多面体F

集会報告、読書記録、観劇記録などの「ときどき日記」

そば焼酎がうまい山崎製麺所

2010年04月06日 | 居酒屋・銭湯紹介
代々木駅から徒歩10分ほどのところにある山崎製麺所に行った。製麺所といっても工場ではなく、居酒屋だ。安曇野市豊科にある山崎製麺から毎朝そばを調達している。とはいってもメーカーの直営店というわけではない。
訪れたきっかけは、そば屋をネット検索して探していたとき見つけ、その後「古典酒場 山手線完全ガイド(三栄書房 2009.2)の「代々木駅」で選ばれていたのを知ったことである。席は、8人くらい座れるカウンターのみ。

メニューは、イカ一夜干し(650円)、梅きゅうり(350円)、鶏唐揚(650円)、肉豆腐(750円)など、普通のつまみもたくさんあるが、やはりそばがうまい。
そばは、奈川と信州安曇野の2種類がある。そば粉の産地の違いなのだが、ざるそばでいうと奈川は950円、信州安曇野は500円である。そんなに違うのか聞いてみると「違う!」という答えだった。注文しようとしたら、すでにこの日は売り切れだった。残念!

日本酒は明鏡止水(700円)、くどき上手(700円)、御湖鶴(750円)などがあるが、やはり佐久のそば焼酎「帰山」を蕎麦湯割りで飲むのがうまい。たんに気のせいかもしれないけれど・・・。つまみに揚げソバ(400円)を頼んだら山のような量でおなかがいっぱいになってしまった。
最後に信州安曇野のざるそばと生ビールを注文した。ビールがとてもうまく感じた。もちろんそばも上々だった。

この店は6年前にオープンした。客は30代が多いそうだ。たしかに、前回早い時間に来たときはアベックだったし、この日は食事だけの30歳前後の男性客だった。店のスタッフも若くきっと客と同年代なのだろう。ながめていると、注文から調理、配膳までの流れが、とても合理的なシステムになっているようだ。ちょっとファストフード店やチェーン居酒屋風というか「実業の世界」の匂いがする。
その代わり、このくらい小さい規模の居酒屋なら普通にある客との対話が少ない。若い世代はお店の人とあまりしゃべらないからかもしれない。おじさん族がなじみの居酒屋に行く理由のひとつは、マスター(あるいはママ)との対話なのだが。対話をしてくれるマスターはわたしより上の60代の人が多いように思う(阿佐ヶ谷の燗酒屋は例外中の例外である)。時代の流れなのだからあきらめるしかないのだろうか・・・。
ただ規模が小さく放っておいてくれるので、一人でも居心地よく、落ち着ける店ということはいえる。
となりには階段をはさんで第二工場がある。一人か二人の客は製麺所、グループ客は第二工場という振り分けになっている。第二工場は、3―4年前にたまたま空き室になったので、借り受けたそうだ。注文をインターフォンで受け、調理はこちらでやり人間が運ぶというシステムになっている。1軒の店をテーブル席とカウンター席に分けたようなものだ。

電話:03-3299-3761
住所:東京都渋谷区代々木1-14-5
営業:17:00~24:00 ランチ11:30~
定休日 日曜日
 サッポロラガー 中ビン600円、日本酒 明鏡止水700円、くどき上手700円ほか
 焼酎 山崎製麺所(米)500円ほか
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