確か6月28日の午後。職場のドアが開いている時に聴こえてきたのはクマゼミだったと思います。確かに暑いけど、まだ心の準備ができていないのにそんなのが聴こえてくるとちょっと困ります。
クマゼミの声は地方によっていろいろあるそうですが、ここらでは「ワシワシ」いっているといわれます。
ところが、クマゼミの声は「ミンミン」だと思っている人々が意外に多く存在します。県内ではそれなりに高い山奥にでも行かないとミンミンゼミは居ないというのに、普通の住宅街に住む人たちが自宅付近の蝉がミンミン鳴いてたと言います。そしてある時現場を確認。一緒に居て「ミンミン鳴いてる」と言ったその声はクマゼミでした。
ここらで圧倒的に多いのはクマゼミ。その人たちにとって蝉といえばあの声、そして蝉とは「ミンミン」鳴くもの。
蝉は何でもミンミンの人たちはわたしと同年齢からやや下の人たちでしたが、それ以外の世代では確認していません。
私が考えるのは漫画の影響です。夏の場面ではしばしば背景に「ミーンミンミンミンミーン」の文字列が、必ず改行されて、よく複数のコマに分かれて書かれていました。何故か大抵ミンミンゼミ。ほかの蝉ではムードがそぐわないか蝉だとはっきりわからなかったりするのでしょう。複数の蝉を表す為に部分が重ねて書かれたりしていました。そういうのを読んで、本物を聴いたことのない人は最初と最後が必ず「ミーン」だなんて知らないまま、たまに「ミーン」のこともあるんだろうという程度で、蝉の声は「ミンミン」なのだと子供の頃にしっかり憶えてしまったのではないでしょうか。家庭や学校で蝉の話題がほとんど出なかったら憶えたことは訂正されないままです。
漫画をよく読んだ世代とそうでない世代、漫画に蝉の声がよく出た時代のを読んだかどうか、都会育ちと田舎育ちで、蝉の声をどう聴いているか、おそらく違いがあるだろうと思います。
クマゼミの声は地方によっていろいろあるそうですが、ここらでは「ワシワシ」いっているといわれます。
ところが、クマゼミの声は「ミンミン」だと思っている人々が意外に多く存在します。県内ではそれなりに高い山奥にでも行かないとミンミンゼミは居ないというのに、普通の住宅街に住む人たちが自宅付近の蝉がミンミン鳴いてたと言います。そしてある時現場を確認。一緒に居て「ミンミン鳴いてる」と言ったその声はクマゼミでした。
ここらで圧倒的に多いのはクマゼミ。その人たちにとって蝉といえばあの声、そして蝉とは「ミンミン」鳴くもの。
蝉は何でもミンミンの人たちはわたしと同年齢からやや下の人たちでしたが、それ以外の世代では確認していません。
私が考えるのは漫画の影響です。夏の場面ではしばしば背景に「ミーンミンミンミンミーン」の文字列が、必ず改行されて、よく複数のコマに分かれて書かれていました。何故か大抵ミンミンゼミ。ほかの蝉ではムードがそぐわないか蝉だとはっきりわからなかったりするのでしょう。複数の蝉を表す為に部分が重ねて書かれたりしていました。そういうのを読んで、本物を聴いたことのない人は最初と最後が必ず「ミーン」だなんて知らないまま、たまに「ミーン」のこともあるんだろうという程度で、蝉の声は「ミンミン」なのだと子供の頃にしっかり憶えてしまったのではないでしょうか。家庭や学校で蝉の話題がほとんど出なかったら憶えたことは訂正されないままです。
漫画をよく読んだ世代とそうでない世代、漫画に蝉の声がよく出た時代のを読んだかどうか、都会育ちと田舎育ちで、蝉の声をどう聴いているか、おそらく違いがあるだろうと思います。