダペストともまた違いました。
ブルックナーの楽章間で拍手があったんです。日本ではあり得ないから驚き。
いい演奏だと楽章ごとにも拍手があるんですよ、とは団長の先生の話だけど、もしそうだったらすごく嬉しいな。

演奏旅行記①

2006-03-17 21:45:22 | オーケストラ
時差ボケなのか、それとも旅疲れか。2日間で合計24時間以上も爆睡しちゃいました!
片付けも終わった。プチ浦島太郎状態からも脱却した。写真の現像も終わった。
どんどん日常生活が戻ってくると、なんだか魔法が解けたような寂寥感が沸いてくる。これってワグシック??

さてさて。まだ記憶が鮮明なうちに旅行記第一弾をアップ☆

2月27日~3月2日@ブダペスト
ハンガリーは通貨がまだユーロに統一されてませんでした。単位はフォリントで、1Ft=0.5円という物価安!!
高級感のあるレストランでちょっとリッチに食事をしても、1食3300Ft=1650円くらいで済んじゃいました。
首都だというのに人通りは少なくて、でもなぜか路駐の車が道路という道路にずら~り。
あとはバスやトラムや地下鉄、公共機関のベル音がゲームの効果音みたいだったのが印象的でした♪

28日は終日自由行動だったので、朝早くから観光。まずペスト地区をまわって、夕方になってからブダ地区巡り。
なんと言っても、漁夫の砦から見たドナウ河の夜景が忘れられません!宝石箱をひっくり返したみたいな。
今はもう「青かった美しかったドナウ」になっていると人が言おうとも、さすが世界遺産なだけあり、それはもう美しい眺めでした。

3月1日午後。BUDAPEST CONGRESS CENTER内のBartok Room(名前がいちいちすごい)にて練習。
ヨーロッパは乾燥してるから楽器の鳴り方が日本と全然違う・・・みたいです。だから弾き方を考えて、とはコンマス様の注意。
音が変わったような気がしたし、何より楽器がすごく響いた。

午前中と夜は疲れ知らずの観光。
前日に見切れなかったブダ地区巡りと、夜はリッチにハンガリー料理を堪能。

3月2日は海外初講演日@BUDAPEST CONGRESS CENTERでした。
ホテルと直結したホールだったため、なんとホテルの部屋で礼服に着替えて会場に向かいました!
いつもとちがって荷物が楽器だけでよかったから楽チン。
この日のプログラムは中期定期演奏会のもの↓
  メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
  エルガー    :序曲「コケイン」
  ワーグナー   :楽劇「ニーべルングの指環」より抜粋
集客率はなかなか好調☆お客さんの反応が日本とは違って新鮮でした。
曲が終わるごとの拍手が「ラデツキー行進曲」のときの拍手みたいな感じで、最初は戸惑っちゃいました!
実際は「遠い東洋から来て演奏してくれた」と感動されていたらしいです。
それにしてもヨーロッパの人はみんなどの曲を弾くのかっていうのを聞いてくるんだね。
K地先生が「ヨーロッパの人はどこのオケかじゃなくて、どの曲を弾くのかをまず聞いてくるよ」って仰ってたけど、ホントだと実感。
ホテルのエレベーターでたまたま居合わせたおじいさんも、おみやげを買いに立ち寄ったレース屋さんのおばさんもそうだった。
なんともおもしろい発見でした♪

帰国。

2006-03-14 23:40:42 | オーケストラ
本日15時10分。無事に帰国しました♪
あぁ~本気で帰国したくないって思うくらい楽しかった!つい数時間前まではプラハにいたのになぁ。
なんだか夢でも見ていたみたいだ。頭の中をブル4やマイスタやリングがぐるぐる回ってる・・・
ひとつひとつの思い出がきらきら輝いた宝石みたい。どの瞬間も忘れたくない。

ではでは詳しい更新はまた明日にします。おやすみなさい。