あなたを見ていると、生きるってすごいことだと、感謝の想いでいっぱいになる。
あなたを見ていると、辛くて、もうやめたくなる。
努力も、祈りも、信じることも、
無意味なんじゃないかって。
生きるのが、辛い。
あなたの視線を感じると、恨み言を云いたくなる。
何が私を振るい立たせた? 思い出させてよ‥。
何故、こんな生き方を選んだ? 思い出したら、勇気はまた、湧いてくるのかな。
そこで、私は大学を出て、
小さな会社に就職して、
父も母も祖母も生きていて、
でも私は独りで暮らし、
小さな川のある、車がたくさん通る道から、ひとつ、路地裏に入った家で、
きっと、また別の病気を持ちながらも生きて、
きっと、あなたがたを身籠れなかった自分を嘆いているのだろう。
多分、あなたは昔、エクソシストだったんだと想う。
もしくは、これからそれに近い状態に落ち着くのか。
あなたは、髑髏と十字が似合うもの。
白と黒が、似合うもの。
その恐れは、過去と未来がもたらすもの。
でも、すでに打ち勝っている。
心配ない。もうひとつの、あなたの物語も。