占星術思いつきメモ(天体位相研究カルデア)

占星術に関して思いついたことを書き留めるブログ。西洋占星術による地震予測、金融占星術の研究をしています。

地震サイクル論の構築と予想図の作成

2017-05-07 05:19:02 | 地震占星術
久々の地震占星術の記事である。Googleで「地震占星術」と検索すると、常に筆者のブログが上位に表示されるのに、有意な情報を提供できていないことに申し訳なく思う。当ブログを開設してから10年となったが、近年では積み重なった研究手法をうまくまとめられず、解析方法のアプローチも二転三転した。ただし昨秋から直近の新月図とトランシット天体により重心をおいて分析手法を整理した結果、幾分分かりやすさと研究の進展に先が見えて来たところである。

◆サイクルとしての地震◆

占星術では各々公転する天体のサイクルを利用して予想するものであるが、一般に惑星等が形成する角度(アスペクト)の出現をサイクルとして見ることは少なく、地震発生日時もランダムに出現するものとしか見ていなかった。

ところが1年程前から月の赤緯も参考に組み入れたところ、月の赤緯と地震の緯度に相関らしきものを感じるようになった。さらに、先月中旬のチリ地震ではっきり認識できたことは、新月成立から地震発生日に至るまでの月の角度と、新月が成立時天頂に位置する地点から震源地までの角度に、ある程度の共通性が見込まれることが分かったことだ。

これをどうにかして確かめたいと思い作成したのが下の図である。赤い丸は震源地の緯度を、赤い線は月の赤緯の移動を示す(左軸)。青い丸は新月天頂から震源地までの経度を、青い線は新月図からの月の位相を示している(右軸)。一定ではないが何らかの傾向を示していると読み取れる。何より図示することで、新たな発見の可能性が広がったことが大きい。

こういった発見が可能になったのは、、マンデン(社会占星術)においては、「天体の影響は一旦月が全て集約する」のではという考えが最近強くなって来たことからだ。占星術で使用する天体の諸力がすべて月のサイクルで分配されるということ。これは、金融占星学でも同じように言える。天体の軌道をサイン波またはコサイン波で表示するフーリエ変換は、金融占星学のほうで研究はしていたが、地震解析においてもサイン波で分析できるのなら、これはもう立派なサイクル論なのである。

◆水星のイングレスと新月図の関係◆

もう一つ大きな発見をしたのが、水星のイングレスと新月図の関係だ。これまで新月図と地震の関係について研究していて、地震発生時に対応する新月図が当月のものでなく、前月のものであったり、来月成立するものであったりと、法則が定まらなかった。ところが水星のイングレス図をよく見ると、地震発生時の水星の入居するサインで成立する新月図がベースとなっている可能性が出て来たのである。この点が明らかになれば、地震予想の手法はかなり合理的に整理することができる。

本論はここまでとして、とりあえず今後は地震予想分析をこのような図で公開していくこととしたい。






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