想い事 家族の記録

難病の父と生きる
鬱病
ふたり暮らし

ほんとうの ちちおや。

2015-12-19 21:33:39 | 日記

じいに会いに 温泉郷へ行ってきました

途中で 頼まれたものを買い

でも 鯉の甘露にだけは なかった …

じいと話すことは あまりない

自分の父親なのに 昔からそうだ

こちらが困って相談事をもちかけても

「知らねえ」と云われるだけだった

だから 会う前に 蕎麦を食べたり

色んなところで時間をつぶし

全く何の為に行ったのか分からない

病院にいられる時間が1時間を切ったところで病室に行き

とりあえず 鼻毛を切ったり

耳掃除をしたり …

マッサージしたりとかできたらいいんだけど

身体の位置がいい具合に決まっているところで

マッサージは 拒絶される

で いよいよやることがなくなると 無理にでも話題を探し

娘の進学の話をした

娘が 前期考査をするかも知れないことも

でも 娘の成績なら T高はもったいないんじゃないか と云われ

悪い高校じゃないよ と 話す

すると 「まあ 高校なんて 3年間ちゃんと勉強すれば 何処だって同じだよな」

と じいが云う 

「3年間 いい友人と楽しく過ごせればいい 

したい仕事が今は判らなくても いずれ何か見えてくるよ」



びっくりよ

私が高校受験の時 そんなこと一言も云ってくれなかった

孫には甘いの?

なんかさ 最近 突然優しいことを云うよね

帰りのバスの中で考えた

何故 こんな状態になってから 私が求めていた父親に 近くなったよね

云ってもらいたかったこと 云うようになったよね

歳をとって 丸くなった?

なんで 今頃? 私も あの時 そう云ってもらいたかったよ

そう思ったら 涙がボロボロこぼれてきて

大泣きしてしまった。















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