勇気のなかった自分

人に貸していたDVDを返してもらえた。
アメリカのドラマ『24』全巻で本数も多く、
見終わっているかわからないため、返してと言えないでいた。
でも、その子が退社するので会うことがなくなるため思いきって伝えました。
返してくれるとき、とてもふて腐れていました。
ありがとうくらい、言うのがふつうでは？貸さなきゃよかった。

金曜の夜、商業施設を歩いていたら
私の5メートルくらい先でおじさん(おじいさん？)
が転びました。ほんと、パタッというかんじで。
なにかにつまづいたか、足が絡まったようでした。

駆け寄って、立ち上がるのを助けようと思ったけど、
周りを歩いている人たちはスルーして普通に通り過ぎていくし、
どうしよう、どうしようと思いつつ見ているうちに、
1分くらいして(もっと短かったかも)おじさんは
ノロノロ立ち上がって、ゆっくり去っていきました。

身なりもちゃんとして、手にはお菓子の紙袋を下げてました。
唯一、近くにいた占い師さんが声を掛けていましたが。
その日は午後から雨が降って、地面は濡れていました。

大丈夫ですか？と声を掛け、ハンカチくらい渡せば良かった。
私は後悔と胸の痛さと悲しみで沈んだ気持ちで帰宅しました。

年を取って、体が思うように動かなくなったり、
自分に何かあっても気にかけてくれる人が誰もいないなんて、淋しいですね。
自分や家族のことが頭をよぎりました。

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