「将棋世界」


 最近の趣味といえば将棋です。4年前に子供が生まれてからは子供中心の生活になり、趣味だった音楽を聴くのも本を読むのもどうも集中できない生活(それでも幸せな毎日です)が続いていましたが、久しぶりに趣味といえるものを持つことになりました。

 その中でも楽しみなのが名人戦のテレビ観戦です。羽生名人と挑戦者郷田九段の対戦がBS2で生中継されていて、それを録画して帰宅後に観ていました。名人戦は持ち時間が9時間と最長の設定がされているので決着まで2日ががり、生中継も断続的に1~2時間が4回と2日目の深夜に終局の様子がダイジェストで放映されます。それをビールを飲みながら観るのが楽しみ。といっても長考の連続で1時間見ていても一手も指さないなんてこともあります。それでも解説陣による愉快な解説が続き厭きさせません。
 今年は最終局の第7戦まで全て観ることができました。羽生名人も郷田九段もどちらも好きなのですが、気持ち挑戦者の郷田九段応援で観戦、ハラハラしましたが最後はここぞの大勝負に強い羽生名人が押し切りました。

 また、名人戦とは逆にテレビ用に持ち時間がほとんどないNHK杯も楽しみです。毎週日曜日に1局ずつ放送されていますがもう直1回戦が終わり、2回戦からは強豪も登場して厳しい対戦が予想されます。1回戦の終盤に登場する番組司会も務める矢内女流名人が勝ち上がると盛り上がるんですがどうなるでしょうか。

 テレビ観戦だけでなく、普段は入門書を読んだりしていますが、難しすぎたり簡単すぎたりと丁度よいのがあまりなく、なかなか上達しません。「バリュー将棋4」という無料ソフトをダウンロードして、コンピューター(?)相手に対戦するのですが、初級には勝てるようになったものの中級に設定するととたんに勝てません。序盤の定跡はなんとか真似できるのですが、いかんせんその後の中盤が全くダメです。特に駒を交換するとぐさっと急所に打たれるので駒交換だけは避けるという対処法なんかを覚えています。それでも焦らずゆっくり勉強していくつもりです。この無料ソフトには形勢グラフというものも付いていて(普段は表示しないで対戦していますが)、ちょっとしたミス手ですぐにコンピューター有利になり、その差を逆転するのは難しいです。一手も無駄にできないところは本当にリアルです。

 入門書以外にも日本将棋連盟が出版している「将棋世界」という月刊誌を毎月楽しく眺めています。戦術面の記事は正直私には難しいというか、もっと先に読むべき本があるのでじっくり精読はしないのですが、タイトル戦の情報からイベントまで様々な情報満載で軽く眺めるだけでも面白いです。月刊誌を購入するなんて一時期走っていた頃の「ランナーズ」以来かもしれません。

 どのくらい時間がかかるのか分かりませんが、半人前くらいに習熟し、いつか人間を相手に将棋をプレイできたらいいなと考えています。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 「本家きむら... 「ちょぼ焼き... »