向日葵のように

悪性リンパ腫、とうとう移植することになりました^^;
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実習生へ

2006年05月09日 19時59分47秒 | 悪性リンパ腫

今日は仕事を休んで7回目の骨髄穿刺をやってきた。
体調はいいので、気楽な気持ちで待っていたら、
先生がやってきて、実習生の見学をさせてくれませんかと言われた。
別にいいんだけど、一応もったいをつけて、
男性だったら拒否しますと言った。
だって普通の人はうつぶせで腰の骨を刺すから見えないけど、
私は胸骨を刺すからね
実際には清潔な布をかぶせるから肝心な部分?は見えないけど、
いくらおばさんでも主治医以外の男性に裸をさらし、
痛がっている所を見られるのは嫌だ。
今、臨床検査技師の男性が占める割合が多くなり
うちの病院でも半数近くは男性の技師だけど、
心電図や超音波のように、裸になる検査は女性の方がいい。
乳腺のエコーなんて、プローブで乳首の上をごりごりするんだよ
男性はやっぱり抵抗がある。
それに、いくら男女平等、チーム医療と言ったって、
医者からすれば、技師は技師。
出世がしたい男性の職業ではないと思う。

さて、臨床検査技師になるには、専門学校や大学で学んで、
最終学年の時、3ヶ月~半年間、病院実習のカリキュラムがある。
そのあと、春に国家試験を受けて合格しなくてはならない。
今日はその学生さんが3人見学にきた。
偉そうに講義したい心境にかられたけど、まぁ見せてあげましょう
痛いと思った時、いつもより大げさに顔をしかめてやった(笑)

私が思うに、見学するだけじゃなくて、
実際にどんなものかやってもらったらいいと思う。
この意見には主治医も同感だったようだ。
痛み止めを打つ時、どんな感じがするか、
針をごりごり骨に刺す時の感覚、刺した針から骨髄液を抜く時の
鈍い痛みがどんなものか...

検査だけしていても、患者の痛み、心の痛みはわからない。
不安や絶望の中、どれだけ痛い思いをして採った検体なのかわかれば、
検査する時の気合の入り方が違うと思う。

これから技師になる実習生諸君!
患者の気持ちになって、できるだけ早く、
正確なデータを提供できる技師になって欲しい