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す ず な り

なかなか辿りつけない辺鄙なブログへようこそ... メールはIDのplinkに続けて@willcom.comです

蝉の声

2007-06-30 19:39:08 | いきもの・環境
確か6月28日の午後。職場のドアが開いている時に聴こえてきたのはクマゼミだったと思います。確かに暑いけど、まだ心の準備ができていないのにそんなのが聴こえてくるとちょっと困ります。

クマゼミの声は地方によっていろいろあるそうですが、ここらでは「ワシワシ」いっているといわれます。

ところが、クマゼミの声は「ミンミン」だと思っている人々が意外に多く存在します。県内ではそれなりに高い山奥にでも行かないとミンミンゼミは居ないというのに、普通の住宅街に住む人たちが自宅付近の蝉がミンミン鳴いてたと言います。そしてある時現場を確認。一緒に居て「ミンミン鳴いてる」と言ったその声はクマゼミでした。
ここらで圧倒的に多いのはクマゼミ。その人たちにとって蝉といえばあの声、そして蝉とは「ミンミン」鳴くもの。

蝉は何でもミンミンの人たちはわたしと同年齢からやや下の人たちでしたが、それ以外の世代では確認していません。

私が考えるのは漫画の影響です。夏の場面ではしばしば背景に「ミーンミンミンミンミーン」の文字列が、必ず改行されて、よく複数のコマに分かれて書かれていました。何故か大抵ミンミンゼミ。ほかの蝉ではムードがそぐわないか蝉だとはっきりわからなかったりするのでしょう。複数の蝉を表す為に部分が重ねて書かれたりしていました。そういうのを読んで、本物を聴いたことのない人は最初と最後が必ず「ミーン」だなんて知らないまま、たまに「ミーン」のこともあるんだろうという程度で、蝉の声は「ミンミン」なのだと子供の頃にしっかり憶えてしまったのではないでしょうか。家庭や学校で蝉の話題がほとんど出なかったら憶えたことは訂正されないままです。

漫画をよく読んだ世代とそうでない世代、漫画に蝉の声がよく出た時代のを読んだかどうか、都会育ちと田舎育ちで、蝉の声をどう聴いているか、おそらく違いがあるだろうと思います。

金魚は水草食べ放題

2007-06-24 00:10:36 | いきもの・環境
「ぬくうなったけん腹んなえるとの早かね」
「そうたい。はよごはんにならんかいな。このあいだふたんで水草食べよう時に帰ってきんしゃったろうが。おろたえてぬいたばってん見られとうかいな」
「あげん減ったげんと現場ば見らんでちゃわかるくさ。隠れて食べたちゃおなしこと。葉のこがしこしか残っとらんけんざまあなかて言いよんしゃったろうが。今日は茎までそーよのうなっとうけんたまがらっしゃあよ」
「あたしらち、ピラニアのごたあて言われようとよ」
「泣きんしゃんな、わがほんなピラニアがどげなとかようと知らんずく言いござあとよ」
「あ、あたしも知らんやった。いやしかと?ひもじいけんしよんなかもん」
「心配せんのき。水草は非常食になるごと入れちゃあとげな。また買いげー行くて言いよんしゃったよ。ばってんあんたそげん顎の強かろうごと見ゆるとはなしかいな。ちいたあ顔のえずうなっとう」
「ああ、水草ばさっち引抜いてしもうて、浮いとうとば噛み切るけん顎の太うなっとうごたあ。愛らぁしかじょうもんさんの顔もちゃっちゃくちゃら」
「ふん。あ、鍵の音のする。見てん、帰ってきござあ」
「ほんなこと。あー、ようやくごはんたい。嬉しさ」

新しく水草を買ってきました。水槽が狭いので1本だけ、砂利にしっかり埋めて根元は茶漉の重し。ところが帰宅してみると早速浮いており、なんだかボリュームが減っていました。翌日さらにげっそり。三日後にはほとんど丸坊主です。

最近金魚がよく食べます。つぶつぶの餌はやりすぎないように気をつけていますがサラダは食べ放題な環境なのです。食べられる水草を入れたのは最初餌のやり忘れや少なすぎ、お泊りに備えての非常食のつもりでしたが今ではそんなふう。金魚は元気いっぱい。餌を落とすとsmack音も高らかに食いつきます。前はもっと静かでお行儀良かったんですけど。動きから見ると機嫌も良い印象ですが私が何を理由に機嫌を判断しているか、言えるようになるにはじっくり時間をかけて観察して考えないといけなさそう。

水草の葉のうち、先端は最後に食べるようです。若くて柔らかい部分は先に食べそうなものなのにと思っていましたが、成長ホルモンの苦みがあるのでしょうか。苦みはこれから花などが展開していく大事な部分を食べられにくくする戦略だったわけだけか。人間はそれを春の味覚として楽しんでたりしますけど。金魚としても食べ物を確保し長持ちさせるには先端は残した方が有利でしょう。実際にはどういう理由で先端を最後まで残すのか、味は実際にどうなのか、金魚語が話せないのでわかりません。

金魚・そこに道があるから

2007-06-07 05:50:06 | いきもの・環境
超音波洗浄なのです、金魚水槽のエアレーションは。泡の弾ける振動でゴミを細かく粉砕し、泡が上昇してできる水流で水中に躍らせます。導入前はある程度の塊のまま底におとなしく沈んでいた分を。水替えの頻度上昇。

お掃除のこの機会にぶくぶくを止めて酸素ブロックを入れてみました。酸素を出す反応が止まるかどうか知らないけど何もせんより良かろうと前回水から拾い出したのを冷凍しておいたので、一度に入れると寒いから1個入れて暫くしてまた1個、全部で4個。

なんてしあわせな静寂。も、束の間。なんだか口のぱくぱくが気ぜわしげで心配してついつい覗き込みます。赤い金魚が水面でぱくぱくを始めたのでポンプをまた動かし始めました。結局この音をずっと聴いて生活するしかありません。金魚の数が少なくて大きい水槽だったらエアレーションなしも可能だろうけど大きく重いと維持が大変ですから。もう黒出目ときたらこういう時ばっかり泡でじゃれて見せる。わかったわかった、嬉しいわけね。

お掃除が済んで元通りにしても何だか狭そうな気がして水槽の中央に置いていた茶漉と水草を端に寄せてみましたが、そうしたらじっとしていることが多くなりました。

場所の形が動きたくさせないようです。金魚は普段見ていてわかりますが、狭いところをくぐり抜けるのが好きです。物を端に寄せて広くすると通り道というものが無くなって行き止まりに囲まれてしまうみたい。だからといって普段通り道だけ通っているわけでなく茶漉の上を越えることだってあるのですが。

再び茶漉の周囲を金魚1匹がようやく通れるように置いたら、楽しげにすいすいと。狭いところとやや広いところ、隠れ場所。ぐるぐる泳ぎ、引き返し、立ち止まったり乗り越えたり。1匹が底すれすれに居るもう1匹の下をわざわざくぐろうとするのは好意の表れでしょうか。

水槽は小さいけれど元に戻った今の配置には限りなく進むことができる道があります。

楽しげな金魚を見ていたい

2007-05-16 22:35:54 | いきもの・環境
あれからたいして経たないうちに金魚水槽から酸素を出すブロックを取り出して、空気ポンプが稼働中です。やはり余裕をもって泳いでくれないと安心できません。私も音に慣れてきました。起きてられる時間も長くなりました。結局酸素ブロックは効き目がなかったのです。しかし仲良し金魚たち、そんなに楽しいか。騒音の中で。

聴こえるけれど

2007-05-16 13:42:41 | いきもの・環境
金魚の水槽に酸素補給ブロックを3つも入れたのに黒出目は水面でぱくぱくしていました。そんなら、ほら、もひとつ。このサイズの水槽なら1つでいいはずなんだけどな。それでもだめか、もひとつ。ミネラルも出すというからあんまり入れてもね。まだぱくぱくするならしょうがない。ポンプ運転開始。そんなふうに結局ポンプを止めたのは半日間ほどでした。

あの音で私がそれほど辛くなかったのは風邪が回復してきたということでしょう。しかし治る時に特有のあのすっきり軽い感じはまだありません。長時間起きているのは辛いのです。目を覚ますとやっぱりいやな音。

水槽の水が白く濁ってきました。泡がブロックの分解を早めていたりするのかな。結石のもとになってもいけない。ポンプストップ。半分強、水替え。少しは現状に慣れなさい。私を暫く静かに休ませて。今朝は出勤するつもりで四日ぶりにお風呂に入ってふらふらになりました。やはり静かな方が楽です。

ポンプみたいな熱を帯びるものは何かで包んだら危険だろうし、何か敷いても今ある所を振動しながら移動して落ちるおそれがあるから今のゴム足で立ってた方が安全。ホースに吸音用の何か巻いて壁に何か貼るか。そんなことやってる余裕なし。

ブロックは充分すぎる量入っているんだからとりあえず寝る。寝ている間に背骨が時々音をたてていました。数日前のひどい腰痛がまるで軽くなりました。

PDAは寝ながら書けます。ぴちゃぴちゃと水面の音がしたり、しなかったり。私は鬼なのさ。

いつもきこえる

2007-05-14 22:18:38 | いきもの・環境
風邪引いて熱出してお休み。週末も大部分寝たので腰が痛いです。何が辛いかってあの金魚のぶくぶくポンプ。やっと動く気になって水槽掃除し、とうとうポンプを止めました。

今度投入したのは「おさかなぶくぶくブロック」という酸素を出す錠剤状のものです。あーーーー、楽。きっと金魚も静かという意味では楽です。口のぱくぱくがわずかだったのが元の動きに戻りました。これまで空気が多すぎなくらいだったから、ブロック1個でいいところを3個入れています。泳ぐ範囲がやや広くなったのはきっといいこと。

こんなに楽になるのなら早く入れたら良かったのに、水替え前に入れるのはもったいないなんてケチなこと考えていたのでした。

楽と思ったのも束の間、またいつもの高音が聴こえます。こればっかりは電波も配線も少ない田舎に行くしかないです。ここも田舎だけどもっと田舎に。田舎はそんな高音が無いわけでなく、少ないだけですが。体調が戻れば忘れていられます。

金魚は騒音平気で泡が好き

2007-05-10 23:24:19 | いきもの・環境
帰宅したら金魚たちはなんだかしんみりしていました。
やっぱりモーターの音は辛いよね。明日酸素を出す石買って来ようね。

金魚の晩ご飯をぱらぱらと。急にいきいきしてきました。そう、環境が変化しているから餌を控え目にしたのでおなかを空かしていたのです。元気になりましたが、深夜にまたしんみり。
そうよね、やかましいのは辛いよね。明日ぶくぶくを止めようね。

明けてみれば、出目金が特有のあのむすっとした顔で随分楽しそうに泡と戯れていました。

結局モーターの音を明らかに嫌がっているのは私だけのようです。

泡の弾ける音は私にとって元気のもとですが、モーターは意地悪そうな音。もうちょっと慣れるか、様子をみてみます。

金魚にぶくぶく

2007-05-06 23:36:18 | いきもの・環境
「さんそを出す石」の最後の一個を入れて数カ月。効き目も無くなった頃なので朝金魚の水槽に水草を入れ、帰宅して取出す毎日が続きました。面倒。最近黒出目金が水面でぱくぱくしているようなのでペットボトルでシェイクした汲み置きの水を少しずつ音を立てて落としたり、ピペットで吸取った水を水面の僅か上で水中に向けて噴射したり。ほんとに面倒。実は空気ぶくぶく装置を買うかどうか迷っていたのです。赤い琉金は全然平気そうです。

水槽を買った時についてきたうちのひとつは濾過装置でした。これをつけていたら水が落ちる時に空気に触れる面積が多くなるからぶくぶくは要らないなと思ったのです。しかし実際に付けてみると騒音と振動がひどく、金魚が興奮してかわいそうでした。それをずっと聴き続ける私もかわいそう。

これまでピペットで水中に空気を出して遊ぶのもよくやりました。顔にかかるのはあんまり好きじゃないけど、黒出目は優雅にひらひらする尻尾に当てるのは好きらしく、ぼこぼこと出していると寄って来て尻尾に当てることがよくありました。

効率良く空気を水中に送り込むのは水を水面すれすれから水中に噴射するといいと気付いてからよくやっていましたが、琉金は寄って来て脇腹を上に向けて踊るような動きをしました。金魚はジェットバスが好きかも。ぶくぶくを買ってやるか。

近所のホームセンターで、よく見ると小型のポンプに「ノンノイズ」「低振動・静音」と書いてあります。相場を知らない私はそれを買って帰りました。

動かしてみると結構やかましいです。金魚大丈夫かなと心配しながら暫くそのままにしていたら、やっぱり辛そう。私もそんな騒音を聴きながら寝るのは辛いので止めて水草を出して一晩。明けて水草入れてしばらくするとぱくぱくしているので電源オン。我慢しなさい。背鰭がしょげた感じの黒出目ちゃん。茶漉に引きこもりがちです。全身入らないから半分だけですが。「さんそを出す石」を買って来るまで待ってほしい。

せっかくぶくぶくを入れているんだから水草を入れることに。うまくくぐれるように置くと楽しんで通り抜けますから。砂利に根元を埋め込んでついでに寄って来た金魚に触れてもちっとも逃げません。でも捕まえられそうな時は慌てます。水替えで捕まえる時は本当に慌てるけれど。時々慌てるポーズを楽しんでいるんじゃないかと思えますが、私の思い込みのせいかも知れません。ちょっとばかり触って遊んだ後、黒出目は背鰭をぴんと立ててそこらを泳ぎ回るようになりました。

二度目の運転再開から半日、どうやら金魚たちは騒音と振動に慣れたようです。私は気になるし音楽の邪魔になるし止めたいと思っているのに。いきいきと泳ぎ、たまに泡を浴びて楽しんでいる様子。どうしよう。

遺伝子という部屋に

2007-05-04 21:53:46 | いきもの・環境
NHKの教育テレビで、現在は「知るを楽しむ」になっている番組の前身「市民大学」がそのまた前に「人間大学」だった頃から、私は観る暇がないことが多く、よくテキストを買って読むだけで楽しんでいました。
ある時期に中村桂子さんによる遺伝子に関するお話がありましたが、そのテキストの挿絵のひとつがあまりにも気に入って何人もの人に見せた記憶があります。

人間と大腸菌の遺伝子がどんなものか、イメージを描いてありました。長方形の部屋の中に人間は電化製品調理器具パソコンやスキー板その他雑多な家財道具を持っていていかにも窮屈そうです。その横にある同じ大きさの長方形の中では、がらんとした床の上にお茶碗、その上に一組のお箸が置かれているだけで、傍に細い線で手足と顔が描かれた大腸菌が気楽そうに寝そべっていました。そんなにも大腸菌の遺伝子は必要最少限で身軽だということです。なんて可愛い大腸菌。可愛さの条件とはシンプルであること、リラックスを思わせることでもあるようです。

果たして、その隣の人間の部屋の中には、その時々の気持ちを記した日記帳はあるのでしょうか。もしあるのなら、人間は子孫の為にしあわせと安心と信頼を充分に経験しないといけません。

桜が白い

2007-04-15 22:22:48 | いきもの・環境
ソメイヨシノはほとんど終わり、今八重桜が華やかです。今年の桜はずいぶん白かったです。古い桜は花びらが白くなる傾向があるようです。そこらのソメイヨシノはほとんどがクローンだそうで、若く見えても遺伝子は古いらしいです。昔植えたのも最近のもみんな一緒に花びらが白くなるでしょう。遺伝子の中で花びらの色を受け持つ部分がどこら辺の位置にあるとかわかっているのかな?端の方?もしそうだったら面白いけど、そうでなくても面白いです。

原発がいずれ無くなってしまえばいい

2007-03-17 18:03:12 | いきもの・環境
原子力発電には反対です。

だから私はそれなりに資源をなるべく消費しない生活をしているつもりです。最近のトレンドに賛同したわけじゃなくて、オイルショックの頃から、おそらく戦中を生きた親の影響もある、筋金入りです。あれからずっと忘れていなかったのは、目の前の現実のすぐには見えない繋がりを考えていたから、それが大事な問題でありつづけたからです。

私はところどころ間抜けに無駄をやっていると思いますが、それでいいんです。あんまり締め過ぎるのもよくないでしょう。どうしても妥協できない部分はひとりずつ違います。しかし、妥協可能な程度も慣れによって変化します。それを意識しておくべき。

私は職場は別として、帰宅すれば日頃冷暖房なしで生活しています。少しくらいならしてもいいと思いますが、一人ではやはりもったいないし耐えられるし、慣れてしまうのが心配なので、結局なしで済ませています。そして、この数年冷暖房無しに耐えられない人が極端に増えてしまったのを実感しています。

もしもある時電力の使用が制限されても物不足になっても、それが普通の人にとってやや大変という程度なら、現在までの私は余裕をもって応じられると思います。もちろんこれから先もずっと資源低コストな生活ができるつもりでいますが、未来はどうなるかわかりませんから。

親と同居すればもっとエネルギーの節約になるのですが、そうしていない(今はスペースの都合もあって帰れません)。早寝早起きしたいけどつい夜更かしをしてしまうこともあります。これから先、変えていけることをちょっとずつ改善していきたいと思っています。

原子力発電を望まないから、すぐにでも電力の少ない生活ができる状態でありたく、日々実践していたいのです。原発やめるならその時はこっちも応じるよ、それまではこのままで、というのだったらきっと原発廃止の可能性はずっと低いままです。

原発は現在の経済維持のよりどころ。経済という抽象概念の膨張の末の自滅が最初から見えてしまっていたから私はその道を安心して歩いていなかったのです。原発に頼るしかない経済の道を引き返せない、変えられないという人たちは、長らく安心して歩いてきたしその分の体力を思うことに使えたのです。みんなが肯定的に見る道を進み、自信をもってものを言う人に成長しています。子供の頃に良いと思ったものは強力です。そう簡単には変わりません。ものの見え方も、強烈に納得しない限りは。

茶漉しの中で寛ぐ

2007-03-10 10:16:53 | いきもの・環境
金魚たちのお気に入りの活性炭パックは引退しました。たいらな形は丸い金魚鉢の中でなら金魚がその陰に入れたのですが、四角い水槽の中ではそうもいきません。そして洗っても汚れが落ちなくなっていました。

藻があんまりあっても夜中に息苦しかろう。何か金魚の隠れ場所になるもの。安全なもの。食器ならいいでしょう。水の中で安定する重さのある焼き物を横に倒せばきっと金魚の好みです。ケーキの入っていた金縁の藍色ココットは普段使うしもったいない。見栄えするけど横倒しじゃあね。使ってないもので、これからも使いそうにないものというと、ずっと前に割れてしまった蓋つきマグに付いていた、ぽつぽつ穴のあいた陶製の茶漉しがありました。

金魚さんたち、やっぱりニッチは好きでしょ?ほおら、中にもぐりこめるぞ、穴からむこうが覗けるぞ。

茶漉しも水槽の中であんまり格好よくないけど活性炭パックよりはましです。

新しく登場したものを金魚たちは恐がりはしないけど中に入りもしませんでした。普通に周囲をすいすいと。そのうちに水槽の汚れがひどくなり、金魚の入ったままというわけにもいかず待避させてお掃除することになりました。いつものように大慌て。やっときれいになった平和な水槽に戻ったら臆病な黒出目がよく茶漉しに頭をつっこむようになりました。やや育ってしまって全身は入りませんけど。

中心の茶漉しの周りは狭く広く、「ちょっと通してよ」「いやだよ」「そんなら上を行くさ/下をくぐらせてもらうよ」時々茶漉しの中に入り、そして狭い藻の間をわざわざ通り抜けます。一部食いちぎってあるのは通りやすいようにでしょうか。

水槽はコンパクトな空間なりに形も質感も明るさもバラエティに富んでいて、金魚たちは金魚鉢の頃より冴えて見えます。

こんなにも黒い空気

2007-02-17 21:40:40 | いきもの・環境
ある日スリッパ越しに床が埃っぽいのか砂っぽいのか、いつもと違う感触がありました。

今ごろ建つ集合住宅は24時間換気が義務付けられています。もしかしてあの丸い空気の取込口から。あそこに何かフィルターを着けられないかな。

その穴はちょうどいい場所にあるので針金入りの長い紐でそこにカレンダーを掛けているのですが、それをはずしフローリングワイパーの薄いシートを一枚当て、上から紐を元通りに掛けるとうまくシートが固定できました。

フローリングワイパーなんて主義に反するのですが、ちょっとでも掃除に取り掛かり易くやる気がおこりやすくするために。そしてシートの減り方が遅いのもある意味で問題です。「きみたち出番が増えたよ。良かったね」

一週間するとシートはひどく汚れており、黒い同心円がはっきりできています。こんなにもよごれた空気の中に居るわけです。砂はありませんでしたが。

私が子供の頃は埃は白いものでした。通気のいい古い家で、窓の桟など部屋の水平なところに指をさっと滑らせたらいつも白かったです。雑巾で拭いて濡れたら黒かったけど、乾いた状態では白いのです。それが乾いた状態でも黒くなったのは近所に大型店が立ち並び車が増えてから。今住んでいるところの近くにも交通量の多い道路があります。風上の国での経済発展に伴う影響も気になるところですが、それはかつて日本がしてきたこと。

今回シートを二週間ほったらかしてしまい、とんでもない黒さです。床で拭くものを、床に届く前にあそこである程度キャッチしているんです。床以外に降りる分も減っているでしょう。このシートの汚れを内側に折って、玄関の土足の部分の床を拭いて捨てました。

金魚の新しい部屋

2007-02-04 18:39:56 | いきもの・環境
金魚が水槽に引越しました。キューブ形でこちら向きの角はやや丸味付き。もう少しは大きくなっても大丈夫そうですが金魚がこれを卒業したらお花を生けられます。小さい中で隠れ場所を確保しできるだけのびのび泳がせるには?慣れないので端に藻や活性炭パックを置いてみるなどしましたが結局ガラス沿いに一匹が余裕を持って通れるスペースを作りその内側に藻などを配置。これで良かったようです。引越したばかりにしては落着いており、バケツよりは楽しいらしく、穏やかに色々な動きをし、藻と活性炭パックの陰に隠れて安心しているようです。それにしても格好わるい活性炭パック。金魚鉢の中で立てかけていた時にはガラスの丸みとの間を赤いリュウキンが何の用も無かろうにわざわざ通り抜け、臆病な黒出目が慌てた時に逃げ込んでいたものです。取り出そうと思う度にその陰に隠れられるとやっぱりできません。丸い中に居た頃は巨大に見えることもよくあって狭そうだったのが、今度は向こう側のガラスに映っているのか実物か、多い時には三倍の数に見えます。新しい部屋ではまだ心細いようで二匹はいつも以上に仲良しです。