じいは 悪化の道を 辿っている
そして 介護者は また 重篤な アルコール中毒に 身を委ねた
SWさんとの 面談
自宅での 介護の難しさを 訴える
主治医も その 難度について考えている ということを知って
少し 安堵する
今は 4月の一時退院について
結論を出すのは難しい
まだ その 必要性もないも ないことを
つまり あと 1か月 様子見
今日 結論は 出す必要なないって
病室に行くと 父は風呂の時間だった
しばらく待っていると
風呂から戻って じいの顔を見れた
風呂上がりの一杯の水すら もう 赦されない じい
さぞ 辛かろう
私は
じいの腕や手をさすりながら
今まで じいの期待を裏切ってばかりいた 自分を 謝罪をした
ごめんなさい
親孝行もできないで 私は じいの 期待を裏切ってばかりいた
親孝行できる今になって何も出来ない
すまない
ごめんなさい
赦して下さい …
母の最期を 見届ける時に 同じ気持ちでいた
親の期待に応えられない 娘
ごめんなさい
何が いけなかったんだろう …
じいは 父は
「まだ 自分より重い状態の人もいる 俺は まだ 大丈夫だ」
と 云った
敗北感と 共に 家に戻った
そうだ
こんな時は 善光寺さんに 行くしかない。