今日は雨の中展覧会巡り。
週末だけ天気が悪いのはナゼ?
まず、木場の東京都現代美術館(略称:MOT)(写真)へ。
すっかり足が遠のいたこの美術館。最近はアニメとか近代美術が多くなったんで、今月で期限が切れる「友の会」を続けるかどうか思案中。
mot annual 2005 life actually 愛と孤独、そして笑い
今回のMOTアニュアルは、女性キュレイターによる女性作家ばかりの展覧会。さらに、関連企画も上野千鶴子など、女性の講演ばかりで女性づくし。なんだか、東京オペラシティアートギャラリーで以前開催された、「ガール!ガール!ガール!展」を思い出す。ちなみに、イチハラヒロコと澤田知子は両方とも出展。
エスカレータを下り、地下の会場に入ると澤田知子の巨大な写真がお出迎え。しかも丸坊主で、その名も《SKIN HEAD》!「キヤノン写真新世紀2000」特別賞を受賞した出世作《ID400》も展示されていたけど、これはその拡大バージョン?あと、《School Days》も凄い。クラス写真をセルフポートレイトで合成しているのだが、よくもまあこれだけ髪型と表情を変えるものだと関心。先生も良いアクセントになっていた。
嶋田美子の作品は、部屋一室を使った参加型インスタレーション《箪笥の中の骨》。これは、観客が家族の秘密をポストに入れ、作家がそれを引き出しにしまったもの。引き出しを覗くと、戦争・差別・貧困・犯罪など壮絶な秘密が目白押しで、ちょっと欝な気分。でも、「18さい(原文ママ)」のほのぼのとした「秘みつ(原文ママ)」に、ほんの少し救われた。
鴻池朋子は、ナイフ・ナイフ・ナイフ!ミラーボールの光までナイフだった!《第4章 帰還―シリウスの曳航―》は、モチーフもぶっ飛んでいるが、書き込みも尋常ではない。その一方で、鉛筆画アニメ《MIMIO movie》は、可愛らしかったりと幅が広い。このほか、澁澤龍彦の小説『狐媚記』の挿絵や、これまた凄い書き込みの鉛筆画《Knifer life》も。
吹き抜けの展示室では、イチハラヒロコの巨大な文字が出現。相変わらずクスっとさせてくれる。部屋中央の《クロッキー帳。》は、作家のメモを拡大コピーしたもので、制作過程や裏話が分かって面白い。漢字で書くか、カタカナにするかなど、試行錯誤を繰り返していることがわかる。あと、タイトルになんとなく親近感を感じる《愛と笑いの日々。》も気に入った。この作品は、「愛」と「笑」の活字(金属製)を山のように積んだだけ。皮肉にも取れそうだけど、単純にこういうの好き。
後編に続く。
週末だけ天気が悪いのはナゼ?
まず、木場の東京都現代美術館(略称:MOT)(写真)へ。
すっかり足が遠のいたこの美術館。最近はアニメとか近代美術が多くなったんで、今月で期限が切れる「友の会」を続けるかどうか思案中。
mot annual 2005 life actually 愛と孤独、そして笑い
今回のMOTアニュアルは、女性キュレイターによる女性作家ばかりの展覧会。さらに、関連企画も上野千鶴子など、女性の講演ばかりで女性づくし。なんだか、東京オペラシティアートギャラリーで以前開催された、「ガール!ガール!ガール!展」を思い出す。ちなみに、イチハラヒロコと澤田知子は両方とも出展。
エスカレータを下り、地下の会場に入ると澤田知子の巨大な写真がお出迎え。しかも丸坊主で、その名も《SKIN HEAD》!「キヤノン写真新世紀2000」特別賞を受賞した出世作《ID400》も展示されていたけど、これはその拡大バージョン?あと、《School Days》も凄い。クラス写真をセルフポートレイトで合成しているのだが、よくもまあこれだけ髪型と表情を変えるものだと関心。先生も良いアクセントになっていた。
嶋田美子の作品は、部屋一室を使った参加型インスタレーション《箪笥の中の骨》。これは、観客が家族の秘密をポストに入れ、作家がそれを引き出しにしまったもの。引き出しを覗くと、戦争・差別・貧困・犯罪など壮絶な秘密が目白押しで、ちょっと欝な気分。でも、「18さい(原文ママ)」のほのぼのとした「秘みつ(原文ママ)」に、ほんの少し救われた。
鴻池朋子は、ナイフ・ナイフ・ナイフ!ミラーボールの光までナイフだった!《第4章 帰還―シリウスの曳航―》は、モチーフもぶっ飛んでいるが、書き込みも尋常ではない。その一方で、鉛筆画アニメ《MIMIO movie》は、可愛らしかったりと幅が広い。このほか、澁澤龍彦の小説『狐媚記』の挿絵や、これまた凄い書き込みの鉛筆画《Knifer life》も。
吹き抜けの展示室では、イチハラヒロコの巨大な文字が出現。相変わらずクスっとさせてくれる。部屋中央の《クロッキー帳。》は、作家のメモを拡大コピーしたもので、制作過程や裏話が分かって面白い。漢字で書くか、カタカナにするかなど、試行錯誤を繰り返していることがわかる。あと、タイトルになんとなく親近感を感じる《愛と笑いの日々。》も気に入った。この作品は、「愛」と「笑」の活字(金属製)を山のように積んだだけ。皮肉にも取れそうだけど、単純にこういうの好き。
後編に続く。
レビュー、なるほどーと頷きながら読ませていただきました。勉強になります!
またおじゃまさせてくださいね。
お褒めいただき、大変嬉しいです♪
これからもよろしくお願いします。
車で出かけられるので
軽い気持ちで出かけた展覧会。
とても面白かったです。
ふざけた文ですが
TBさせていただきました。
本当に面白かったですね。
MOTを見直しました。