山のあなた

久しぶりに、おひーさんがゆっくり隠れてしまうまで、眺めていました。
ゆっくりと流れる時間は、至福です。

なんたって！おひーさんのお照らしは、ありがたい気持ちになるってもんです。

反対側を振り返ったら、ほぼまんまるお月さんが、照らされている！
月の光りが、真っ直ぐ海に照らされて、とっても綺麗でした。

明日は、満月だね！




またまた、落語のお話。


図書館で、DVDを借りれたので、我らが枝雀師匠の「山のあなた」を見ました。

一度、聞いたことはあったけど…
その時は、なんともピンっとこなかったけど、
何だか、急に聞きたくなったのです。

「山のあなた」は、枝雀師匠の、後期に作られた創作落語です。




山のあなた

山のあなたの空遠く
「幸（さいはひ）」住むと人のいふ。
噫（ああ）、われひとと尋（と）めゆきて、
涙さしぐみかへりきぬ。
山のあなたになほ遠く
「幸（さいはひ）」住むと人のいふ。

　　　　　　　　　　カール・ブッセ：作
　　　　　　　　　　上田　敏：訳





この詩が、題材になった落語です。


幸ってどこにあるの？　なんて！探しちゃいます。求めちゃいます！

幸は掴もうと思って、必死になったところで掴めるものではないんだよ～！
けど、必死になる時ってあるやん！



今、食べたいものを、美味しく味わえて！
のんびりした一人の時間！
ガッツリ集中して夢中になれる時間！
好きな人達と共有できる時間！
家族との何気ない時間！

幸せポイントカードは、自分が感じて満タンにするだけなのだ。