大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

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一気掲載!学童と療育

2009年02月26日 | 児童デイサービス
 先週土曜日の学童は「明日にします」とか書いたんですよねぇ…。お待たせしました。Rちゃんのお母さんから「写真が楽しみでした!」と言っていただきました。後姿から感じ取ってくださいね。

 さぁー、ボールプールの行方はどうなったでしょうか?
 予想通り、子どもたちにとっては「居場所」にもなり、また「すべり台」も楽しんでくれましたが、何よりもオオヨロコビ、大騒ぎになったのが「ボールの滝」です。私も本日試しにやってみたのですが、何とキモチイイ頭のマッサージだこと。これを見ていたスタッフHさんが「髪の毛がドンドン生えてくるんだって!」…毎日やろうかな?

 隠れている子らは前日の学童で来たYくんとYちゃんの二人。見えるかな?

 土曜日に一番喜んだのはRくんでしょうか。いつもは部屋の隅っこでダンボールに積み木などを並べて1人悦に入っているのですが、自分の領分(ダンボール)が少しでも侵されるとパニックになり大泣きして終わります。この日は友だちと仲良くプールに入り、満面の笑みでした。しまいにホレ、私のマネをしてャ潟oケツに入った牛乳パックを放り込みました。

 さて、この日の主役はKくんにしましょうか?何故なら先日も書いたように、人を追っかけるだけでなく何とかして他の友だちのように遊具や物で遊んでほしいからです。前回は追っかけ好きな或いは興味のある友だちがしているから彼が興味を向けるのですと書きました。プールからはすぐに脱出。

 この日のお弁当はボランティアのお姉さん・Cちゃんと一緒。いつもは私があの手この手で「こだわりがきついからとか何とか言って、食べ物の順番に気を使ったり、すくって入れておいたりするのにホレ、何だ?これは!パクパク食べるではありませんか!あほくさいやら、あきれるやら…。Cちゃんがホンワカしてええ感じやなぁ。心は緊張しているんか知れんけど、きっと全然押し付けがましいところがないのがいいんやなぁ。もう、立派なボランティアやで!
 (二人の背景に衝立があって、中で隠れて食べているKくんのことはまた書きますわ。このお兄ちゃんは、学校でもショートでも頑張っているからなじみのぽぽろスタッフに甘えたいし、独占したいのです。でも、周りから異口同音に「かしこくなったわ!」といわれるお兄ちゃんになったので、なかなか「こっち向いて」と大暴れも出来ない、恥しがり屋だから、こうして衝立を立ててあげると友だちの中に入れたんですわ。お父さん、この間のんびりできたんかなぁ…。)

 ホラ、追っかけ友だちのHくんに誘われてすべり台に登りました。

 「Kちゃんのためならエンヤコラ」と毎回抱っこしてブランコに乗るのですが、数秒で降りてしまいます。いつか1人でブランコを楽しめるときが来るのを楽しみにしています。


 「ゆうえんちごっこ」の「観覧車」からの飛び降り。Rくんの後からRちゃんが続きます。Rくんは「いつかはオレだって!」と思いながら通過。Rちゃんはジャ~ンプを繰り返しました。


 ハイこれは25日の水曜学童。私は法人の理事会で不在でしたが、最後の「ゴムの輪」は誰のアイデアだったのか、ぐむホースの輪投げの輪を2個くくりつけてやったのが大受けで盛り上がり、引っ込み思案のYちゃんが何度も何度もやって楽しんだとか。お迎えのお父さんにもしっかり見てもらいました。
 

 というわけで本日の療育にも取り入れました。金曜日のドレミファではいつも中に入りゴムを引っ張ったことのないKくんが2回もやって離すとビヨ~ンと飛んでいく「ゴムの輪」を楽しみました。写真が取れなかったのが残念。
 こっちのKくんも友だちの中に入ると「自信のなさ」が顔を出し、少しふざけたり、中心から離れたり、持ってる力が発揮されにくいようです。先日は幼稚園の発表会だったようです?「おむすびコロリン」で「ねずみさん」と「いじわるじいさん」の二役をしたそうです。もうこれだけで「すごいなぁ」です。ただセリフはしっかりしている女の子たちが言ったようです。この会話を彼は知らんふりをしながら聞いていたようです。「おむすびコロリンしたんやてねぇ、すごいなぁ、どうやった?」と聞くと触れて欲しくなかったのでしょう、彼は怒ってしまい蹴る格好をしました。
 私たちはいつも話しています。親子療育教室に来ている子たちも保育所や幼稚園に行っている子らがほとんどです。彼らも学童の子らのように、園ではとっても頑張っているのです。ストレスもためているのです。また、園でも最近は楽しいだけではあかんようで、常に「できる・できない」の評価にさらされ、周りと比較し「やりたいなぁ。できるかなぁ。」という葛藤や不全感も持ってぽぽろに来ているようです。
 だから、園と同じようにしたり、訓練的に迫ったりしないで、思い切り気持ちを開放してあげ、リラックスできるようにしようと話し合っています。そのためには、得意なことやできることでうんと楽しむ時間をつくったり、得意なことで少し挑戦的な課題を設定したりすることが大切。

 「通園地につれてって」で彼が選んだのは、「ぶらんこ」「ボールプールとすべり台」そして「観覧車」。
 ボールプールであそんで「ぶらんこ」になると、「ごっこ」ではなくて本物のブランコへ。私とスタッフKさんとでKくんの両手を持とうとして「おいでおいで」をすると、彼は何をするか予測がつかなくて浮ェって今度はブランコに逃げ込みました。この写真は無理をしないで、ボールを持ってブランコまで出張。「ゴロゴロ…」と音だけのカミナリさんに登場してもらい、「サァ大雨が降るぞー!」とボールを上からこぼすと弟のNくんとオオヨロコビ。これで何回もくりかえし、もう大丈夫です。気持ちも開放され、普段はなかなかやらないボールの片付けも一生懸命にしてくれました。そして、本日のハイライトはねらいを定めた「観覧車」。彼は運動神経抜群です。でも引っ込み思案ですから、弟君から先に肩車。すると弟を意識してすぐに飛び出してきて肩車えおしました。ここまでくるとしめたもの。浮「もの知らずの弟や浮ェるおっちゃんに触発されて、気持ちが前へ前と出てきて高い高い飛び込み台(橋)から思い切りよく飛んでいました。さすがに自分から橋をもっと長くしてと言ったわいいものの、1回目は渡るのが浮ュて這い這いしました。躊躇しながらも葛藤を乗り越えて2回目の挑戦でジャンプした姿に大きな拍手をもらいました。まだ一回目ですもんね、期待した飛んだ後のやった~メ[ズはお預けです。学童のチャンピオン=Hくん顔負けの高さと距離でした。 


 よく遊んだ後は、「おやつ」への切り替えも早い!さっさとおしっこをして手を洗いました。まだまだ遊びたい、遊び足りないKくんに「やりたいことをしっかり言いや!」と言うと大きい声で「やきゅう!」。「誰とやるの?」に「おっちゃん!」と言えました。もっと遊びたかったけどおしまい。続きはお父さんとやってもらいな。


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