大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

学ぶ場・専攻科を考えるつどい(第4回)

2010年07月15日 | 専攻科・学ぶ作業所
 久しぶりのブログ更新です。
 今日は第4回目の卒後の学ぶ場・専攻科を考えるつどいでした。
 新しく参加された方が4人、合計16人の参加者でした。足元のお悪い中でのご参加、ありがとうございました。


 報告「自分を語る」を引き受けたヤンボラ・ヤンクラ生Tくんは手帳に記したわずか7~8行のメモを元に、自らの生い立ちや病気・障害のこと、学びの場やそこで出会った仲間や教師とのこと、ぽぽろとぽぽろの仲間、学童の子どもたちとの出会いをコンパクトにまとめて語ってくれました。その中心は、自らをみつめゆっくりじっくり学びながら自分を変えていった(くれた)居場所と仲間、支援者があったこと、一方で自分を必要な存在として迎え入れ、自分と同じ生きにくさ・喜びをもちながら通うぽぽろの子どもたちとの交流・共感が自分への自信や肯定感を狽チてくれたことの二つではなかったでしょうか。

 彼を支えてきたナガチャンからのエールも「青年ってスバラシイ!人間って、また成長ってスバラシイ!」という感嘆の声から始まりました。支援の体制があったらこんなにも自らを変革できる、人間は日常の場以外に「帰っていけるところ」が必要、今目指している「専攻科」「学ぶ場」という2年間でつながっていけるそういう場・人々が大切になってくるとお話しいただきました。

 大阪府交渉での青年たちの発言原稿と参加者の報告もじっくりゆっくり学べる卒後の場がどうしても必要であることを分かりやすく語っていました。(「ぽぽろだより」に載せますね)

 さて、松原の土地の件ですが、昨日のぽぽろ堺会議で大きな一歩が踏み出されました!その報告を少し顔を紅潮させながら語ってくれたのは堺会議参加者のぽぽろスタッフHiさんでした。そこに集った5人のメンバーが呼びかけてNPO法人準備会を立ち上げ、できるだけ早い時期に堺・松原に大阪で第一号の「学ぶ作業所」をつくろうという結論になりました。
 早速、8月30日(月)午後6時半~第2回「堺・松原に学ぶ作業所をつくる懇談会」を開催し、NPO法人の設立と堺・松原市での運動を進める懇談会事務局を確立することになりました。
 今後、詳細はぽぽろスタッフで唯一現役のSeさんのブログや事務局の中心を担うぽぽろスタッフHiさんの新ブログでもお伝えしていくことになりました。乞うご期待!!

 また、今後の取り組みとして近畿情報高等専修学校の見学会のお知らせ(今回の参加者は「つどい」参加者と実行委員を中心に募ります。20名の予定です。詳細はぽぽろまで)や8月5日の第4回実行委員会の案内がありました。次回の「つどい」は10月13日(木)午前10時半からぽぽろを会場にと確認されました。

 第4回実行委員会は学習会を兼ねて行います。日時:8月5日(木)午後12:00~13:00。そのあとで発達支援センターぽぽろ教職員・施設職員のための実践講座「夏期連続講座」13:30~16:00(「思春期から青年期への移行支援~ぽぽろの青年支援のとりくみと卒後の学ぶ場づくりを通して~」ぽぽろ青年クラス担当のナガチャンとオダッチの両氏が報告)に参加します。実行委員の方は参加費は無料です。一般参加の保護者の方は半額の1,000円で講座を聞くことができます。