大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

土曜学童 学生ボランティア募集中

2009年06月01日 | 児童デイサービス
 いい天気ですね。昨日は能勢町にある社会福祉法人の理事会でした。
 茨木市から新緑の峠を2つ越えていきます。私は山育ちで学童期は日にバスが朝夕に1回・1往復しかしないという田舎(中国山地の麓)に住んでいましたので、この山道を通るときはいつも気持ちがウキウキワクワクし、心が癒されるのです。

 土曜日の学童です。

 実はこの日は史上初の「大大大ピンチメール」というのが出て、子ども15~16人にスタッフが4~5人。制度的には「見守り」事業ですのでこれで十分?!ですが、事態を想像するとゾ~という感じでした。第1、第3土曜はヤンボラの日でスタッフ・ボランティアも一定数確保されていますが、第2・第4はいつもピンチです。そのピンチに応えてヤンボラさんが2名(Iさん、Tさん)とんできてくれてホントにありがたかった。

 学生ボランティア大募集します。水曜、土曜、夏休みがピンチです。子どもが大好きな人をご紹介ください。将来教師や保育士、施設職員、介護職になりたくてもっと子どもたちから学びたいと思っていらっしゃる方も大歓迎です。

 ボランティアで試してみて、自信がついたらアルバイトとして定期的に水曜日、土曜日に来てくださってもいいです。勿論、その時にはきちっと採用面接させていただきます。
 勿論、一般のボランティアも退職者の方も引き続き大募集です。

 児童デイが事業化できて軌道に乗れば新しい若い職員の採用を検討しなければなりません。
 宜しくお願いします。


 スタッフのHさんが「ピンチメール」に応えてとんできてくださいました。いただいたバランスボールにSくんが根気よく最後まで空気を入れてくれました。

 「ゴムの輪のびろ」のあとはゴム飛びです。ゴム飛びは中学生のYくんの出番・独壇場です。中学生にもなるとそれなりの役割・出番を求めているので小さい子らと同じようにはいきません。今日も、誰も飛べそうにない高さのゴムを側転して足で引っかけて越えました。
 東大阪のHくんは輪には入ってくるようにはなりましたが、なかなか引っ張ったり・縮めたり、押したり・引いたりという遊びは修行中です。ピンと張った綱引きの方が手応えがあって分かりやすいようです。
 大東のHくんはお兄ちゃんの真似だと思うのですが、飛び込み前転のようにして越えます。拍手こそすれ、誰も下手だとはいわないのに自分の中で「よ~し、やるぞー!できるかな?・できないかな?」と励ましながら挑戦しているのがよく分かります。

 肩車のMくんはこの日しあわせ。ヤンボラのIさんはたくましい!

 これは別の場面ですが、思ったとおりにいかなかったり、失敗するとこのように私の後ろに回り込み、悔し涙を見せないようにして気持ちを切り替えています。たまにですが、悔しすぎて背中を引っ掻きそうになることもあります。「ホントに悔しいよなぁー!」
 と共感している私に以前、顔を出した彼が言ったことばは「臭いなぁ!」。「えっ?…ひょっとして加齢臭?」「自分から頭をつっこんどいて…、ほっといてくれ!」。今度、息子にもらった香水をつけといてやろう!5~6年前になろうか?下の息子から「カレイシュウがする」と言われたのを「カレー臭」と勘違い?して、その時に残り物をプレゼントされたものだけど、まだ使えるかな?

 久しぶりのSくんは「うたってどんどん。ねずみばさん。」とつぶやき、期待しているのでやらないわけにはいきません。今日は隠れる場所を変えてみました。


 ボール転がし大会。Yくんの笑顔がいい。

 今日も盛り上がった綱引き大会。Mくんもどっちについているのか分からないけどとりあえず参加。

 ボクたちは一人で楽しみます。こんな時、こんな時間も大切です。


 午後の公園散歩です。
 私は離れても離れてもAちゃんに手をつながれ、水遊びに引きずり込まれました。「こっちよ!」との命令に「ハイハイ」と従いました。ジャングルジムにも尻込みしないで登りました。

 この日も水遊びが大盛況でした。Mちゃんは公園に着くなり、頭から水をかけていました。さすがにこの日はスッャ塔ンになる子はいませんでした。水遊びでは最低限パンツをはくという「きまり」は定着したのでしょうか。
 この夏が思いやられます。ぽぽろの1階出口の駐車場にビニールプールを出すことはできないものだろうか?問題はしっかりガードをかためることができるかということ。今でも1階のお年寄りのデイサービスに時々勝手に「参加」している子もいるし、前は道路だし、横にはデイの送迎車が停まっているし…。行くのも大変だけど、仮にプールに行けたとしても日中一時支援としては認められなくなるし…。ホントに制度は子どもたちの実態とニーズには合っていないのですね。

 今日はYくんが一人で黙々と挑戦。


 と、ここまで書いて終了しようとしたら、スタッフのKさんからこの日の公園で撮った大量の携帯写真が送られてきました。解説抜きで明日載せますね。明日の追加写真もお楽しみに。

深夜の放送よかったですね!

2009年06月01日 | ノンジャンル
 30日の深夜1時半の目さまし時計に起こされて見ました。
 私は今回は出ないと信じていたので、またまた演説する疲れた顔がドアップで登場するや、完璧に目が覚めちょっとばかし冷や汗が出てきました。
 でも、見ている内にKくんらを包む子育ての輪の中に、いつもぽぽろを応援していただいている皆さんの顔かおカオを見いだし、胸が熱くなりました。語らずとも、こうした場や仲間があって支えられていること、子どもたちも輝いていることがよく理解できたのではないでしょうか。素晴らしいですね。元気をもらいました。ありがとう。


 このドキュメントとは直接関係ないKくんに関わる話です。

 以前に放映された番組の中でも紹介された、(Kくん曰く)「忍者屋敷」の建設にとりくむ彼の真剣な姿の写真と、そのあとにお父さんのお仕事についていったときのドリルをつかってお手伝いをしているときのブログの写真が重なって脳裏に焼き付いています。

 もう一つ。世界一かわいい妹のモモちゃんになぜスカウトが来ないのだろう?スターになってお金持ちになったらいいのになぁ、そしたら○○のマシンなどが買えるのになぁと公園でつぶやいた内緒話は以前に書きました。
 実は、そのあとでお母さんが書かれたブログを読んでこのマシンと表現した物の意味が兵器であることが分かったのです。彼がしゃべった兵器の名前を聞いても私が気がつかなかっただけです。つまり、母上のブログによればその頃、北朝鮮のミサイル発射問題が起きて、その恐浮フために彼はとても不安定になっていたのですね。だから、彼が言いたかったことは「お金持ちになって兵器が手に入ればミサイルを打ち落とすことができる…」ということだったんだろうと推測します。
 それが私にはその場で理解できなかったのです。だから、その直後に彼が激しく手首のサメ[ターに噛みついて、ボーッとしながら一人でぽぽろに帰っていった理由もそこにあったんだということも理解できませんでした。
 それに気がついたということを誰にも伝えていなかったので、それも気になっていたことです。

 彼がぽぽろのドレミファクラブに来だした頃は、私はもっぱら工作で彼にお付き合いをしていました。段ボール、空き箱、ペットボトル、紙コップ、秩A折り紙などで色々玩具を作って遊びました。彼の作るものはつなぎがガムテープやセロテープなので少し雑ですが、アイデアに富んでイメージ通りにスイスイと作り上げていくのに感心してながめていました。
 その時に彼が一番力を入れて作っていたのが雑誌やゲームなどに出てくる戦闘機や武器でした。遊びになると戦闘ごっこで、私も「ダダダダ…」などと言いながら本気でそれに付き合っていました。それが付き合いの入り口だからです。
 丁度、お家でもDSにはまって、母上が悪戦苦闘されている様子がブログにも書かれてありました。「平和主義者のKくん」と書いたこともあるほど、争いが嫌いでどちらかと言えばけんかから逃げる方のKくんだからまさか、武器や兵器にはまり込むことはあるまいとは思っていました。狭い世界や人間関係の中で、こうした世界にはまり込んだりする例もあるのではないかと思うからです。

 少し飛躍させますが言わんとしていることは、「彼の銃を持つ手がドリルを持つ手に変わった!」という話なのです。
 好きな工作の延長で、学校での本格的な忍者屋敷づくりの手ごたえある経験がベースになって、同じく手応えのある父の勤労体験の中で見せた彼の姿がそう感じさせてくれたのです。
 みんなと協力して作る夢を託した手ごたえのある工作、人に頼られている、役に立てていると実感できる体験って大事ですよね。
 誰かに伝えたかったことを書いてみました。回りくどかったかな?伝わりました?


水曜学童

2009年06月01日 | ノンジャンル
ぽぽろのアジサイが咲き始めました。(光線の加減で写りが悪い)

 7月19日(日)予定のバザーのチラシもできました。利用者の皆さんは持ち帰って物品の提供へのご協力をお願いします。

 夏休みのドレミファクラブの予定表を作成中です。すでに4月の実績は去年の夏休み=8月並に匹敵しているので、今年の予約がどうなることか心配です。

 大阪市と東大阪市さんは以前から月々の利用日数に制限はありませんでした。
 今回、児童デイなみに個々に支給回数を決めてきた(月1~2回の方から月10回余の方までバラバラ)自治体の中で、夏休みに毎日利用できる位のめいっぱいの支給決定をされようとしているところが出てきました。ぽぽろで受け止め切れるだろうかと心配になってきました。それだけ、身近なところに長期休み利用できる社会資源がほとんど整備されていないということです。ぽぽろも、1ヶ所だけでは対応できなくなってきました。それぞれの身近な地域にできるように皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

 そのためにも、先ずは赤字事業の分野である日中一時支援事業の財政を少しでも補強できるようにバザーを成功させましょうね。1回目だから無理をしないように楽しくやりましょう。
 同時に赤字を解消して財政的にも安定した運営ができるように児童デイの事業化に向けての各地域別説明・懇談会の参加を呼びかけています。児童デイをメインに据えて事業を行いますので、利用にあたって大きな変更を伴います。皆さんのご意見や各地域の事情もお聞きして今後の対応を相談していきたいと思います。


 さて、水曜日の学童保育の様子です。
 来るなりエネルギッシュに動き回るHくん。

 大学生ボランティアのMくん。夏休みはボランティアで来てくれます。心強い助っ人です。

 この日は障害者センターの総会から帰ってくると無謀にも?女性たちだけでシーツブランコ。大いに盛り上がっていました。


 公園へレッツゴー。
 Sくんはこの日もスケーターです。飽きるほどスケーターで遊んで、次にどんな物に挑戦するか楽しみです。友だち同士のYくんと追いかけっこ。

 久しく見ない間に大きくなりました。久しぶりなので野球にもブランコにも付き合いました。野球は勢いよく飛ばしていました。ブランコでは「まわし」がけっこう食い込んでいました。

 Mくんは突然思い出したのでしょうか、いきなり木登りをし出しました。随分身軽です。


 Hくんはどろんこ遊びは一人で黙々とやっています。水をくんできて、土の上にたらしてこねくり回してタラタラの泥んこを作っています。「おっちゃんの顔を描いてぇなー」と頼むとフサフサの髪をなびかせたいいお顔ができました。彼が好きな大人の相手がなくても一人で遊べるときは「造形活動」の時かな? 

 Yくん、Hくんがこんな近くで二人して並行してべることも珍しいです。どちらかというと、相手をけなし合うことば合戦からエスカレートして取っ組み合いの喧嘩になりがちなライバルの2人です。Hくんが大事に抱えているのは風船にしたかったビニール袋です。

 Yくんのシャボン玉はなかなかのものです。とうとう両刀使いに。

 ブランコをしたらぽぽろで彼女の右に出るものはいないくらい大きなふりです。

 公園に行かなかったグループはプレールームで安らかに遊んでいたようです。
 「画伯」ことYくんは静かな中でお絵描きに熱中。いつか「ぽぽろのアーティスト展」ができたらいいね。

 帰ってきても、この通り元気でした。疲れを知らない子どもたちです。