後悔先に立たず。
〔最後の授業参観〕
親子給食でした。
メニューは、
ソフトメン、
ミートソース、しゃぶしゃぶサラダ、牛乳、イチゴチョコレート。
ものっそ懐かしく、美味で、優しく、そして量の多い給食でした。
こんな愛情いっぱいの給食を、
六年間食べてきた娘は幸せ者だ。
感謝。
いろんな人たちに、感謝。
最後、もう胸がいっぱいで、
情緒不安定であったので、…泣いてしまった。
ああ、もう恥ずかしい…!
でも、昨日妹と衝突してから、大人と会話したのは、
そのクラスメイトのお母さんたちで、
気が緩んだのかも知れない。
寂しい。娘が卒業し、ひとつ大人になってしまう。
どうしよう、哀しくて、辛い感情を揺さぶられてしまった。
ありがとうございました。ごめんなさい。
ふたつの想いが、ひとつになって、ポロポロこぼれ落ち、
娘の制服をもらって、逃げるように学校を出て、
後を追いかけてきてくれたお母さんに車で保護され、
自宅に運送。
散々な最後となった。
きっと、あの家のお母さんは不安定なひとだと思われただろう。
実際不安定だから仕方ないけど。
優しい言葉をかけてくれたひと。
ハンカチを差し出してくれたひと。
捜索してくれたひと。
追いかけてくれたひと。
みんな、娘の大切な友人のお母さんたちだった。
ありがとうございます。
本当にありがとう。
そして、これからもよろしくお願いします。
〔大人は会議〕
妹がメールや置手紙で、
もうこの家でやっていけない。
うんざりだ。
出ていく。と決めたらしいので、
私も多々云いすぎたことをちゃんと謝罪し、罰を受けようと心が決まった。
家に戻って、いつものように二人の子供たちにご飯を作り、食べさせて、
これから子供たちが眠ったら、話し合う。
夕飯をつくりながら、姪っ子はまた転校しなくちゃいけないのか、と激しく後悔した。
大人の事情に振り回される子供。
妹は私に振り回されてうんざりだと云うが、
姪まで振り回してしまうことになったら…。
毎日、あんなに一生懸命クラリネットを練習し、
宿題もこなし、
早起きしてご飯も食べる姪っ子を…
もし、
母親が出ていくと云って、
この子が残ると云ったら?
…云ったら?