自転車をとめて初音の通学路
二月八日に今年最初の鶯の声を聴きました。雑な朝の空気の中をあまりに精妙な響き。立ち止まる余裕もなく、橋を渡ってしまうと駅へ走り出しました。半分は嬉しくて。
地味な商店街に続く細い道にある、名前は「こんごうばし」でももちろんコンクリート製の古ぼけた小さな橋。そこから樹木に覆われながら湾曲する川は不思議な安らぎの雰囲気を持っています。道の中でその橋から見る景色だけは違う世界です。鶯の声はそこから聴こえてきました。
昨日の朝はセーラー服にヘルメットのたくましげな中学生が自転車に乗ったまま、橋の上でじっとしていました。