
前の記事の続き
再び松代エリアへ。以下、今回の新作のうち、特に印象に残った作品の感想(カッコの数字は作品番号)。
古巻和芳+夜間工房の《繭の家-養蚕プロジェクト》(209)は、養蚕農家だった古民家で十数年ぶりに蚕を育て、その繭を素材に作品を制作したプロジェクト。いくつか作品があったけど、最も印象的だったのは繭で作った集落のジオラマ。二階の床に置かれた小さな箱のふたを開けると……。
リチャード・ディーコンの《マウンテン》(215)は、黒姫山を望む広場に設置された立体作品(冒頭の写真)。雄大な景色と人工的な広場・作品との対比が鮮烈だった。まさに極上のパブリックアート。
マーリア・ヴィルッカラ《TIRAMI SU 3 持ち上げて-行ったり来たり》(216)は、作家がこれまで発表してきたモチーフを民家の中に溶け込ませたもの。横トリで観た模型の動物が綱渡りをしている作品もあって懐かしい。
十日町エリアに戻って、レンタカーを返却。少し時間があったので、市街地の作品をいくつか回ることに。

レアンドロ・エルリッヒの《妻有の家》(82)は、公園内に建てられた一見フツー?の家(上の写真)。何も知らずに見た人は相当ビックリするらしい。同じ作家による金沢のプールと同様、人が多い時間に見る方が面白いかも。
十日町駅に戻り、ほくほく線と新幹線を乗り継いで無事帰宅。でも、また行くぞ!
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2006
新潟県十日町市・津南町全域(760km2の広さ!)にて、9月10日まで。
再び松代エリアへ。以下、今回の新作のうち、特に印象に残った作品の感想(カッコの数字は作品番号)。
古巻和芳+夜間工房の《繭の家-養蚕プロジェクト》(209)は、養蚕農家だった古民家で十数年ぶりに蚕を育て、その繭を素材に作品を制作したプロジェクト。いくつか作品があったけど、最も印象的だったのは繭で作った集落のジオラマ。二階の床に置かれた小さな箱のふたを開けると……。
リチャード・ディーコンの《マウンテン》(215)は、黒姫山を望む広場に設置された立体作品(冒頭の写真)。雄大な景色と人工的な広場・作品との対比が鮮烈だった。まさに極上のパブリックアート。
マーリア・ヴィルッカラ《TIRAMI SU 3 持ち上げて-行ったり来たり》(216)は、作家がこれまで発表してきたモチーフを民家の中に溶け込ませたもの。横トリで観た模型の動物が綱渡りをしている作品もあって懐かしい。
十日町エリアに戻って、レンタカーを返却。少し時間があったので、市街地の作品をいくつか回ることに。

十日町駅に戻り、ほくほく線と新幹線を乗り継いで無事帰宅。でも、また行くぞ!
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2006
新潟県十日町市・津南町全域(760km2の広さ!)にて、9月10日まで。
私が行ったときは、集落の方が作品の説明をして下さったのですが、
集落の方々の思い入れがひしひしと感じられる説明だったのが印象的でした。
あと、作品紹介でしたら『美術手帖』9月号の白坂ゆりさんの記事も参考になりますよ。
いろいろな方からご感想をいただき、私やスタッフはじめ、
蚕を飼って下さった集落の方も嬉しく思っています。
なお、私自身、毎週のように現地に行っていますが、
なかなか他の作品を見に行く時間がとれていません。
今後、他の作品を見に行くにあたり、この作品紹介ブログは参考になりそうです。