今日は都内の展覧会巡り。印象に残ったものをいくつか。
中瀬康志展 -消えない地平- @INAXギャラリー2(京橋)
越後妻有アートトリエンナーレ2003で、古い民家を《儀明/劇場》(写真)にリノベーションした中瀬康志の個展。展示室に入ると、四方の壁には部屋を囲むように小さな棚があり、5センチほどの家の模型が500軒ほど棚の上に並ぶ。ところどころ家の代わりに壁に小さな鏡が立てかけてあって、覗き込むと家並みが無限に続くような感覚を覚えた。
6月28日まで、日・祝休廊。
mini-max @資生堂ギャラリー(銀座)
定兼恵子、佐藤勲、パク・ホンチョンによる三人展。紙の解説に「現代の『待つことを厭う』意識が現代美術を具象表現に向かわせた」という趣旨のことが書いてあり、観る側としてちょっと反省。出展作品は、ひたすら反復を行うミニマル・アート的なもので、膨大な手作業にしばし呆然。
7月31日まで、月曜休廊。
開館10周年特別企画映像展 超(メタ)ビジュアル-映像・知覚の未来学(後期) @東京都写真美術館(恵比寿)
前期を観て面白かったので再訪。チケットの半券で100円割引だった。展示替えの作品はあまりなくて残念だったけど、岩井俊雄の新作《モルフォビジョン~ゆがむ家》が良かった。家の模型が高速で回転するんだけど、光の点滅で家が止まっているように見え、点滅のパターンを変えると家がゆがんだり、切断されたように見える。これは面白い!
7月10日まで、月曜休館。
青山悟 「空気 コーヒー 東京の朝」 @ミヅマアートギャラリー(中目黒)
一見、ざらっとしたペインティングのような作品だけど、近づいて観るとすべて刺繍。さすがにミシンを使っているみたいだけど、気が遠くなりそう。モチーフは風景・動物・コーヒーのしみ等と多岐に渡っていて、なかでも《Good Morning Tokyo》が朝の清々しさに満ち溢れていて特に良かった。また、女性の下着を刺繍で描いた《lingerie》のリアルな質感に思わず苦笑。
7月2日まで、日・月休廊。
中瀬康志展 -消えない地平- @INAXギャラリー2(京橋)
越後妻有アートトリエンナーレ2003で、古い民家を《儀明/劇場》(写真)にリノベーションした中瀬康志の個展。展示室に入ると、四方の壁には部屋を囲むように小さな棚があり、5センチほどの家の模型が500軒ほど棚の上に並ぶ。ところどころ家の代わりに壁に小さな鏡が立てかけてあって、覗き込むと家並みが無限に続くような感覚を覚えた。
6月28日まで、日・祝休廊。
mini-max @資生堂ギャラリー(銀座)
定兼恵子、佐藤勲、パク・ホンチョンによる三人展。紙の解説に「現代の『待つことを厭う』意識が現代美術を具象表現に向かわせた」という趣旨のことが書いてあり、観る側としてちょっと反省。出展作品は、ひたすら反復を行うミニマル・アート的なもので、膨大な手作業にしばし呆然。
7月31日まで、月曜休廊。
開館10周年特別企画映像展 超(メタ)ビジュアル-映像・知覚の未来学(後期) @東京都写真美術館(恵比寿)
前期を観て面白かったので再訪。チケットの半券で100円割引だった。展示替えの作品はあまりなくて残念だったけど、岩井俊雄の新作《モルフォビジョン~ゆがむ家》が良かった。家の模型が高速で回転するんだけど、光の点滅で家が止まっているように見え、点滅のパターンを変えると家がゆがんだり、切断されたように見える。これは面白い!
7月10日まで、月曜休館。
青山悟 「空気 コーヒー 東京の朝」 @ミヅマアートギャラリー(中目黒)
一見、ざらっとしたペインティングのような作品だけど、近づいて観るとすべて刺繍。さすがにミシンを使っているみたいだけど、気が遠くなりそう。モチーフは風景・動物・コーヒーのしみ等と多岐に渡っていて、なかでも《Good Morning Tokyo》が朝の清々しさに満ち溢れていて特に良かった。また、女性の下着を刺繍で描いた《lingerie》のリアルな質感に思わず苦笑。
7月2日まで、日・月休廊。
僕もミヅマアートギャラリーに土曜日に行ってきたのですが(例によって午前中なわけですが)、今回の青山さんの作品は強烈ですよね。
で、あれはコーヒーの染みでしたか...てっきり泥の染みと思って、「榎倉みたいだ!」とひとり盛り上がってました。
刺繍だというのは前から知ってたのですが、それでも十分に刺激的な作品の数々でした。
コーヒーは展覧会タイトルにも入っていますね。私はてっきりモーニングコーヒーだと思っていましたが。